「黒執事 -緑の魔女編-」AnimeJapan 2025ステージ!小野大輔「“あくまで、執事ですから”」

「黒執事 -緑の魔女編-」AnimeJapan 2025ステージ!小野大輔「“あくまで、執事ですから”」4

 『黒執事 -緑の魔女編-』AnimeJapan Special Stageが3月23日に東京ビッグサイト内で開催のAnimeJapan 2025 GREEN STAGEで開催されセバスチャン・ミカエリス役の小野大輔、フィニアン役の梶裕貴、メイリン役・加藤英美里、バルドロイ役・東地宏樹、スネーク役・寺島拓篤が登壇した。

 『黒執事』は、漫画家・枢やな氏が2006年10月から月刊『G ファンタジー』(スクウェア・エニックス)に連載中の作品で、全世界シリーズ累計3600万部を超え、その美しく緻密に描かれた世界観と多彩なキャラクターで世界中のファンを魅了している作品。アニメ7作目となる『黒執事 -緑の魔女編-』が4月5日より放送を予定している。

 以下、公式レポート部分。

 満席の会場で、盛大な拍手に迎えられ登壇したのはアニメ『黒執事 -緑の魔女編-』のキャスト陣。セバスチャン・ミカエリス役の小野大輔は第一声から「みなさん。イエス、マイロード!ようこそ、黒執事の世界へ」と元気よく挨拶。

 また、ファントムハイヴ家に仕える使用人キャラクターたちを演じている、フィニアン役の梶裕貴、メイリン役・加藤英美里、バルドロイ役・東地宏樹、スネーク役・寺島拓篤も四者四様の挨拶をし、長年の歴史がある作品ならがらも、使用人メンバーが揃うのは本イベントが久々だと口を揃えるキャスト。『AnimeJapan』ステージは初めてだと話す加藤は「AnimeJapanは初めてで、作品のイベント自体『黒執事』のイベントにずっと前に出たきり。10年ぶりくらいにまたこうしてファンの皆様の前に立つことができて嬉しいです」とコメント。会場は温かい空気に包まれ、早くも会場を盛り上げた。

 早速、それぞれが演じたキャラクターについて聞かれると、フィニアンを演じている梶は「麦わら帽子がトレードマークの可愛らしい見た目をした男の子なんですが、人体実験を受けた過去がありまして。彼がどうやってファントムハイヴ家の庭師になったのか、そこが今回の見どころの一つです」と紹介。

 続けてメイリンを演じている加藤は「視力を悪くするために、わざとかけている眼鏡が特徴的。普段はドジっ子だけど狙撃手の顔を持つ」と説明。そんな加藤は、メイリンを意識して自前の眼鏡を身につけて本日のイベントに登壇していた。

 バルドロイを演じた東地は「ファントムハイヴ家の料理人、だけど作ったことがない。これ、だめだと思うんですよ(笑)」と笑いを誘いつつも「歳が離れているので、みんなを守ろうという気持ちがある。『緑の魔女編』では、その片鱗が見えるところを楽しみにしてほしい」と語った。

 スネークを演じる寺島は「名前は蛇に全振りなんですが(笑)、蛇と人間のハーフなんです。実際に蛇の言葉がわかるし、普段話すときも蛇の言葉を自分が喋っているようにしてて、みんなとコミュニケーションをとってる。時々、スネーク本来の声とか喋りも出てくるところがなんか可愛らしくて。とても愛嬌のある人」とキャラクターに可愛らしさを感じているとコメントした。

 本作はドイツで起こる不可解な死亡事件の調査のため、 “人狼(ヴェアヴォルフ)の森”に足を踏み入れたセバスチャンとシエルに、おぞましい呪いが降りかかるという物語。小野がセバスチャンの声であらすじを説明する場面も。先日解禁されたキービジュアルが映し出されると、小野は「かっこいい、これぞ『黒執事』だよね」と太鼓判を押した。

 さらに、本作では久しぶりに全員揃ってアフレコに臨んだというキャストたち。マイク前の光景に懐かしさを覚えたと話す加藤に続き、梶も「小野さんが優しい現場って先ほどおっしゃっていましたけど、小野さんと(坂本)真綾さんの空気感。いや、バディ感というか。小野さんが何か言って、真綾さんが突っ込むみたいな、あの感じが“帰ってきたな”って微笑ましい光景でした」と変わらぬ現場の様子に安心感すら覚えた様子を振り返った。

