アイドルグループ『乃木坂46』5期生の五百城茉央(いおき・まお)が1月21日に東京・HMV&BOOKS SHIBUYAで1st写真集『未来の作り方』(小学館)発売を記念した取材会を開催した。
白のロングワンピースで会場に姿を見せた五百城。本作はポルトガルを舞台に10代最後の時間を閉じ込めたような1冊で、首都・リスボンの街など1週間ほど滞在したものとなっている。
なぜポルトガルだったのかへ、「昔から(アニメ)『魔女の宅急便』が好きで。そのロケ地みたいな動画を観るのが好きだったんですが、ヨーロッパは夢のまた夢に思っていたんです。そこで、キキ(『魔女の宅急便』の主人公)になれたりしますか?と、聞いてみたら叶えて頂いて」というところから決まったそう。ちなみに、『魔女の宅急便』は「昔から大好きで公園に“魔女宅”っぽいホウキが落ちてたらまたがってみたりしてて」というほど好きだったそうだ。
それだけに現地で「リアルにキキになれる衣装を自分で選んで、オレンジの屋根の見える場所でパンや朝食を食べてキキになれました。スキップで歩いていました」と心も弾んだそうだ。
そんな憧れの街は、「どこを切り取っても絵本の中みたいで。1番記憶に残ってるのは現地の方とか」という五百城。「とある方がギターを弾き語りしていたんです。そうしたら街の方が円になってそのリズムで踊っていて。お祭りがあるから、してたからじゃなく自然と音楽が流れてるから踊っちゃおうというのですごく素敵な国だなって。そこで、私も混じって踊っちゃっいましたね。そこも写真集に収められています。そこに行こうというより、自然の成り行きでそうなったので不思議な体験で」と、記憶に焼き付いたそうだ。
またポルトガルでは、「晴れ女を卒業しました」とのこと。これは「晴れ女の自負があって大切なライブや遠足前はだいたい“きょうは晴れてほしい”という日は晴れてて。アイドルになってからも外での撮影で、きょうは雨予報だけど晴れてほしいなってときは大事なところで晴れてくれたりして、これは私は晴れ女だなと思っていたんです」ということから思っていたそうだが、ポルトガルでは「空が曇りやがってきて、雲が分厚くなってきてるー、おい、天気どうしたんだ!?って(笑)。ギリギリ雨にはならずに、最後の最後にいい日差しになってて。1番最後のページはその晴れているときで晴れ女を取り戻した1枚です。心もどんよりでしたが、楽しかったです」とのことだった。
お気に入りは「リスボンの教会の屋根の上で撮影した」という黒ドレスのスカート部分もひらりと開いた見開きの1枚。「衣装もヘアメイクも込みで、この1枚を見た時に自分じゃないと、大人っぽく仕上げてくださって。裏側でもスタッフのみなさんが協力して、スカートをふわりとさせるためにカメラマンさんと衣装さんが息をあわせてふわっとしてくださって。足先を伸ばすと綺麗かもとかアドバイスをもらいつつ、格好いい自分を演じきってました。すごく素敵な1枚で」と、気持ちもアガったそうだ。
こうした写真集イベントでは定番の「100点中何点?」という質問も飛んだが、五百城はこれを「たくさん考えてきて、いろいろ思いついたんですけど」と入念に準備してきたといい「分岐点にしてみようと思ってます」と、一捻りした答えを。「すごく大きな挑戦で、この1冊が大きく自分の中の分岐点になるなって思っているんです。あとがきにも書かせて頂いたんですが、読んでくださった方が、私の未来が楽しみになるような一冊にということで、アイドルというかこの場所で頑張ってみたいなと思えたので、分岐点とさせて頂きたいなって」と、決意表明にもつながるコメントを返していた。
1st写真集『未来の作り方』は2600円(税込)で本日1月21日より発売中!
※取材会別記事
・五百城茉央 初写真集『未来の作り方』賀喜遥香からのコメントに「泣いちゃいました」
取材・撮影:水華舞 (C)エッジライン/ニュースラウンジ