声優・島﨑信長が3月29日に東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズでアニメ『TO BE HERO X』ジャパンプレミアに声優・宮野真守、花澤香菜、内山昂輝、中村悠一、松岡禎丞、水瀬いのり、佐倉綾音、山寺宏一、花江夏樹とともに登場した。
中国を拠点に持つbilibiliと株式会社アニプレックスが共同制作したオリジナルアニメーション作品。異彩を放つヒーローたちが喝采を浴びる現代風の世界が舞台。信頼はデータとして集計され、その数値によってヒーローのランキングが変動するという設定や、2年に一度、トップランクのヒーローたちが集うヒーロートーナメントなども行われる。島﨑は、長年にわたって市民から支持され続ける“E-SOUL”レジェンドヒーローの魂電(コンデン)役を演じる。
上映後に豪華10人の声優陣が華やかに登壇。魂電には超高速の奥義・電光斬(デンコウザン)という技があるそうだが、島﨑は、イベント冒頭で景気づけのためにも「先日、AnimeJapan 2025でも言ったんですけど、電光斬をみんなで言ってもらって」と全員で声をあわせて叫びたいと提案。その提案をしてからすぐに叫ぶのではなく、「みんなでこの必殺技を叫ぶことがあるんです。子どもたちにも人気のキャラクターなので……」と、背景を丁寧に説明しようとして、勢いがどんどん落ち着いてきてしまい、その雰囲気を見て取った宮野が急に「せーの!」と音頭をとって、全員で「電光斬!!」と、叫んで盛り上がっていた。
『自分にとってのヒーローは?』という質問に答えるコーナーも開催。島﨑はフリップに松岡と内山の名前を入れており、この真意が問われることに。「ヒーローって難しいと思うんです。スターだったら、山寺さんは地元のスターですし、宮野さんは地元関係なくスターなんです。それでヒーローって考えたときに、奮い立たせてくれるのが、この2人なんです」という。
松岡と内山は気持ちとしては“同輩”なのだそうで、「(芸能活動の)先輩だから、後輩だからとかじゃなくて、同輩で自分に100%言い訳がきかない状態で、すごい表現をしていたり、いい仕事をしていて自分も頑張らなきゃと思うんです。それにこの2人の仲間って名乗りたいなら、頑張らなきゃという気持ちになるのがこの2人かなって思いました」と、意識しているのだそうだ。
ちなみに、内山からすると島﨑は「いい人」なのだそうで、「嬉しい」とにっこり。松岡からすると「好きですよ」というと、島﨑は「俺からしたらヒーローだよ」と返す。これに松岡は「言うなよ」と照れるような声色の小声で返し、島﨑と松岡の間に座っていた水瀬が「席替わりましょうか?」と、思わず立ちかけて場内は沸き返っていた。
取材・撮影:水華舞 (C)エッジライン/ニュースラウンジ