『ライドカメンズ The STAGE』開幕!木津つばさ「魂を込めてつくった」

『ライドカメンズ The STAGE』開幕!木津つばさ「魂を込めてつくった」1

 『ライドカメンズ The STAGE』(演出:毛利亘宏)が1月11日に東京・サンシャイン劇場で開幕。1月10日には囲み会見とゲネプロが行われその模様が公開となった。

 「ライドカメンズ」は、「仮面ライダー」をテーマとしたオリジナル世界観・キャラクターによる大ボリュームのシナリオや豪華声優陣が話題のスマートフォン向けアプリゲーム。本作は、「ライドカメンズ」で世界観構築・メインシナリオを手掛ける高橋悠也氏と、内藤祐介氏が脚本を、舞台「仮面ライダー斬月」-鎧武外伝- で『仮面ライダー』シリーズ初の演劇化を手掛け、自身も「仮面ライダーリバイス」など、『仮面ライダー』シリーズの多くに脚本で携わる毛利亘宏(少年社中)が演出を務める舞台作品。舞台オリジナルストーリーと、仮面カフェでのライブパートの二部構成で届ける。

 以下、公式レポート部分。

 本作の第一の魅力は、練り込まれたストーリーだ。虹顔市に散らばったカオストーンの回収に奔走する仮面ライダーたち。やがて物語は時を遡り、才悟らがライダーアカデミーで過ごす様子が描かれていく。そこで問われるのは、才悟たちの戦う理由だ。なぜ自分は仮面ライダーとして戦うのか、その先に何があるのか。仲間たちとの関わりや、向き合う現実の中で自身に問いかけていくストーリーは、感動必至。才悟の覚悟に秘められた想いに思わず胸が熱くなる。

 もちろんその他のキャラクターの成長も丹念に描かれている。つまり、ゲームファンにとっては、大好きなキャラクターのバックボーンを改めて深く知ることができ、また、ゲーム未プレイの観客にとっては「ライドカメンズ」の世界を知るための入門的シナリオとなっている。作品の世界観やキャラクターの関係性については細かく説明されるので、未プレイでも問題なし。ゲームをしてから舞台を観るか。舞台を観てからゲームをするか。どちらの選択をとっても十分に楽しめる内容になっているので、迷うことなく「ライドカメンズ」の世界に飛び込んでほしい。

 第二の魅力は、ライブ感あふれる演出の数々だ。第1幕では、秘密結社・カオスイズムの策略を阻止するべく奮闘する仮面ライダーの活躍が描かれる。物語の始まりとともに、仮面ライダーと戦闘員が激突。客席を使っての戦闘員の登場に、観客も一気に「ライドカメンズ The STAGE」の世界へ引き込まれていくはずだ。

 そんな客席を巻き込む演出が、本作の特色。中でも効果的なのが、会場グッズとして販売されているペンライトを使った演出だ。本作では、観客一人ひとりがエージェント(ゲームにおける主人公)であり、ペンライトをカオストーンに見立てている。ストーリーに合わせてペンライトが点灯。観客自身が参加している感覚を味わいながら作品世界を体験できる“没入型演劇”としての面白さが、本作にはある。

 他にも、舞台上のキャラクターが客席に語りかけるシーンが何度もあり、そのたびに観客は拍手や声援で呼びかけに応える。ゲームのシナリオを読み進めるように物語を楽しめるので、没入感も倍増。ぜひエージェントとなって、仮面ライダーたちの戦いをサポートしたい。

 第三の魅力は、個性溢れるキャラクターだ。本作では、ゲームから、魅上才悟/仮面ライダー才悟、伊織陽真/仮面ライダー陽真(山野光)、深水紫苑/仮面ライダー紫苑(新正俊)、蒲生慈玄/仮面ライダー慈玄(中西智也)の「ジャスティスライド」、荒鬼狂介/仮面ライダー荒鬼(川上将大)、神威為士/仮面ライダー神威(田淵累生)、阿形松之助/仮面ライダー阿形(伊万里有)の「マッドガイ」、そして高塔雨竜(湊丈瑠)、藍上レオン(廣瀬智紀)が登場。さらに、舞台オリジナルキャラクターの久遠瞬十(古谷大和)がキーパーソンとなって物語を盛り上げる。

 クールで無口な才悟。陽気でポジティブな陽真。優しく温厚な紫苑。負けず嫌いで実直な慈玄、と「ジャスティスライド」の性格がはっきり表現されており、口調や立ち姿から“らしさ”が十分に伝わってくる。

 もちろん狂介、為士、松之助の「マッドガイ」もパワー満点。特にそれぞれの個性が炸裂する特訓シーンはワクワクが止まらない。

 本作では変身シーンのない雨竜だが、そのひたむきな性格が感じられる見せ場も用意されているので、ご安心を。レオンもひょうきんなキャラクターでコミックリリーフとしての役割を十全に果たしている。

 そして、オリジナルキャラクターの久遠はまさに物語の要。その存在が、ほろ苦くせつない余韻を残した。

 また、第2幕のライブパートでは、ゲームの主題歌である「GET BACK!!」のステージバージョンに加え、この舞台のためだけの書き下ろし楽曲を多数披露。さらに日替わり要素として、クラスの垣根を飛び越えて2名のキャラクターがユニットを組むクラスシャッフルも。文字通り公演ごとの激レアユニットばかりなので、何度も通ってその勇姿を目に焼きつけたい。

