“ケンティー”こと俳優で歌手・中島健人が2月20日に東京・武蔵大学 江古田キャンパス 大講堂で主演映画『知らないカノジョ』(監督:三木孝浩/配給:ギャガ)公開直前トーク&スペシャルライブイベントを歌手で俳優・miletとともに開催した。
日本で2021年に公開されたフランス映画『ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりから』(原題:Mon Inconnue)を元に、現代の日本ならではの舞台、キャラクター設定に一部改変し、リメイクした作品。お互い一目惚れして結婚した神林リク(中島)と前園ミナミ(milet)。ミナミのサポートでベストセラー作家となったが、ある日リクが目を覚ますと人気作家だったはずの自分は文芸誌の一編集部員になっており、街には天才シンガーソングライターとして活躍する、自分とは知り合ってもいない“前園ミナミ”の姿と曲が溢れているという状況に。リクは困惑しながらも、人生の全てを取り戻すべく“もう1つの世界”を奔走していく――という物語となっている。
本作の実際のロケ地でクライマックスでも使われた場所に。リクとミナミが出会うきっかけの場所でのイベント。まずは、miletが主題歌『I still』をスペシャルバージョンで披露した後に、中島は会場内の席からおもむろに立つと、講堂内の席と席の間の通路を縫ってステージに向かって歩き出す劇中シーンを再現したサプライズとなった。
miletの歌唱を聴いて中島は、「miletさんの伝える音楽はそこはかとない気持ちが込められているというか。客席でmiletさんの音楽を聴くことができるのは、この映画をしていなければ今この瞬間にも立ち会えなかったので、ありがとうございます」と感じたことを。
このロケをした場所へ、「あのへんの席に座ると、いいフラッシュバックが来ています」という中島。「映画の撮影当時を思い出して、心がグッとなるというか。今の感動と重なって、今しか感じられない素敵な時間の流れ方を感じました」とエモーショナルな場所なのだそうだ。
ちなみにこの場所は、以前にも一度撮影中中座のエピソードを話していた場所なのだそうで「ここで監督に強制退場させられたんですよ。ここでmiletさんが歌うというので。それが画にも現れているのではないかって」と話しつつ、miletを「涙の魔術師なんで。人の涙を引き出せる方なんで」というと、miletは、「泣け泣け~(笑)」と、イジっていた。
来場した観客からの質問にキャストが答えるコーナーも行われ盛り上がると、記念撮影後には2人が自撮り棒を持って客席をバックに撮影も敢行し楽しんでいた。
映画『知らないカノジョ』は2月28日より全国ロードショー予定!
取材・撮影:水華舞 (C)エッジライン/ニュースラウンジ