俳優・窪塚洋介、アイドルグループ『KAT-TUN』亀梨和也が12月17日に東京・六本木のDMM社内でW主演ドラマ『外道の歌』(DMM TV)配信記念ウォッチパーティーを開催した。
『ヤングキング』(少年画報社)で2014年より連載された『善悪の屑』の第2部として2016年から2023年まで発表された『外道の歌』がDMM TVのオリジナルドラマとして実写化。凶悪な犯罪に巻き込まれた被害者や遺族が無念を晴らすために訪れるカモメ古書店の“カモ”鴨ノ目武役を窪塚、相方の“トラ”島田虎信役を亀梨が演じ、白石晃士監督がメガホンをとる。
以下、公式レポート部分。
DMM TVオリジナル作品として、12月6日より配信が開始されると、非道に突き進む復讐屋カモとトラの壮絶な制裁シーンが衝撃的でSNSを中心に大きな話題となっている本作。ドラマの配信が始まってからの反響を聞かれると、窪塚は「すごく反響が来てますね。亀ちゃんがいいと!俺も出てるよと答えてます(笑)。とても評判がいいです」と言い、亀梨は「原作を読んでいた友達から“めちゃくちゃいいね、ハマってるね”と言っていただけて、関西の友達からも関西弁について“すごく自然体だね”と言ってもらえて、すごく反響がありました」と周りの反応を明かしていた。
本イベントは“配信記念ウォッチパーティー”と題し、DMM TV公式YouTubeで配信が行われ、リアルタイムで送られるコメントや、撮影を振り返りながら特別編集版の第1話鑑賞するイベント。第1話の上映が開始され、初日に撮影が行われたという、冒頭の窪塚演じるカモと、亀梨演じるトラが働く「カモメ古書店」のシーンについて亀梨は「このシーンはリハを合わせたら20回くらいやりましたね」と振り返り、窪塚も「(亀梨の声が)うるさかったよね(笑)」とコメント。リハーサルから本番のような声量で挑んだという亀梨に窪塚は「“もう大丈夫だよ”と言ってくださって」と亀梨の声を気遣い声掛けをしていたことを話していた。
またトラの関西弁での自然なセリフを聞いた窪塚は「完璧な関西弁なんじゃないですか!」と亀梨を称賛していた。上映中、亀梨の長い前髪のビジュアルについて話が振られると亀梨は「当時なんでそんなに前髪が長いの?と聞かれていたりしたんですけど、言えなかったんですよ」と話すと、窪塚が「照れちゃって?(笑)」とツッコミを入れる。これに、亀梨は「前髪ちょっと長いことになんで照れるんですか!」返し、仲睦まじい様子を披露。
ドラマを観進めていくと、第1話では菊地姫奈が演じる大高香織を、前原瑞樹演じる長久保豊がストーキングするシーンが流れ、視聴者からのコメントで“怖い”、“リアルすぎる”などの反響が寄せられ、それに対し、亀梨は「ホラーではないですよね。リアリティがあるから、女性はより怖く感じるかもしれません」と反応していた。
続き大高香織の母である、赤間麻里子演じる静江がカモとトラに依頼をするシーンでは、亀梨は「本当にイラっとしますよね。脅されてついて行ってしまうということも世の中にはたくさんあると思うので、リアルですね。本当にいろいろ考えさせられました」とドラマを率直な感想を述べていた。場面が変わり、カモがサングラスで運転しているシーンが流れると、「夜道をサングラスをかけて運転するのは危ないですからね、薄暗いところで本を読むのも目が悪くなるので」と呼びかけ、笑いを誘っていた。またカモが制裁シーンで話す「もう二度とウンコできないねえ」というインパクトの強い台詞については「もう二度と言わないセリフだよね(笑)」とコメントしていた。
第一話鑑賞終了後、改めて視聴者と共に鑑賞した感想を問われた窪塚は「生まれて初めての体験なので、どこまで言っていいのかなと考えながらでしたけど、新鮮でしたね」、亀梨は「漫画原作の作品であってフィクションではあるのですが、僕らもリアルの社会との結びつきを考えさせられるというか、社会派な作品だなと感じました」と言うと、窪塚が「亀ちゃんがアツい男だということが再確認しました」と亀梨が鑑賞しながら、第1話の加害者である長久保豊へ怒りを覚えるコメントを複数言っていたことを話すと、亀梨は「一視聴者として楽しませてもらいました」と集中しながら鑑賞したと振り返っていた。
今週20日(金)より配信となる第3話の見どころについては、窪塚は「カモがなんでカモになったかというのが分かるエピソードだと思います。そこの部分が原作を読んだ時にキツすぎて、この作品はできないとお断りしようと思ったシーンなので是非観ていただきたいです」と、その過激さに作品のオファーを断ろうと思った理由でもある内容が第3話で描かれていることを明かした。
亀梨は続き、2話以降のみどころを「作品の構成が変わって過去が出てきたり、僕が連ドラなどでも経験のないような作り方になっているので楽しみにしていただきたい」と作品の見どころを話していた。また先日追加キャストとして解禁となった、ゴアゴアコミック出版の漫画編集者で作家志望ではあるが、裏では取材と称して殺人を繰り返すサイコパスの園田夢二を演じた森崎ウィンとの共演について窪塚は「天才だな思った」と始めるも、「ちょっと体鍛えすぎじゃない?」と森崎の印象を言うと、亀梨が「撮影の空き時間でジムに行ったらしく、パンプアップしていて(笑)」と森崎が強そうになっていた裏話を明かしていた。
他にも第1話の最後に登場した開成奈々子役を演じた南沙良の裏話について窪塚は「沙良ちゃんが、(台詞)を噛んでしまっても何事もなかったように最後まで言い続けるので、それに笑ってしまった僕がNGみたいになるというエピソードはありました」とコメントしていた。また視聴者からのコメントで「トラのお気に入りの服装について」伺われると、亀梨は「スカジャンの自分好きです!」と断言し、会場を笑いに包んだ。また改めて関西弁で大変だったシーンについて問われると亀梨は「全部ですよ。寝る前に(関西弁を)聞いていました。音で覚えるんですけど、根が標準語なので、音と感情の一致に苦労しました」と撮影当時を振り返り、窪塚は「本当に耳がいいんだと思う」と亀梨を称賛。
最後に亀梨は「本日はご覧いただきありがとうございました。まだまだ続きますので、是非ご覧いただきたいなと思います。感想を発信いただけるとエネルギーにもなるのでよろしくお願いいたします!」、窪塚は「今この時代を生きていくエネルギーになったり、力になるいいきっかけになる作品なのではないかなと思います」と締め、イベントは終了した。
※記事内画像は(c)DMM TV