 なお、ゲネプロ前に実施された囲み会見における各キャストと、脚色・演出の毛利亘宏のコメントは以下の通り。

 ■木津つばさ(魅上才悟/仮面ライダー才悟役)
 「ライドカメンズ」を応援してくださっているエージェントはもちろん、まだ「ライドカメンズ」を知らないお客様にも、「ライドカメンズ」の素晴らしさをお届けできるよう、ここまでみんなで一つのチームとなって取り組んできました。この舞台は、魅力のつまった「ライドカメンズ」のキャラクターと謎の男・久遠瞬十が織りなす物語です。「ライドカメンズ」という作品の可能性を広げられるように、魂を込めてつくった僕たちの演劇が皆様に届くことを心から願っております。どうか「ライドカメンズ The STAGE」チームへの応援を何卒よろしくお願いいたします。

 ■山野光(伊織陽真/仮面ライダー陽真役)
 第1幕では盛りだくさんの演劇を、第2幕ではライブパフォーマンスでエンタメを十二分にやっております。この作品がより素敵なものとなるよう、一つのピースとして頑張りますので、皆様、何卒よろしくお願いいたします。

 ■新正俊(深水紫苑/仮面ライダー紫苑役)
 こうやって舞台に立てることを幸せに感じます。キャスト・スタッフ全員で最後まで駆け抜けていきたいと思いますので、最後の最後まで応援よろしくお願いいたします。

 ■中西智也(蒲生慈玄/仮面ライダー慈玄役)
 今回は素手で戦うということだったので、役づくりとしてボクシングを始めました。ぜひアクションを見てくださったらうれしいです。あとは、最終稽古で山野光が「ライブパートは光パートだ」と意気込んでいました(笑)。光パートにならないように僕もライブパートも頑張りたいなと思います!

 ■川上将大(荒鬼狂介/仮面ライダー荒鬼役)
 仮面ライダーに変身することは、特に男の子にとって夢。今回、こうして仮面ライダーの世界で生きることができて、夢が叶ったなと思いました。初めて衣裳を着たときはテンションが上がりすぎちゃって、言われてないのに勝手にポーズをどんどんしちゃって、ビジュアル撮影がだいぶ巻きました(笑)。見どころは、僕たちマッドガイです! この作品の最高の最強でマッドなスパイスになっていると自信を持って言わせていただきたいと思います。楽しみにしていてください。

 ■田淵累生(神威為士/仮面ライダー神威役)
 舞台「仮面ライダー斬月」-鎧武外伝-から6年、また仮面ライダーの世界に帰れることをうれしく思っています。あのときは変身できなかったんですけど、今回は変身できるということで、さらに気合いが入っております。お芝居、歌、アクション、ライブと盛りだくさんの作品になっているので、みなさんお腹いっぱいになってください。そして、どんなにお腹いっぱいになっても次の日にはまた味わいたいと思ってもらえる作品になっていると思いますので、何度でも楽しんでいただけたらうれしいです。

 ■伊万里有(阿形松之助/仮面ライダー阿形役)
 こんなに愛されている作品の舞台に立てることが本当にうれしいです。この舞台はエンタメ要素のすべてがつめ込まれた“スーパースーパーパック”になっております。大阪公演もあるので、みんな最後まで怪我をしないように走り抜け、大阪では“スーパースーパーミラクルパック”になりたいと思います(笑)。

 ■湊丈瑠(高塔雨竜役)
 何のために戦っているか、それぞれの背景が見えるところが、この作品の面白いところだと思っています。個人的な見どころとしては、雨竜のクライマックスです。雨竜が自分の想いを必死に伝えるシーンがあるのですが、全力で演じますので、ぜひ注目してください。

 ■古谷大和(久遠瞬十役)
 仮面ライダーは、僕のヒーロー。稽古で変身シーンを見てきましたが、何度見てもワクワクするものがあります。舞台上で仮面ライダーが変身し、必殺技を繰り出して敵をやっつける姿を、大人になった今もワクワクしながら楽しめるのが、この舞台の醍醐味ではないかなと思います。長い歴史の中で、仮面ライダーはたくさんの人の心を救ってきました。僕も仮面ライダーに救われた一人です。この舞台でも、仮面ライダーという存在が多くの人の心を救い、温かいものをお届けできるよう尽力します。ご声援の程、何卒よろしくお願いいたします。

 ■廣瀬智紀(藍上レオン役)
 見どころは、才悟の最後のシーンです。仮面ライダーの本質がつまった、心にグッとくるシーンになっていると思います。この重厚なストーリーをぜひ最後まで楽しんでいただけたらうれしいです。個人的には、藍上レオンとしてお客様、いえいえ、ご主人様がこの世界に没頭していけるようにサポートしていけたらなと思っていますので、よろしくお願いいたします。

 ■毛利亘宏(脚色・演出)
 ゲームシナリオも担当している高橋さん、内藤さんと一緒に、どうしたらお客様の心に届く作品にできるか、最後の最後まで粘ってこの本番に辿り着きました。見どころは、限界を突破したアクションとダンスです。舞台上で俳優が、キャラクターが生きていることを実感できるのが演劇の魅力。魂のこもったライダーキックを目に焼きつけてください。

 本公演は、1月11日(土)~1月26日(日)東京・サンシャイン劇場、1月30日(木)~2月2日(日)大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて上演!

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