アイドルグループ『なにわ男子』大西流星と藤原丈一郎が12月19日に東京・丸の内ピカデリーでアニメーション『劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師』(監督:藤森雅也/配給:松竹)前夜祭イベントに声優・高山みなみ、田中真弓、一龍斎貞友、関俊彦とともに登壇した。
アニメ化以降、幅広い世代に愛されている尼子騒兵衛氏原作の“忍たま”の略称でも親しまれている人気コンテンツ『忍たま乱太郎』。そのなかでもファンの間で高い人気を誇っている『小説 落第忍者乱太郎 ドクタケ忍者隊 最強の軍師』を映像化した作品となる。脚本は同書の著者であり、テレビシリーズも手がけてきた阪口和久氏が担当していることも特徴だ。
大西は桜木清右衛門(さくらぎ・せいえもん)役、藤原は若王寺勘兵衛(なこうじ・かんべえ)役を演じる。2人の声を当てるキャラクターは2人とも忍術学園の卒業生という設定。実は、この2人のキャラクターは、今作のために尼子氏が考案した完全オリジナルキャラクターで、2人が作り上げるものとなっている。
イベントはライブビューイングが行われるなかでのものとなり、原作者の尼子騒兵衛氏もライブビューイングで見守っているとのことで、キャスト一同にこやかにカメラに手を振る様子が。
いよいよ明日12月20日に公開を迎える。大西は「声優というお仕事が初めてで、右も左も分からない中で、藤森監督が収録の進め方を教えてくださって。幼い頃から大好きだった忍たまの世界に入ることができるのということと忍たまの中のみなさんと一緒に並べることも嬉しくて。TVアニメでは、ほっこりするんですけど、映画では涙腺がこんなに崩壊するんかというくらい」と、感動作になっていると話す。司会からいまの心境はドキドキorワクワク?という質問がされると大西は「ワクワクですね。いろんな角度から殴られたり蹴られたりとかっていうシーンもあって、新しい経験をすごくさせて頂きました」と話していた。
続く藤原は、「まずは僕と大西は素晴らしいレジェンドの声優のみなさんと一緒にいま登壇できるということに喜んでて」と、いまの心境から話す。そのレジェンド声優陣とは裏で話しているときにも「目をつむると(貞友演じる)しんべヱとしゃべってる!って気持ちになって」と、テンションもアガったのだとか。作品へは「涙腺にくるものもあって。大人のみなさんも観終わった後に心温まる作品になっています」と、大西と同じくな気持ちを伝えていた。
続けてアフレコの話題へ。大西と藤原は初の声優出演を果たしたが高山は、「初めてって聞いてビックリして、全然そうは思えないです!一番難しいのはアクションのシーンでもアドリブも対応されてて。リズム感とか反射神経が良いんじゃないかな」と感じ入ったといい、貞友も「気迫というか、その状況の中でどういう気持ちで、ナマの感情でやっているなと思って」と驚いたそう。関は速く流れていくアクションシーンをしっかりやりきれる2人をたたえたり、藤森監督も「直前でどいうキャラクターで、どういう心持ちで臨んでいるということを伝えて、内容に触れるので詳しくは言えないんですけど、信じっれないくらいスムーズに終わって。器用だなとか、度胸があるなって感じました」と舌を巻くほどだったそう。
これに大西は「一生分褒められた」と照れ笑い。なお、アフレコ時は、絵もあまり完全にできあがった状態ではないなかでのアフレコだったそうだが藤原は「そういうものなんだってと思ってやってました」とサラリと話していたが、初めてアフレコに臨む人が一発で感情を込められることもすごいと称えられてもいた。
さらに、大西と藤原は一緒にアフレコしていたそうだが、大西によると「アフレコ風景も撮影されていたので衣装を着ながらアフレコしていたんです。そうしたら藤原が『暑いわ』と言いながら、最後に裸になるんちゃうかというくらい脱ぎだして」といい、藤原は「Tシャツになってました」と、アフレコ時のことも回想していた。
また、本作テーマ曲は『忍たま乱太郎』お馴染みの楽曲『勇気100%』、主題歌は『ありがとう心から』となっている。どちらも『なにわ男子』歌唱となっているが、『ありがとう心から』への感想が振られることもあった。
『劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師』は12月20日より劇場公開!
取材・撮影:水華舞 (C)エッジライン/ニュースラウンジ