『TVアニメ放送10周年記念 LoveLive! Orchestra Concert』<再演>Day2が1月5日に神奈川・パシフィコ横浜で開催。東京フィルハーモニー交響楽団と指揮者の中田延亮氏をはじめ、スクールアイドルグループ『μ’s』の高坂穂乃果役の新田恵海、南ことり役の内田彩、西木野真姫役のPile、星空凛役の飯田里穂、東條希役の楠田亜衣奈がコーラスを添えてステージを彩った。
人気コンテンツ『ラブライブ!』シリーズのオーケストラコンサート。2024年3月30日と3月31日に初開催されており、その<再演>と銘打った公演。楽曲の演奏を通して、シリーズ第1作目『ラブライブ!』のTVアニメ1、2期を順を追って追体験できるような構成となっている。
演奏楽曲は昨年3月の公演と同じ構成で、指揮は栗田博文氏から中田氏に。楽曲『START:DASH!!』の演奏は3度あり、3度ともTVアニメのシーンにあわせた曲調や演奏で魅せるものに。
その1度目はTVアニメ1期2話の真姫がピアノで伴奏して1人歌唱しているようにあわせて会場の演奏もピアノがメインで響くもの。
2度目の演奏ではTVアニメ1期第3話の観客がほとんどいないステージのなか穂乃果、ことり、園田海未の3人で全力のパフォーマンスを見せる状況にあわせるように、曲調はどこかしっとりと。ピアノと弦楽器を主体とした構成に。
そして3度目の楽曲は、TVアニメ1期第13話に第3話と同じ場所で満員の観客が詰めかけるなかメンバーが9人にそろってのラストシーンにあわせるように、ピアノ、弦楽器とともに陽気なタンバリンや、金管楽器も加わり、きらめきがあふれるような明るい曲調の構成となっていた。
休憩を挟んで約3時間のコンサート。アンコールでの楽曲『Snow halation』をオーケストラ演奏とともに5人が歌唱。楽曲終盤の歌詞の『♪届けて切なさには~』の瞬間からは観客たちが白のサイリウムから、UOと呼ばれるオレンジ色のサイリウムを手に持ち、場内がオレンジ色の光で満ちる瞬間も。
そんな歌唱が終わり5人が1度袖に下がると万雷の拍手に迎えられて再び登壇。キャスト1人1人からそれぞれがあいさつした後に、新田が代表して、「私たち『μ’s』にとっても思い出がたくさんある、このパシフィコ横浜 国立大ホールでこうして『ラブライブ!』シリーズの15周年の始まりを迎えられたことを本当に嬉しく思います。あらためてになりますが、2025年も『ラブライブ!』シリーズ、『μ’s』をどうぞよろしくお願いします」と、メッセージを寄せた。
※記事内写真は(C) 2013 プロジェクトラブライブ!
文:水華舞
(撮影はオフィシャル提供のみで記事内写真はDay1のもの)