『関西ジュニア原石まつり キラキラしとんの気のせいちゃうでぇ~!』(作・演出:有野晋哉)が3月8日に大阪松竹座で開幕した。
大阪松竹座では、1994年のTOKIOのコンサートを筆頭に、SUPER EIGHT、KAT-TUN、WEST.、なにわ男子、Aぇ! groupら、多数のアーティストが公演を行ってきた。関西ジュニアといえば、デビュー前から幾度となく同舞台に立っていることでも知られる。
公演には井上蒼生、大田蒼空、岡夢人、岡野すこやか、川口拓馬、北野快浬、芝理音、田所蒼大、谷口尊星、デービスジョシュ、西野統真、野田開仁、伯井太陽、橋本誠吾、濱出顕斗、藤田真暢、藤本有惺、三浦慎ノ亮、元重瑛翔の平均年齢約13歳の19人が中心で出演。お笑いやコンサートに挑戦し、今年のお笑いパートは『ハチャメチャ惑星で夢の原石みーつけた!』とのタイトルで行われる。
初日直前にはゲネプロと囲み会見が開催。その公式レポートが公開となった。以下、公式レポート部分。
―ハチャメチャ惑星で夢の原石みーつけた!―
開幕のブザーとともに警報音が鳴り響く場内。緊迫した雰囲気の中、宇宙探査船の乗組員たち4人が登場。制御不能となった宇宙探査船が“第3銀河系ショーチク座方面第 14 惑星タコヤキ”に不時着します。未開の惑星に居住していたのは、毒タコミン(濱出顕斗)を筆頭とした“タコミン”という謎の生物たち。不時着した乗組員、ノダ(野田開仁)とイノウエ(井上蒼生)はタコミンたちに助けてもらい、仲を深めていきます。そして、彼らははなればなれになった乗組員たちの捜索を始めます。一年後、同じく乗組員のタドコロ(田所蒼大)と再会。
タドコロが怒らせた赤タコミンの怒りを鎮めるためクイズ対決を行うことに。黄タコミンたちの面白回答に盛り上がります。その後、はぐれていたフジタ艦長(藤田真暢)とも再会でき、地球に戻ること決意しますが、“惑星タコヤキ”にはもう一人地球人がいることが発覚。地球に一緒に帰る説得のため、今度はバスケットボールに挑戦します。ダンクシュートが成功し無事説得できるのか…!?
劇中のゲームコーナーは日替わりでゲーム内容が異なり、毎日違った一面をお楽しみいただけます。有野晋哉が「一人一笑い」を取れるようにと構想した、フレッシュな19人の演技にご注目ください。
―SHOW TIME―
お笑いパートが大団円で終幕すると、ステージが暗転。SHOW TIME メンバーの上田凱吏、塩山直太朗、瀬川嵐太、中崎結翔、中本輝、西野湊人、田崎駿斗、山上琉偉が登場しダンスを披露します。再び暗転すると、お笑いパートに出演していた19人のシルエットが映し出されます。「浪速一等賞!」、「好きやねん、大阪。」など関西の先輩の曲が盛り沢山のオープニングメドレーを披露します。春メドレーでは、春の定番曲で曲冒頭の語りや、ソロパートなどと、個性が光ります。続いて、「旅人」のイントロとともに、野田開仁が花道のすっぽんから登場。
3階席や2階席のバルコニーからも井上蒼生、大田蒼空、北野快浬、田所蒼大が登場。この演出は、かつてSUPER EIGHTが大阪松竹座で「旅人」を披露する際に行っていた演出で、大阪松竹座公演の歴史を感じられる一場面です。
続く楽曲でも当時の衣裳を着用し、松竹座懐かしメドレーをお届けします。前半のお笑いパートとイメージが変わり、様々な楽曲を披露し場内も大盛り上がりとなりました。
―囲み取材―
お笑いパートの『ハチャメチャ惑星で夢の原石みーつけた!』の作・演出をつとめたよゐこの有野晋哉は「稽古が始まるまでは、皆の個性や誰がどんな声をしているかなどが分からなかったのですが、稽古を進める中で、この子は声が通るのでつっこみが適役だな、などと実践しながら台本の決定稿をつくっていきました。中高生たちには台詞で笑いを、小学生にはゲームコーナーで1人1笑い取れるように作り上げたつもりです。自分自身が出演する際は、こんな感じかなと想像しながら進めますが、演出という立場では想定を全部教えるのが難しいなと思いましたので、こういうボケをやりたいなどがあったら、どんどん言いに来てほしいということを伝え、相談しながら台詞を増やしたりもしました」。
そして、ショータイムの感想を聞かれると、「松竹座の1階席から3階席など全部を使って演出されているので凄いなと思いながら見ています。みんな、ほんまにキラキラしてるよね」と称賛しました。
出演者のなかで最年長(17)の野田開仁は、今の心境を問われると「公開舞台稽古、とっても緊張しましたが、みんなの気持ちを1つにして頑張ったので力を発揮できたかなと思います。本番も、とても楽しみになりました。
フレッシュなみんなで30公演、頑張ります」と意気込みました。
井上蒼生は「A ぇ! groupの小島健くんが稽古場に来てくださり、笑いのテンポなどのアドバイスをくださいました。」と関西ジュニア出身の先輩たちとのエピソードを明かしました。毒タコミンという特徴的なキャラクターを演じた濱出顕斗は「僕はお笑いが大好きなので、自分なりにお笑いをやっていたつもりですが、有野さんに質問に伺うと、間の取り方などを教えていただきました。今回の公演はもちろん、これからの舞台にも生かせるアドバイスを沢山いただきました」と目を輝かせました。続けて「僕がアドリブを話したら、野田くんが全て突っ込んでくれて有難いです。全部拾ってくれます」とチームワークもアピール。
岡野すこやかは「有野さんには話し方のトーン、感情の入れ方を教えてもらいました。あと予言の書という役を演じるのですが、本の持ち方も!」と丁寧な細部への演出があったことも語りました。最年少(9歳)の元重瑛翔は、「今回、僕は日替わりで NA01(予言の書)と、黄タコミンという役をするのですが、長いセリフがあって、めっちゃ大変で」と苦労を口にすると、すかさず有野が「ごめんな、“最年長”頑張ってな」と励ましますが、一同からは「最年少です!(笑)」と息の合った突っ込みも。
最後に野田開仁が「ショータイムでは、松竹座懐かしメドレーもあり、ファンのみなさまにも懐かしさを感じながらお楽しみいただけたら嬉しいです!」と締めくくりました。
大阪松竹座『関西ジュニア原石まつり キラキラしとんの気のせいちゃうでぇ~!』は、3月8日から3月30日まで上演予定!チケットはチケットWEB松竹、チケットぴあ、イープラス、ローソンチケットにて好評発売中。