俳優・佐藤健、永野芽郁が12月13日に東京・丸の内ピカデリーでW主演映画『はたらく細胞』(監督:武内英樹/配給:ワーナー・ブラザース映画)初日舞台あいさつを俳優・芦田愛菜、山本耕史、阿部サダヲ、武内監督とともに開催した。
漫画家・清水茜氏が『月刊少年シリウス』(講談社)で連載していた細胞を擬人化して描く作品が原作。現在まで数々のスピンオフ作品が発表され続けており、シリーズ累計発行部数1000万部を超えるメガヒット作なっており2018年にはアニメ化もされ人気を博している。永野は赤血球役、佐藤は赤血球とともに体内を守る白血球役を演じている。
黒のラメが入ったセットアップで登場した佐藤。満員の劇場を見回し、「毎回思っているんですが、公開初日にこうしてきてくださるお客さんがいて……寒い中ありがとうございます」と、集まってくれた観客に感謝するとともに「みなさんの体内に僕たちがいます。自分を大切にするきっかけになればと思っています」と、気持ちを伝える。
試写会などもしてきた本作へ周囲の反響は?という質問が挙がると、永野が「健さんと力をあわせて作品を広める活動をしてきました。母親からは『笑って泣いてとは聞いてたけど、泣く分量が多い』」という感想をもらったそう。佐藤も「僕も母から『笑って泣いてとは聞いていたけど、“泣いて”の分量がこんなに多いとは思いませんでした』『エンディングはあれしかなかったの?』と寂しがってもいました」と、同じ感想が返ってきたのだといい、本作の宣伝文句である「キャッチコピーに嘘はないです」と話した。ちなみに、佐藤は母親へ「だから、“ああするしかなかったんだよ”って返しました」と、声色を一層優しくして状況を再現していた。
トークでは筋肉隆々なガタイのいいキラーT細胞を演じた山本が、普段からプライベートでも筋肉キャラで知られていることを前提に、佐藤は「重そうでした。アクション部の絡む方も本当に吹っ飛んだりするくらい、パワーが強すぎて、悲しい怪物みたいになってた」と、山本の鋼のような肉体について描写していた。
続けて共演者とのかつての共演の思い出を披露していくコーナーを開催。芦田が5歳のころに共演したという佐藤は「覚えてないね」と話しかけると芦田は苦笑いしてうなずきつつ、「大人になってもいい意味で変わらなくて。そのまま育ってもらえれば」と声をかける。さらに、白血球役として、「あなたを守るために命をかけたかいがありました」とも優しく語りかけていた。ちなみに阿部について、佐藤は「大きくなられて素晴らしい」と、解像度の低いコメントをして笑いを誘いつつ、「共演の方から阿部さんの噂は聞いていて美容への意識は高いと聞きました」というと、これには心当たりがあるのか阿部は苦笑いでうなずいていた。
ほかにも、最近笑ったことは?という質問が飛ぶと、佐藤は阿部とのエピソードとして「番宣でバラエティーの『ニノさん』(日本テレビ系)の収録したんです。それで阿部さんが楽しくて笑いました。奇跡が起こって流石だなって。今年1番笑ったかも」というほど爆笑したそう。まだオンエアされていないそうだが、阿部も「健さんがあんなことになるなんてということが起こってます」と、期待感を煽っていた。
そして、佐藤から「日本中を元気にできる映画だと思っています。みなさんの力をお借りして盛り上げていければ。宣伝期間も楽しくて、終わっちゃうのが寂しいので、またこう盛り上がることができたらなと思っています」と作品への思い入れを語って締めくくった。
映画『はたらく細胞』は公開中!
取材・撮影:水華舞 (C)エッジライン/ニュースラウンジ