舞台『花郎~ファラン~』へ和田雅成、和田琢磨ら「衣装もセットもすごく華やか」

舞台『花郎~ファラン~』へ和田雅成、和田琢磨ら「衣装もセットもすごく華やか」1

 舞台『花郎~ファラン~』(演出:ほさかよう)ゲネプロが1月7日に東京・THEATER MILANO-Zaで開催され直前にソヌ/ムミョン役の和田雅成、ジディ/チヌン王/サムメクチョン役の和田琢磨、スホ役の笹森裕貴、パンリュ役の田中涼星、ハンソン役の磯野亨、ヨウル役の松井健太、アロ役の岩田陽葵が囲み会見を開いた。

 本作は、2016年に放送された大ヒット韓国ドラマ『花郎<ファラン>』を舞台化した作品。激動の時代・新羅の王を守るイケメン精鋭集団・花郎達の友情、愛、成長物語を描いている。

 以下、公式レポート部分。

 ドラマを3時間の舞台にするにあたり、主演の和田(雅)は「ダイジェストにはしたくないという思いでこの作品に挑んでいます」と思いを吐露。「キャラクターの関係性に関して、どこでどう仲良くなっていくのか? 距離感の詰め方などは話し合いながらやってきました」と語り、和田(琢)も「稽古の前にドラマを全話見させていただきましたが、各キャラクターに良いシーンがたくさんあり、それを全部入れ込むのは難しいけれども、舞台ならではの『花郎~ファラン~』の世界観を凝縮したものができたんじゃないかと思います。新たな『花郎~ファラン~』の魅了をお伝えできるんじゃないかと思います」と手応えを口にする。

 大人気ドラマの世界初の舞台化となるが、プレッシャーの有無を問われると和田(雅)は「もちろんありますが、ありがたいことに、僕たちは2.5次元であったり、いろんな原作がある作品を挑ませていただく中で、作品への寄り添い方やお客様に向けての発信というのは、他の方よりも長けている部分があると思うので、そこは順応できたのかなと思っております」と語り、和田(琢)も「当然、世界的に大人気の作品ですから、お話をいただいた時のプレッシャーはありましたけれども、ここにいるキャストのみなさんは、心強い頼もしい方々ばかりなので、原作に負けず劣らず、とても良い仕上がりになってると思います」と共演陣への絶大な信頼と稽古場で積み上げてきたものへの自信をうかがわせた。

 本作の見どころ、ここを見てほしい!というポイントを各キャストに尋ねると、笹森は「衣装もセットもすごく華やかで、視覚だけで楽しめちゃうクオリティがあると思います」と語り「その中でも特にオープニングで全員が集まるシーンがあるんですけど、原作に出てくるあるシーンが再現されていて、僕もそのシーンを見て、あ、『花郎』だ! と思ったので、ぜひお楽しみにしてください」と期待をあおる。

 田中は「演出も舞台ならではの手法を使っているので、まず“舞台『花郎~ファラン~』”として楽しんでいただけると思います」と力強く語り、「僕自身、パンリュという役はキャラクター的に初めてに近い役で、自分にとっても初めての挑戦になると思います」と意気込みを語ってくれた。

 磯野は「舞台ならではのスピード感で進んでいくと思うので、目を離さずに見てほしいなって思うんですけど、ヨンシル役の中村まことさんが、すごく暴れてらっしゃって(笑)、稽古中から本当に笑わせてもらったので、そのシーンにも注目して観てほしいです」と語った。

 松井は「ドラマ全話を3時間にギュッとまとめているので、どのシーンも素敵なものになっています」と語り、さらに「(自身が演じる)ヨウルとしては、(磯野が演じる)ハンソンとのシーンであったり、花郎での生活を楽しんでいるヨウルの様子を見てほしいです」と呼びかける。

 岩田は「花郎のみなさんが本当に華やかで熱くて、舞台上でも舞をしたり、戦ったり、その場でお着替えしたり、本当に大活躍されています。ひとりひとり、個性のある魅力的なキャラクターになっているので、魅力ある熱い花郎での生活を楽しみにしてほしいです」とアピール。

