“リゼロ”の略称でも親しまれているTVアニメ『Re:ゼロから始める異世界生活』の3rd season AnimeJapan 2025最終話直前ステージが3月23日に東京ビッグサイト内AnimeJapan 2025 REDステージで開催。ナツキ・スバル役の小林裕介、エミリア役の高橋李依、ベアトリス役の新井里美、ガーフィール・ティンゼル役の岡本信彦、オットー・スーウェン役の天﨑滉平、シリウス・ロマネコンティ役の安済知佳、カペラ・エメラダ・ルグニカ役の悠木碧が登場した。
引きこもりの高校生ナツキ・スバルが突如、異世界に迷い込み、銀髪のハーフエルフ・エミリアと出会ったことから始まる物語『Re:ゼロから始める異世界生活』。2016年に1st seasonが放送。OVA2作を経て、『Re:ゼロから始める異世界生活 2nd season』が 2020 年に前半クール、2021年に後半クールが放送され人気を博した。そして、2024年10月から3rd seasonが期間を分割したクールで放送されている。
以下、公式レポート部分。
登壇者の挨拶が終わると、まずは「反撃編」で盛り上がった、それぞれの戦いについて振り返っていくことに。最初は、プリシラ&リリアナVSシリウスの戦い。高橋さんが「勝ち確の曲が流れている!」と言葉にしたように、リリアナの歌も感動的でしたが、歌の一部はアフレコブースで実際に歌唱していたそう。安済さんは当時のアフレコについて、プリシラ役の田村ゆかりさんの言葉の圧が凄まじく、収録時は必死に言葉の応酬で戦っていたことにも触れました。
続いてピックアップされたのは、スバル&エミリア&ラインハルトVSレグルス戦。小林さんと高橋さんは、2nd seasonを経てのエミリアの重みのある言葉や、多くは語らずとも信頼するふたりの関係について、感慨深げにトークを展開。さらに小林さんは、ジュース/ペテルギウス・ロマネコンティを演じる松岡禎丞さんからアニメ放送日の夜に「(エミリアを)大切にしないと許しませんよ」と連絡がきたという裏話を披露しました。
3つ目に振り返ったのは、ガーフィール&ヴィルヘルムVSクルガン&テレシア。岡本さんは、ガーフィールとクルガンの熱いバトルのように、熱量全開でトークを展開。また、ラストバトルのシーンは、スタッフがより魅力的なシーンにするために作画をやり直したため、アフレコもリテイクすることになったと明かしました。制作陣の熱量を感じて納得のリテイクだったと言葉にする岡本さんは、絵に合わせてアフレコできるのが楽しかったと、率直な感想を述べていました。
その後のヴィルヘルムとテレシアについては、悲しい戦いだったことを登壇者一同が振り返ります。なお、天﨑さんは、テレシア役の髙橋ミナミさんから当時のアフレコについて聞いたそう。最後の家族の幸せを祈るセリフについて髙橋さんは台本を読み、悲しい結末を予感したが故に感情が芝居に出てしまい、演技を修正することに。その瞬間のテレシアの純粋な祈りであるように軌道修正したとのこと。髙橋さんの心情に、同じ役者である出演者も納得の様子でした。
続いて振り返ったのは、アル&アナスタシア&フェリスVSカペラの戦い。悠木さんは、蹂躙して終わるのがただただ楽しかったと、カペラならではの感想を吐露。また、カペラが色々な姿になることから、ひとつの役を誰かと一緒にお芝居することはなかなかない機会だったとも言葉にします。エミリアに変身したカペラを実際に演じた高橋さんは、アフレコ現場でカペラのリズムに合わせて芝居をするのが楽しかったと、振り返りました。
続くユリウス&リカードVSロイの戦いについては、不気味な展開でシリアスなシーンが続いたと回顧。
一方で天﨑さんは、ユリウスの下まつげのふさふさ感が気になったそう。これに関しては、今回のシリーズでフューチャーされるユリウスを印象付けたいという意図でスタッフさんがキャラクターデザインしたと、小林さんが言葉にしていました。
そしてラストは、今週26日(水)に迎える最終66話「プリステラ攻防戦リザルト」について。ベアトリスの復活を喜ぶ一同のなかで、新井さんは今作のサブタイトルの使い方が絶妙と作品の魅力について語りながら、「最高の登場をさせていただきました」とコメント。場面カットを見ていくなかで、「ライをスバルに会わせる訳にはいかない」と強く言葉にしていた天﨑さん。その姿はまさに、オットーそのもののよう。
イベントも終盤に差し掛かってきたところで、『Re:ゼロから始める異世界生活』最新情報の告知パートへ。まずは、2025年5月24日(土)に開催されるスペシャルイベント「~プリステラの宴~」のイベントビジュアルが初公開。さらに、イベント一般抽選の申込が3月26日(水)にスタートすること、夜の部にも天﨑さんが追加出演することが発表されました。
続いて、MF文庫J『Re:ゼロから始める異世界生活』40巻が3月24日(月)に発売されること、4月25日(金)には「短編集12巻」が発売すること、月刊コミックアライブにて連載中のコミカライズ「第四章 聖域と強欲の魔女」11巻が4月23日(水)に発売すること、webコミック「アライブ+」にて連載中の「第五章 水の都と英雄の詩」の2巻が3月28日(金)に発売することも告知されました。
お知らせが終わったところで、イベントも終了の時間となり小林さんからの挨拶へ。一話、一話に色々なパワーが詰め込まれて、圧巻のオンエアになったのではとコメント。さらに、「暴食との決着はどうなるのか、最終話を見終わったあとにみなさんがどんな感情を抱くのか。最終話、本当に最後までお見逃しないように」とメッセージを残しました。
小林さんの挨拶でイベントは終了……と思いきや、『リゼロ』のAnimeJapan恒例行事として、小林さん&オットー、そして今回は誕生日が近い悠木さんをステージでお祝いすることに! 代表して花束が贈呈された小林さんは笑顔で「ありがとうございます」と感謝を言葉にしていました。最後は、「ヴィクトリー!!!」の掛け声で会場に駆け付けた方々と一緒に写真撮影し、イベントの幕は閉じました。
公式HP:http://re-zero-anime.jp/tv/
公式X:@Rezero_official
公式TikTok:https://www.tiktok.com/@rezero_anime_official
※記事内画像は(c)長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活3製作委員会