妻夫木聡主演で広瀬すず、窪田正孝、永山瑛太ら共演映画『宝島』9月19日より公開へ

妻夫木聡主演で広瀬すず、窪田正孝、永山瑛太ら共演映画『宝島』9月19日より公開へ1

 俳優・妻夫木聡主演で広瀬すず、窪田正孝、永山瑛太らが共演する映画『宝島』(監督:大友啓史/配給:東映 ソニー・ピクチャーズ)。本作が9月19日より公開予定であることが1月7日に発表となった。

 作家・真藤順丈氏が戦後沖縄を舞台に、史実に記されない真実を描いた作品で第160回直木賞をはじめ、第9回山田風太郎賞、第5回沖縄書店大賞を受賞している作品。実際に起きた事件を背景に物語が進行、当時の状況を徹底的に調べ尽くし、リアルな沖縄を再現している。クライマックスのシーンでは、延べ2000人を超えるエキストラも参加したものとなる。

 今回の公開日発表にあわせて超ティザービジュアル第2弾が公開。アメリカ軍に営業許可を受けた「Aサイン」を掲げるバーの前に、米軍関係者のものと思われる巨大なアメ車が置かれている。当時は右側通行で支払いはドル。全てをアメリカに支配された環境の中、どこか緊張感が漂ったものとなっている。

 ■ストーリー
 1952年、沖縄がアメリカだった時代。米軍基地から奪った物資を住民らに分け与える“戦果アギヤー”と呼ばれる若者たちがいた。いつか「でっかい戦果」を上げることを夢見る幼馴染のグスク(妻夫木聡)、ヤマコ(広瀬すず)、レイ(窪田正孝)の三人。そして、彼らの英雄的存在であり、リーダーとしてみんなを引っ張っていたのが、一番年上のオン(永山瑛太)だった。
 全てを懸けて臨んだある襲撃の夜、オンは「予定外の戦果」を手に入れ、突然消息を絶つ…。残された3人はやがて、憧れのオンの失踪の謎を追いながらも、「オンが目指した本物の英雄」を心に秘め、やがて警察、ヤクザ、小学校の先生になり、それぞれの道を歩み始める。
 しかし、アメリカに支配され、本土からも見捨てられた環境では何も思い通りにならない現実に、やり場のない怒りを募らせ、ある事件をきっかけに抑えていた感情が爆発する。

 そして、オンが基地から持ち出した”何か“を追い、米軍も動き出す――。
 消えた英雄が手にした“予定外の戦果”とは何だったのか?そして、20年の歳月を経て明かされる衝撃の真実とは――。

 ※記事内画像は(c)真藤順丈/講談社 (c)2025「宝島」製作委員会