 イベントが盛り上がりを見せる中、本日初解禁となる本PVが公開!本PVをもってオープニングテーマの「MAISIE」、エンディングテーマの「WALTZ」の楽曲の一部が初公開となり、会場は大盛り上がり。キャストは「映像がめちゃくちゃ綺麗でクオリティが劇場版!」と口を揃えて感動した様子を見せ、加藤は「主題歌の曲調が世界観にすごく合っていました!」と作品とマッチした楽曲に感心した様子を見せた。すかさず梶が「あれ、セバスチャンがドイツ語話してましたよね!今日のAnimeJapan、どうですか?」と小野に問いかけると、小野は会場にいる観客に向けて「Danke(ありがとう)」とドイツ語で返事をして会場の笑いを誘った。同じ使用人キャラクターの一人・タナカにもついても触れ、寺島は「我々使用人の大事な仲間であるタナカさんも出てましたね。素敵でしたね」と話した。

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 イベントの最後には、キャストからこれから始まる放送への期待と感謝を込めた挨拶が。

 寺島「使用人たちが揃ったり、『黒執事』のキャストが集まるとすごく楽しいということは、今回アフレコを通しても重々伝わったので、もっともっとこういう場があるといいなと思いました。原作も長く続いていますし、こんなにたくさんの方に注目していただけている作品なので、これからもこういう機会はきっとあるんだろうなと思って、益々ワクワクしています。作品の良さを皆さんに実際ご覧いただいて、「黒執事いいな」という実感のもと、これからも応援していただけたら嬉しいなと思います。4月5日の放送、お楽しみに」

 東地「『黒執事』という作品で17年前に出会った当時、若手だったみんなも、今はほんと立派になって(笑)作品の力が、力のある声優さんたちを呼んで、そしてどんどん広がっていくんだなと思います。それがずっと続けばいいなと思っています。それも皆さんの応援があってだと思います。スタッフの方でもファンが沢山いて。そういう喜びもある作品に参加できて本当に嬉しいです」

 加藤「こうしてステージに出ることが久々だったので、皆様と一緒にお話するのがすごく嬉しかったと同時に、とても幸福な気持ちになりました。『黒執事』、17年前にアニメをスタートして、また一緒にアフレコができて、まさか私もこの歳になってメイリンを演じられると思ってなかったです。またこうやって演じることができたのも、作品を支えてくださって、ずっと応援してくださっているファンの皆様が、熱い応援を送ってくださった賜物なのかなと思っております」

 梶「僕の人生の半分ぐらいを占める『黒執事』という作品に、こうしてまた使用人キャストの皆さんたちと一緒に登壇させていただけるというのを本当に嬉しく思っております。『緑の魔女編』は、フィニアンの過去に迫るエピソードでもあります。先ほど“人体実験”というワードもありましたが、それが何だったのか、そしてどうのようにしてセバスチャンやシエルと出会ったのかということが明かされる物語となっておりますので、ぜひ楽しみにお待ちください。また今後最後までアニメ化するのに何年かかるかわかりませんが、還暦を迎えても、フィニアンの声を出せるよう、がんばっていきたいと思います」

 小野「『黒執事』にまたご褒美をもらったような感覚です。初めて、座長という経験をさせていただいて、17年前は右も左も分からない状態で、でも隣に真綾ちゃんがいて。そしてこの使用人のメンバーたちがほんとに優しくて。それが今に繋がっているんだなと思うと、とても感慨深いです。ただ、ここで立ち止まる気はありません。それはスタッフ一同、そうだと思います。そして「緑の魔女編」は『黒執事』の真骨頂だと思っています。キャスト、スタッフ一同丁寧に作っています。きっと皆さんにご満足できる作品になっていると思います」と熱いコメントに加え、セバスチャンの声で「それくらいの事が出来なくてどうします?“あくまで、執事ですから”」と最後を締め、温かい拍手に包まれて本イベントは幕を閉じた。

 ※記事内画像は(c) Yana Toboso/SQUARE ENIX,Project Black Butler

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