 和田(琢)は「今回、劇場を広く使って、客席のみなさまのすぐ近くを通ったり、劇場いっぱいを使って表現しているので、観ている方も、花郎の一員になったり、花郎に恋い焦がれる女性たちになったり、様々な楽しみ方をしていただけると思います」と語り、和田(雅)は「稽古場からいろんな部分で、それぞれが足りない部分だったり、この作品に向けてやってきたことがしっかりと表現できれば、たぶん、それが素敵なものになってると思うので、それをお客様に見てもらうのと、僕たちがお届けできたらなと思っております」と開幕を前にしての思い、意気込みを語ってくれた。

 この日の囲み取材中も、カンパニーの和気あいあいとしたムードが伝わってきたが、稽古場の雰囲気や関係性について尋ねると、和田(雅)は「ムチャクチャ仲悪いです(笑)」と即答し、すぐさま共演陣からは「えー!?」「サイアク!」など困惑の声が……。和田(雅)は「この囲み取材に行くときも『よっしゃ、ボケよう!』とか言うヤツがいっぱいいて、すごくイヤでした(苦笑)」と暴露。隣の和田(琢)が共感するように「マジメにやらないとね」としみじみとうなずいていたが、和田(雅)は「てめぇが言ってたんだよ(笑)!」と怒りを交えてツッコミ、会場は笑いに包まれていた。

 また、王を守るための“イケメン精鋭集団”とされる花郎にちなんで、キャスト陣全員に「“美しさ”を保つ秘訣」を尋ねると、岩田は「よく笑うこと」、磯野は「睡眠」、笹森は「ポテンツァ(※美容健康機器)」、田中は「ドライヘッドスパ」、松井は「いまを楽しむこと……本当は鼻うがいです(笑)!」、和田(琢)は「腸活を頑張って、朝はR-1を飲んだり、夜はプラズマ乳酸菌を飲んでます」、そして、和田(雅)は「パックです。メイクをする時は毎日するようにしていて、化粧水と同じものを使うようにしてます」と明かしてくれた。

 そんな、和田(雅)について、見た目の美しさだけでなく、主演としての振る舞いのカッコよさに関しても、笹森が「雅成さんは殺陣がお上手なんですけど、稽古が終わった後、初めて殺陣をする方にもずっとつきっきりで『やろうよ』って言ってくださって。一番戦って、一番しゃべってヘロヘロになっているはずなのに、汗だくになりながら殺陣をやっている姿を見て『良いカンパニーやなぁ…』って思いました」と証言するなど、カンパニーの絆の強さをうかがわせた。

 取材の最後に和田(琢)は「『花郎~ファラン~』の世界観を余すとこなく、しっかりとみんなで協力し合って表現していきたいと思います!」と語り、和田(雅)は「誰ひとり欠けることなく公演を終えることを最大の目標としつつ、“花郎”として咲き誇りたいと思います」と力強く語り、囲み取材は終了した。

 その後、行われたゲネプロでは、会見の言葉にもあったように、ステージ上のみならず、客席通路まで最大限に使いながら、キャスト陣が躍動! 絡み合った複雑な運命に翻弄される者、己の出自、身分に葛藤を覚えながらも生きる道を探そうとする者など、様々な思いを背負いつつ、それぞれが“花郎”の一員として若きエネルギーを爆発させる。激しい殺陣のアクションあり、歌に舞、さらには半裸姿での沐浴シーンに生着替えも…!! それぞれのキャラクターの個性を活かしつつ、ドラマの魅力をギュッと凝縮させ、観る者を花郎の世界へと引き込む魅力的な舞台となっている。

 舞台『花郎~ファラン~』東京公演は1月8日から1月13日までTHEATER MILANO-Zaにて、大阪公演は1月17日から1月19日まで梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて上演予定!

 Based on the KBS drama “Hwarang” by Park Eun-Young.Licensed by KBS Media Ltd. (c) Park Eun- Young /2023 KBS/ Avex Pictures Inc. All rights reserved.