Nakamu、Broooock、シャークん、きんとき、スマイル、きりやんによる6人組ゲーム実況グループ『White Tails』（ワイテルズ）が1月9日に東京・日本武道館でWhite Tails『最初で最後が武道館』2日目公演を開催した。
2016年から活動し、Youtubeチャンネル登録者数は51.8万人（1月7日時点）、2025年1月17日をもって活動を休止することを発表している『White Tails』による日本武道館でのオフラインイベント。1月7日に急きょ追加公演で『SSS in 武道館』を、そして1月8日と1月9日に『最初で最後が武道館』と3Daysでの日本武道館でのイベント。チケットはどれも即完の反響ぶりとなっている。
【前編（White Tailsワイテルズ『最初で最後が武道館』2日目！「俺らの色しかない！」感激）より】
2企画目は、『シャークん＆スマイルのゲーム実況 Made by Broooock』。こちらは企画タイトルに入っている通りBroooockが時間をかけて作り上げ、本日も睡眠時間が2時間になるほど心血を注いで作り上げたオリジナルゲーム『ぶどう大冒険』をシャークんとスマイルが遊ぶというもの。客席中央に立てられたステージに、モニターやコントローラーなどが据えられるとともに、シャークんとスマイルには、実況中に事前に設定してあるNGワードを言うと罰として電流が流れる機材も取り付けられる。
ゲームは2人で協力して進めるゲームとなっており、凝ったギミックが次々登場。NGワードを言って2人ビリビリとしびれる様子も見せる中、仕様（？）を突いたスーパープレーも多数飛び出し、観客たちが爆笑で見守る瞬間がたびたび訪れる。そんなゲームを楽しんでいたメンバーたちだったが、なんとゲーム自体がフリーズしてしまい、クリアならず……。後日、プレー動画をアップロード予定とアナウンスした。ちなみに、NGワードには“ゴール”という単語も含まれており、仮に2人が見事ゴールした暁には2人がたぶんしびれるであろうオチも用意されていたそうだ。
3企画目は、ワイテルズの活動休止以降、農業の道へと進みたいと言っていたきりやんを主人公とした『きりやんの24時間里芋チャレンジ』なるコーナー。前日8日の公演後にNakamuからきりやんへ9種類の里芋の見た目と名前を覚えて、本日の公演で目隠しで触感や食感などで里芋の品種を当てるというもの。きりやんが1つ品種を当てるごとに場内には喝采があがったが、見事パーフェクトを達成し、観客たちも興奮といった様子で大きな拍手と歓声を送っていた。
4企画目はNakamuが手掛けた6人出演のコント『くしゃみ』の上演。ステージにはUFOキャッチャーや、太鼓の達人といったゲーム機が据えられ、6人はそれぞれの役を演じることに。シャークんは太鼓の達人をプレーしていたが途中からは片手での華麗なスーパープレーも披露したり、NakamuはBroooockの“彼女役”という設定なのかスカート姿で手つなぎで現れることもあり、観客たちを驚かせる一幕も。
その後、5企画目の準備のために、スマイルとBroooockが2人でつなぎのトークを開催。日本武道館での公演を振り返りこれまでの2日間は余裕があったそうだが「今日なんかおかしいなって感じで、いろいろ疲れとか積み重なってトラブったりとかあったんじゃないかなって」と、裏では多数の苦労があったそう。次の企画の準備のために時間が長めにかかったということで話題も尽きかける。ということで2人は観客たちに「話題を叫んで」とリクエスト……したが、その直後に5企画目の生バンド演奏へ。
グループ内で結成した“ワイテバンド”として、ボーカル・きりやん、ベース・きんとき、ギター・Nakamu、ドラム・シャークん、サポートギターにワイテルズのスタッフという5人構成で登場。場内が沸き返るなか、バンド『GOODWARP』の楽曲『夜市』を生演奏で歌唱していく。ド派手な炎演出やレーザー演出もあり、アリーナ席の観客たちは総立ちで熱狂といった様子。
MCではきりやんから「日本武道館でやるためにNakamuがやらせてください！と（『GOODWARP』関係者に）頼み込んでやらせて頂きました」と演奏にこぎつけた経緯が。次のナンバーへ、きんときは「お察しだと思いますが（『SEKAI NO OWARI』の）『虹色の戦争』……ではなく（笑）。Nakamuが作詞を担当した『ジブンシ』です」と、曲名をコール。アップテンポの楽曲となっており、その歌詞には『足跡を振り返る ここがスタートさ』と、まさに本公演にふさわしいような歌詞が入っていたり、『果なき旅路と 曖昧なゴール』とこれからの活動への不安な気持ちを覗かせるような歌詞。そして『超えていけ自分史上』と、今後のさらなる飛躍を鼓舞するような終盤の歌詞とエモーショナルな楽曲に。その演奏終わりは全員で大ジャンプも決め「緊張したー！」「えぐいね！（笑）」「めちゃめちゃ格好よかったよ！」と、お互いを称え合い完全燃焼といった様子で「挑戦する姿勢を見せれたかな」と充実の声をあげていた。
【後編（ワイテルズ日本武道館ラストは1人1人のスピーチ！涙するメンバーへ温かい声飛ぶ）へ】
取材：水華舞 （C）エッジライン／ニュースラウンジ
（撮影はオフィシャル提供のみ）
