『「進撃の巨人」-the Musical-』(演出:植木豪)公開ゲネプロが12月13日にTOKYO DOME CITY HALLで開催。キャストの熱気ほとばしる演技と歌唱、アクションなどで来場者を圧倒するステージを繰り広げた。
漫画家・諫山創氏が2009年から2021年にかけ『別冊少年マガジン』(講談社)にて連載し、コミックス累計発行部数1億4000万部を突破の大人気漫画『進撃の巨人』を舞台化。2023年に日本初演を上演し大好評のまま幕を閉じ、2024年10月にアメリカ・ニューヨークで初の海外上陸を果たし大成功のうちに終演。そして、本公演の日本凱旋公演となる。
開演前の場内では、こうした舞台などではおなじみの注意事項が読み上げられるが、その最後のタイミングで巨人に襲われたかのような音も差し込まれており、雰囲気満点。
劇中で主人公のエレン・イェーガーらが所属することになる調査兵団の状況や、その無念さなどが楽曲や芝居に乗せて描かれたり、大切な存在をも奪われていくエレンの心の叫びなども舞台上で表現されることに。緊迫感あふれるだけではなく、人数の多さをいかして、セリフのないキャストはキャラクターの性格を踏まえてのお茶目な演技を披露し、クスリと笑えるような遊び心も挟まれる。
歌唱や一糸乱れない団体でのダンス、照明による演出。さらに、『進撃の巨人』という作品を象徴するワイヤーによる素早い空中移動が可能となる『立体機動装置』での移動、人の背丈はるかに超える巨人の登場など、見どころ満載のステージを繰り広げていた。
全編日本語での上演となるが、ステージの両サイドには英語字幕もつけられるものとなった。また、ニューヨーク公演で好評だった劇中曲『Now or Never!』のシーンのみ写真・動画の撮影が可能。同楽曲はキャスト多数が舞台上で歌い踊るもの。SNSへの投稿もOKとなっている。
「進撃の巨人」-the Musical-東京凱旋公演は12月13日から12月22日までTOKYO DOME CITY HALLにて、大阪公演は2025年1月11日から1月13日までオリックス劇場で上演予定!
■出演
エレン・イェーガー:岡宮来夢
ミカサ・アッカーマン:七木奏音
アルミン・アルレルト:小西詠斗
ジャン・キルシュタイン:福澤 侑
マルコ・ボット:泰江和明
コニー・スプリンガー:高橋祐理
サシャ・ブラウス:星波
ハンネス:村田 充
キース・シャーディス:林野健志
ディモ・リーブス:冨田昌則
カルラ・イェーガー:舞羽美海
グリシャ・イェーガー:唐橋 充
ハンジ・ゾエ:立道梨緒奈
リヴァイ:松田 凌
エルヴィン・スミス:大野拓朗
◯Blade Attackers
Toyotaka RYO gash! SHINSUKE HILOMU Dolton KENTA GeN KIMUTAKU
下尾浩章 横田 遼 橋渡竜馬 白濱孝次
中西彩加 安川摩吏紗 松本ユキ子 陸 NONN 河島樹来 加藤貴彦
※記事内写真は(c)諫山創・講談社/「進撃の巨人」-the Musical-製作委員会2024