アニメーション映画『GODZILLA 決戦機動増殖都市』(監督:静野孔文、瀬下寛之/配給:東宝映像事業部)公開記念舞台あいさつが19日、東京・TOHOシネマズ新宿で開かれはハルオ役の宮野真守、メトフィエス役の櫻井孝宏、ガルグ役の諏訪部順一、ミアナ役の小澤亜李、静野監督、瀬下監督が登壇した。
ゴジラ映画史上初のアニメ―ションを映画『GODZILLA』として3部作で制作し、その2作目。アニメ『魔法少女まどか☆マギカ』や『PSYCHO-PASS サイコパス』などで知られる虚淵玄氏をストーリー原案に迎え送るSF作品。地球をゴジラが支配し、宇宙へ逃げ出した絶滅の縁に立ち2万年経った人類が、地球を奪還するべくゴジラへと立ち向かう物語だ。
イベントではスタッフが気になる予告編シーンを解説するコーナーが開催。ハルオとユウコ(cv:花澤香菜)とのキスシーンのカットがバーンと大画面に表示され、宮野が恥ずかしげなジェスチャーをすれば諏訪部は「俺たちの知らないところでチュッチュしてるの!?」と場内をワチャワチャさせると、小澤はユウコがハルオを抱き寄せているということで「普通は男の人から来て頂きたい!」と、わざとちょっと不満げな声を出し笑いを誘うことも。
さらに、ハルオとメトフィエスが“キスしている”のかなんなのかはよく分からないが、顔が重なるようになっているシーンが表示されると、静野監督が「このシーンを2人に再現してもらいます(笑)」と、無茶振りをしようとしたり、このシーンはメトフィエスがハルオの匂いをかいでいるのではと話して盛り上がり、櫻井はハルオとメトフィエスの特殊な関係であるということでその関係性を追いかけていくと「立ち回りとかスタンスとかも豊かに見えるかもしれません」とのことだった。
また、本作はプレスコという声優の演技を先に録って映画を作っていくという手法になっているが、これがこの作品に合っていたと振り返る瀬下監督。それは虚淵氏の複雑ながらも王道の作りになっている本作キャラクターたちについて、瀬下監督は悩んでいたところをキャスト陣が声を先に吹き込んだことによって「僕らが悩んでいるのを一緒に作ってくれた」と、方向性を決めるのにつながったとお礼もしていた。
そして宮野から、笑いの絶えない舞台あいさつになったことへ、「僕らが楽しんでお話できるのも、チーム間の良さとか作品への愛情もあって、自信を持ってお届けできるものが作れているからだと思っています」と、胸を張っていた。
アニメーション映画『GODZILLA決戦機動増殖都市』18日より全国劇場公開中!