中島健人主演「知らないカノジョ」でかけられたmiletの言葉に号泣!「愛で泣いた」

中島健人主演「知らないカノジョ」でかけられたmiletの言葉に号泣!「愛で泣いた」2

客席の間を縫って登場!(撮影:水華舞 (C)エッジライン/ニュースラウンジ)

 “ケンティー”こと歌手で俳優・中島健人が1月22日に東京・イイノホールで映画『知らないカノジョ』(監督:三木孝浩/配給:ギャガ)完成披露試写会を歌手・milet、桐谷健太、風吹ジュン、三木孝浩監督とともに開いた。

 日本で2021年に公開されたフランス映画『ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりから』(原題:Mon Inconnue)を元に、現代の日本ならではの舞台、キャラクター設定に一部改変し、リメイクした作品。お互い一目惚れして結婚した神林リク(中島)と前園ミナミ(milet)。ミナミのサポートでベストセラー作家となったが、ある日リクが目を覚ますと人気作家だったはずの自分は文芸誌の一編集部員になっており、街には天才シンガーソングライターとして活躍する、自分とは知り合ってもいない“前園ミナミ”の姿と曲が溢れているという状況に。リクは困惑しながらも、人生の全てを取り戻すべく“もう1つの世界”を奔走していく――という物語となっている。

 黒のシルエットにスカーフを巻いた装いで客席の間を通って登場した中島。「僕の劇場映画に出てきた人生の中で、こんなに愛で笑い、愛で泣いたことは初めてだと思います。(作品を通して)誰かを思うことの大切さを届けたいと思います」と、意気込みとともに話を始める。

 三木監督作品への出演は念願だったという中島は「ずっと憧れだったんです。三木さんにナチュラルな部分を引き出して頂きたいなと思っていたので」と、大喜びだったそう。これに、三木監督としては、「せっかく初めてご一緒するから、ファンのみなさんも知らない健人くんを出したいなって。パブリックイメージはパーフェクトアイドルですけど、この作品では弱さや素直さというのを出してもらって。弱さを見せる健人くんがカワイイんです!それがキュートだということを、この映画を通して伝えられれば」と、ポイントを話す。中島としてはそんな三木監督から撮られて、「ナチュラルな部分と赤裸々な部分を監督が切り取られていて。正直見られるのが恥ずかしいです。自分のありのままを、監督の前で表現して。自分の中で見たことのない自分をお見せできたと思います」と、“知らない中島”が映っているそうだ。

 完成品を観てみての感想として、中島は「初めて観たときは自分自身の主観で見れなくて、客観でしか見れなくて(笑)。うわっ!俺こんな表情してたんだ!って」と驚くものだったと話すとともに、「喜怒哀楽も出ていて、そうして成長させていくというのが人生だよなって感じています。監督との2時間の中で成長できたと思います」と、変化もあったそうだ。

 続けてmiletの主題歌の話題に。これに中島は「何度聴いても涙腺が緩むというか。miletさんのこれまでの曲はどれも素晴らしいんですがミナミというフィルターを通しての歌唱なので、涙腺を緩ませる部分に入ってくるんです」と伝えると、miletは「嬉しい!何回でも聞き直したいくらい」と、大喜び。

 また、撮影初日に三木監督から“課題”も出されていたという中島。「僕とmiletさんのアドリブのお芝居をするってことがあったんです2人でただ感じるままに演じると。でも、お互いに音楽をしているので、打ち合わせもなくいい感じにアンサンブルができた感じがしたよね」と、フィーリングが合ったよう。miletは「アドリブだけで演じられるシーンがたくさんあってお互いの波の高さを合わせられた感じがして」と、うなずく。

 そんなmiletには何度も泣かされたという中島。「行き詰まってしまう場面が1つあったんです。それはレストランのシーンで、三木監督が僕に対してほしい表情がなかなかできなくて。ちょっと困ってた時だったんです。それで本番直前まで僕が悩んでたら、miletちゃんが直前になって『リク、わたしたちは愛し合ってたんだよ』って声をかけてきて。そのまま本番に入ったんですけど、始まった瞬間号泣しちゃって。すごい魔法の言葉を持ってて。とてつもないお芝居の力を目の当たりにしましたし、良い掛け合いができたと思います」と、話す中島へmiletも「あのシーンのあの涙を見たらみんなつられると思う。私、本当に大好きなシーンで、綺麗な涙を流すんです。私演技が初めてだったから不安を感じていたんですけど、そこでちょっと手応えを感じられた」と、2人の思い出のシーンを披露。中島は続け、「miletさんにも愛情を引き出してもらえたシーンがたくさんあったと思います」としみじみだった。なお、三木監督は、「でもその涙は、ピュアな涙なんです。ピュアケンティーの涙なんです」と猛アピール!すると中島は「そんなこといって(観客を)くすぐるとー!」と、“注意”を入れていた。

 ほかにも、2022年公開の映画『ラーゲリより愛を込めて』で共演していた桐谷健太と中島の話題となると、中島は「“きりけん”さんに会えると思って。ラーゲリの中の寒空を一緒に乗り越えてきたので」と、“戦友”との健闘を称え合っていた。

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コーナーで思い切り手を挙げる中島

 イベント後半には『知らない◯◯』と題して、事前にキャスト陣から集められたタレコミエピソードをMCが発表し、該当者がその話を広げるというコーナーではmiletの走るシーンで足が速くて驚いたという話を中島がして、その直後に、「今の言って大丈夫だった?もしかして運動神経良いプロモーションしてなかったりしたら」と気遣う一幕も。

 さらには、ある日突然“もしも”の世界へと変わってしまう本作の内容にちなんで、ステージ装飾が青からピンクへと一瞬で変わる演出や特効もあるなか、賑やかな瞬間もあるなか中島から「映画出演10本目の作品になります。念願かなっての三木監督の作品に出演でkちえ嬉しいです。愛情あふれた作品で、みなさんに愛情とは何なのかを、フィルムを通してお伝えできると思います」と、メッセージが寄せられイベントは締めくくられた。

 取材・撮影:水華舞 (C)エッジライン/ニュースラウンジ

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