7月14日から8月3日まで中国・上海文化広場(上海文化广场)で上演を予定している舞台『千と千尋の神隠し』(翻案・演出:ジョン・ケアード)。その出演キャストが2月17日に発表され千尋役は橋本環奈と福地桃子が務めることが明かされた。
宮﨑駿監督が手掛けたアニメーション映画『千と千尋の神隠し』が、東宝創立90周年を記念し、『レ・ミゼラブル』のジョン・ケアード氏演出により2022年に世界初の舞台化。少女・千尋が引っ越し先に向かう途中、トンネルから八百万の神々の世界へ迷い込むところから始まる物語。人間の世界に戻るためにさまざまな出会いを経て、生きる力を呼び醒ましながら奮闘する千尋の姿を描く。
中国公演での会場となる上海文化広場は、1952年に設立され、主要施設がすべて地下にあるのが特徴で、地下型の劇場としては世界最大の規模を誇る。席数は1949席で、主に国内外の演劇やミュージカル、バレエなどが上演されている会場となる。日本人キャストによる日本語での中国上演としては演劇史上最大規模となる。
今回の発表にあわせ、橋本と福地それぞれからコメントが発表となった。以下、コメント。
◯橋本環奈
この度『千と千尋の神隠し』の舞台を中国の皆様にお届けできる事、とても光栄に思います。
この物語は、異世界に迷い込んだ千尋が困難を乗り越えながら生きる力を呼び醒ます姿が描かれています。私自身、舞台上で千尋として歩む気持ちでこの役に向き合って参ります。
世界中で愛されている今作を中国の皆様にお届けできることを今からとても楽しみにしております。作品の持つ魔法のような魅力や、心に響くメッセージを、ぜひ劇場で感じていただけたら嬉しいです。
中国の舞台でお会いできることを心から楽しみにしています!
◯福地桃子
舞台『千と千尋の神隠し』中国での上演が決定し、とても嬉しく身が引き締まる思いです。
私自身たくさんの愛をもらったこの作品と共に、多くの方と再び交流が出来ることがほんとうに光栄な事だと感じております。
ロンドン公演の際に日本の言葉や文化が好きだということを伝えてくださる現地の方が多くいた事が、心をとてもあたたかくしてくれました。
毎公演、カンパニーの皆さん、そしてご来場下さるお客さまも含めて、色々な組み合わせが生まれていきます。
新鮮な風をたっぷり、大切に抱きしめて、千尋という役に精一杯向き合って参りたいと思います。
上海公演キャスト(各役 交互出演)
■千尋
橋本環奈
福地桃子
■ハク
醍醐虎汰朗
増子敦貴(GENIC)
■カオナシ
山野 光
澤村 亮
■リン/千尋の母
妃海 風
■釜爺
宮崎吐夢
■湯婆婆/銭婆
春風ひとみ
樹里咲穂
■兄役/千尋の父
堀部圭亮
■父役
吉村 直
■青蛙
元木聖也
■頭
五十嵐ゆうや
飯田一徳
■坊
庄司ゆらの
犬飼直紀、大重わたる、大月 侑、木村和磨、鈴木伽実、高雄結女、髙橋莉瑚、竹廣隼人、堂園愛子、中上綾女、西宮ゆうき、福島玖宇也、古澤美樹、藤岡義樹、堀田聖奈、萬谷法英、Miffy、村岡哲至、森 莉那、森 淑乃、保野優奈、山川大智
■Swing
安部 萌 、久保田成美、竹内一喜、政田洋平、桜雪陽子(8/2~)、乙戸真央
■アンダースタディ
千尋 森 莉那
ハク 犬飼直紀
リン/千尋の母 髙橋莉瑚
釜爺 萬谷法英
湯婆婆/銭婆 桜雪陽子
兄役/千尋の父 村岡哲至
青蛙 藤岡義樹
頭 福島玖宇也
坊 安部 萌