俳優・長野博が1月17日に東京・池袋の東京建物 Brillia HALLで主演ミュージカル『チキチキバンバン』(演出・訳詞:三木章雄)取材会を俳優・実咲凜音、小山十輝、寺田美蘭と三木美怜(Wキャスト)、ダイアモンド ユカイ、愛華みれ、別所哲也らとともに開催した。
「ジェームズ・ボンド」シリーズの著作で知られるイギリスの作家イアン・フレミングの童話をもとに、1968年に製作されたアメリカ・イギリス合作のファンタジー・ミュージカル映画が原作。風変わりで優秀な英国人発明家で魔法の車『チキチキバンバン』を作った主人公カラクタカス・ポッツ(長野)をはじめ、その家族やヒロインの大冒険が描かれている。
ゲネプロ後に取材会が開催。長野は「夢のような作品ですし、主人公は実は車の“チキ”だと思っています。子供のころから夢を持っているので、その気持ちを大切に」と意気込みを。
ユカイが「チームワークは最強です」といい、たびたびキャスト陣を爆笑させていたが長野は「こういう色というか味付けが必要なんです。楽しい雰囲気で、愛華さんがたまに困ってますが(笑)」と、明るい雰囲気でのものに。
見どころへは長野は「好きなことを続けることや、いろんな愛が詰まっています。“チキ”が大奮闘しますし飛びます(笑)。いろんな夢を持って楽しんで頂ける舞台ではないかなって」と話すとともに楽曲『チキチキバンバン』へは「馴染のある曲なので」と、そこもポイントと挙げる。実咲も「“チキ”が見どころの1つです。“チキ”はおけいこ場になかったのですが、乗ってみると2、3階席までよく見えるんです!」と、お客さんが入った上階の席の光景も楽しみたいとのこと。ちなみに実咲は“フランス人形”になるシーンもありドレスも着るが「気持ちもアガります」と、声を弾ませていた。
作品にちなんで魔法が使えたらやりたいことは?という質問が。これに長野は「ドラえもんを出します。そうしたらそれから願いをいっぱい叶えてもらえそうなので」と魔法の回数を増やす方向を示しつつ、ドラえもんにはまず「タイムマシーン、どこでもドアは夢ですね」というと実咲も「どこでもドアは遠いところだと、できればパッと行けるのがありがたい!」と、うなずく様子も。
そんななか小山は、魔法で長野になってみたいと願望を明かし、「長野さんのコンサートに(体だけ)入ってやってみたい!」というと、長野から「後ろでスタンバってるから今度やってみたら?」と、逆にコンサート出演へのお誘いをかける一幕もあった。
また、公演初日の本日1月17日は1995年1月17日に発生した阪神淡路大震災から30年目となる。それだけに、別所は「阪神・淡路大震災から30年という節目の年ですが、舞台が上演できるのも幸せで安心で安全だからと思っています。エンターテインメントをできる喜びを伝えられたと思います」と、気持ちを話していた。
そして愛華は「生の舞台の良さを味わっていただきたい」といえば、長野から「エンジン音を奏でる“チキ”が空を飛んだりします。ハッピーな曲もたくさん登場しますので、大人から子どもまで楽しめると思っています」と、メッセージを寄せていた。
ミュージカル『チキチキバンバン』東京公演は1月17日から1月26日まで東京建物 Brillia HALLにて、大阪公演は2月7日から2月9日まで森ノ宮ピロティホールにて、福岡公演は2月15日と2月16日にキャナルシティ劇場にて上演予定!
※ゲネプロ記事(写真20枚超)
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取材・撮影:水華舞 (C)エッジライン/ニュースラウンジ