TVアニメ『SAKAMOTO DAYS』ステージが12月21日に千葉・幕張メッセで開催されたジャンプフェスタ 2025内で開かれ坂本太郎役の杉田智和、朝倉シン役の島﨑信長、陸少糖役の佐倉綾音が登壇した。
漫画家・鈴木祐斗氏が『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載している作品。元・伝説の殺し屋である坂本太郎が、愛する家族との平和な日常を守るため、仲間と共に迫りくる刺客と戦う、殺し屋アクションとなる。
以下、公式レポート部分。
メインキャストがステージに登場した瞬間、場内のボルテージは早くも沸点に。この絶景に杉田は「放送前なのにこれだけたくさんの方が来てくれている…。それだけアニメへの期待が詰まっているとダイレクトに感じられて嬉しいです」と喜色満面だった。
すると島﨑が「打ち合わせの際に杉田さんが『盛り上がっていなければ信長とキスでもするか!?そうすればギャー!となって盛り上がるだろう』と言っていた」とまさかの暴露をすると、佐倉は「その時の杉田さんの言い方も含めて面白かったので…。逆に盛り上がらなければいいのになぁとちょっと思いました!」とムフフ顔で明かして、場内爆笑となった。
本作は週刊少年ジャンプにて2020年から連載が開始され、累計発行部数700万部突破の大人気バトルアクション漫画のテレビアニメ化。愛する家族との平和な日常を守る為、元伝説の殺し屋が迫り来る刺客に挑む、日常×日日常のネオアクションストーリーだ。
原作漫画の面白味について杉田は「中年男性が主人公というのが少年ジャンプでやる漫画として珍しいのではないか。普段は太っているのに一瞬で痩せられるって…漫画って素晴らしいな」と羨ましそうで「僕なんて『役作りのために太ったの?』と言われてます!」と自虐ネタで笑いを誘っていた。
島﨑は原作漫画の魅力を「見えている闇鍋」と表して「個性豊かなキャラ、過激な設定、派手なアクション。それらが投入されている闇鍋のような漫画。そこでもしダイナマイトが爆発しても、鍋本体は壊れない。そして食べたら結果美味しいという。アクションも日常と地続きにあるので、突飛な設定もこの世界観の日常としてはありだと思わせてくれる」と分析した。
一方、佐倉は「原作を読んだ時に、漫画表現の面白さに度肝を抜かれました。ページをめくった時の仕掛けなどがあって、油断していると胸がギュッ!となる。これをどうアニメにするのだろうかと気になった」とアニメ化に興味津々だった。
杉田は演じた坂本について「イメージをコントロールする達人で、それによっていつの間にか相手よりも優位に立っている。だから伝説レベルの偉大な殺し屋になっているのかなと思った」と分析。島﨑は演じたシンについて「パッと見は10代くらいの若いお兄ちゃんだけれど、実は二十歳を超えていて意外と経験を積み重ねている人だったりする。でもルー程の才能に溢れているわけではないし、坂本さんほど凄くはない。それを自覚したうえで頑張っていくようなキャラクター」と解説。佐倉は演じた陸少糖について「一見可愛らしい女の子だけれど上品ではない。仕事も人への気遣いも出来なくて、戦い方も肉弾戦。動きがあって演じていて面白いけれど、ヒロイン?と聞かれると…自信がない」と照れ笑いだった。
イベントでは、完成ほやほやのメインPV第2弾がConton Candyによるエンディング・テーマ『普通』と共にビッグスクリーンで放映。さらにORDERメンバーの豹を安元洋貴、篁を大塚芳忠、殺し屋の殺しを遂行する謎の人物・×(スラー)を浪川大輔が演じる事も発表された。新たなキャスト陣発表に登壇者たちは「見た通りのキャスティング!」「もう実写版!?」と大喜びだった。
さらにステージ上に坂本さんの着ぐるみが乱入!キャスト陣から「ふ、不審者か!?」「中年オジサンの着ぐるみって…。攻めているアニメ!」などと怪しまれた坂本さん着ぐるみだったが、鈴木祐斗先生からの手紙を預かっていた。
鈴木先生は「アニメがもうすぐ始まります。いろんな方に楽しんでもらえると嬉しいです!原作の方もこれから盛り上がっていきますのでよろしくお願いします」とのコメントを寄せて拍手喝采となった。
キャスト陣それぞれが原作からのお気に入りの1コマをプレゼンするコーナーでは、それぞれが原作愛を語るなどステージは終始大盛り上がりで、あっという間に終了の時刻に。
最後に佐倉は「順調にアフレコを終えたので、後は皆さんにどのように届くのかが気になるところです。アニメーションならではの表現を楽しみにしていてください!」とアピール。島﨑は「作品もキャラも役者も?濃くて、毎週楽しくアフレコに臨んでいます。皆さんにも楽しんでいただけたら幸いです。そして…原作の続きも気になる!」と期待。杉田は「普通の日常が、今までにないことが起きて変わってしまう。それが良いものであればいいけれど、悪いものだとしたら?それは死なないように死ぬ気で守るでしょう!ファミリーの平穏は必ず守ります!」と力強く坂本として宣言していた。
そしてキャスト陣からの「SAKAMOTO!」との呼びかけを受けて、大勢の観客が「DAYS!」とのコール&レスポンス。最後の最後まで大盛況のステージとなった。
※記事内画像は(C)鈴木祐斗/集英社・SAKAMOTO DAYS 製作委員会