ミュージシャン・岡村靖幸と斉藤和義による音楽ユニット『岡村和義』が12月5日に都内で『GQ MEN OF THE YEAR 2024』授賞式に『ベスト・コラボレーション賞』を受賞したことから登壇。その直前のフォトコールやトークセッションに姿を見せた。
『GQ MEN OF THE YEAR』は『GQ JAPAN』(コンデナスト・ジャパン)が開催している、ジャンルを問わずその年に圧倒的な>活躍を見せた方を称えるという趣旨で開催しているアワード。今回、杉咲のほか、AURALEEデザイナー・岩井良太氏、音楽ユニット『岡村和義』、陸上女子やり投げ日本代表の北口榛花選手、俳優・杉咲花、仲野太賀、『Number_i』、バレーボール男子日本代表/キャプテンの石川祐希選手、タレント・ファーストサマーウイカ、プロスケートボーダー・堀米雄斗選手、現代美術作家・村上隆氏が受賞したことが発表となった。
今回の『ベスト・コラボレーション賞』の受賞理由として、「ソロアーティストとして30年以上活躍してきた岡村靖幸と斉藤和義がユニット結成を発表したのは、2023年末のこと。翌年1月の『I miss your fire』を皮切りに、5ヶ月連続で曲をリリース。5月からは全国8ヶ所12公演のツアーも行った。また、カジュアルにトークをするPodcast「POD OKUMADE -ポッド、奥まで」も人気に。それぞれのキャリアを十分に積んだ、異なる個性を持つ2人のシンガーソングライターによるスペシャルユニットは、音楽界に大きな影響を与えている」と説明がされている。
フォーマルな装いで登場した2人。岡村は受賞に「ありがたく、嬉しく思っております」とコメントをすれば、斉藤は「『ベストコラボレーション賞』で、結成してすぐに『メン・オブ・ザ・イヤー』を頂けて嬉しいです」。
“●●オブ・ザ・イヤー”をお互いに贈り合うなら岡村は「もともと、とても仲がいいんですけど、仕事でも相棒としてバディとして、駆け抜けさせていただいたので、『ベスト・バディ・オブ・ザ・イヤーと彼につけたいなと」と言った直後、斉藤へボソリと「変なこと言うなよ。絶対言いそうだから(笑)」と釘を刺すという、信頼しているからこそのやりとりが。すると斉藤は「ベスト・仕事・オブ・ザ・イヤーですかね。前からスタジオに2人で入っては曲作りをしていて23年遊びながらですけどしていて。毎月配信もしていくということでしっかりなきゃというとでやって」と、曲リリースに多忙だったそう。
それでも岡村としては、「月一でリリースし続けて」と大変だったそうだが、それと同時に「充実感があって。新鮮な気持ちでやれたなって思っています」と、笑顔が浮かんだ。
1年で最も印象的だったことへ、斉藤は「ツアーをやれたことでしょうかね。知り合って10年。楽器のあるお店でセッションして遊んで何かできたらいいねと言っていて。それが実現して」というと岡村も「その辺り感無量なところがあります」とうなずいた。
来年以降の目標としては、斉藤は「岡村ちゃんの結婚ですかね。結婚目標でしょ?」というと、岡村は即、「結婚は目標じゃないです」と否定するやり取りが。岡村としては、「ささやかなところでいうと健康ですかね。大きく言えばツアーを海外でできたら。せっかく2人でやってるので。そういうところの野心は表には出しませんが静かな野心を持っています」とのこと。斉藤は「期間限定(ユニット)というわけでもないですし、もっともっとそれはアルバムも出していけたらいいなとか、それが続けばいいなとか、もっともと聴いてもらって、知ってもらえるようになったら嬉しいなって思ってます」と、広がりを願っていた。
その後のトークセッションでは、リフレッシュ方法やリラックスへのこだわりについて質問が。これに斉藤は「リフレッシュは旅行とかDIYですかね。ここ数年はギターを自分で作っているのですが、時間を忘れて没頭しています。ギター造りの魅力は、四角い板を切ってギターの形になると嬉しくなって、磨いたりして、音が出るようになるとさらに感動があるんです」と無上の喜びがあるというものづくりを。岡村はその斉藤の姿を「ぼくも何度も見たことがあります!」と証言しつつ、自身としては「僕は仕事をしているときにリラックスできるのですが、しいて言えば浅草寺に行くことです」と、明かしていた。
取材・撮影:水華舞 (C)エッジライン/ニュースラウンジ