増田貴久『ホリデイ・イン』稽古で「路頭に迷う」とおたおた!坂本昌行のV6時代思い出も

増田貴久『ホリデイ・イン』稽古で「路頭に迷う」とおたおた!坂本昌行のV6時代思い出も1

(撮影:水華舞 (C)エッジライン/ニュースラウンジ)

 俳優・坂本昌行が4月1日に東京・渋谷の東急シアターオーブでミュージカル『ホリデイ・イン』(演出・振付:ビル・ディーマー)取材会をアイドルグループ『NEWS』増田貴久、柚希礼音、夢咲ねね、保坂知寿とともに登場した。

 1942年公開の映画『Holiday Inn』をもとに2014年にコネティカットで舞台化されたミュージカル作品。華やかなショー・ビジネスを引退し、コネティカット州の農場で暮らす主人公のジム・ハーディ(坂本)が、リンダ(柚希)という才能あふれる活発な学校教師と出会い人生が一変していくという物語。増田はジムの親友・テッド役を演じる。

 事務所の先輩である坂本と共演すると聞いた時のことへ「『ホリデイ・イン』という作品だと聞く前に、『坂本くん主演のミュージカルでませんか?』っていうオファーをもらって、その時点で“やる!”で、受けさせて頂きました。だから、内容を知らないまま、今ここに立ってます」と坂本の名前を聞いてどんな作品か聞く前に二つ返事で出演を決めたそう。なお、増田は“やる!”の部分でガッツポーズまで入れ込んでおり、相当にテンションがあがった様子を窺わせる。

 続けて、「坂本くんのミュージカルそれと『TOP HAT』も観させて頂きましたし、ほかの作品もたくさん観させて頂いてます。坂本くんの『V6』時代に、坂本くんの後ろで踊らせてもらった機会も多いですし、たくさんのミュージカルに出演されてる坂本くんのステージに、立たせてもらえるってことがなんか不思議な気持ちだったんです」と、心境を。

 しかし、けいこ場の話になると「坂本くんたちに教えて貰って来たことをこう僕ら後輩がこれくらい進んでるんだよ、こう表現になるからとか……僕もこう……毎日けいこ出来るようにと思って頑張って来ましたけどけいこ場では坂本くんは本当にずっと隅っこで練習されてますし、ステージもずっとこうハードワークされてますし、何度か僕の方が先に帰るタイミングも多かったんですけど、あの坂本くんにバレないように、帰ったりとかするぐらい、全然追いつけない先輩というか……。努力もそうですし、裏でもこうけいこ場でどう向き合ってるのがすごく今回も勉強させてもらいました」と、どこか歯切れが悪いコメントが。

 そのことについて、増田は「僕がけいこはじめの方に、参加できなかったんです」と多忙を極めており、けいこに多く参加できなかったことへ後ろめたさからだった様子。「僕が、ちょっと期間が開いてけいこに参加させてもらうと、もうみんなが完璧で。アンサンブルのみなさんも完璧ですし、僕だけ何も知らない状態になってしまって。なんか路頭に迷うみたいな……。そんな感じで、僕はちゃんとみなさんをしっかり見て作りました」と、“路頭に迷う”の部分でその場でおたおたする仕草を交え、自身の状況を語っていた。

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おたおたジェスチャーをする増田

 ほかにも、演出のビル・ディーマー氏が来日して日本で腕時計を買ったと話していたところ増田はその腕時計に反応したのか、しばらく身を乗り出してビル氏の腕時計を確かめようとする、興味が尽きないリアクションを見せることもあった。

 そして増田から「ただただ楽しい作品なので、来てくださったお客さまが幸せになって帰ってもらえれば」と、メッセージを寄せた。

 ミュージカル『ホリデイ・イン』東京公演は4月1日から4月16日まで東急シアターオーブにて、大阪公演は4月22日から5月1日まで大阪・SkyシアターMBSにて上演予定!

 ■あらすじ
 ジム・ハーディ、テッド・ハノーバーとライラ・ディクソンの3人組は、ニューヨークのショーで活躍するステージ・パフォーマー。ジムはショービジネスの世界にすっかり幻滅してしまっていたことから、引退してコネチカットの田舎で農場を経営することを決意する。ジムの恋人であるライラは彼から結婚を申し込まれるが、ショービジネスの世界でもっと活躍することへの夢を諦めきれず、ジムと別れてテッドと共にショーを続けることにする。
 ライラを失ったジムは、農場経営もうまく行かず、歌もダンスもない退屈な生活にすっかり落胆していたのだが、あるとき、農場の管理人のルイーズと祝日限定でショーを上演するホテル「ホリデイ・イン」として営業することを思いつく。コネチカットで出会った才能豊かな学校教師のリンダ・メーソンや仲間と共に華麗なショーを繰り広げ、ホリデイ・インは大成功。ジムとリンダの2人は、いつしか互いに惹かれ合うようになっていく。

 一方、一緒にショービジネスを続けることになったテッドとライラの2人は恋人同士になりハリウッド映画進出のチャンスを掴むが、ライラにはあっという間に別の恋人ができてテッドの元を去ってしまう。ライラを失い傷心のテッドは、ハリウッド進出のためのダンス・パートナーを探しにホリデイ・インにやってくる。テッドはリンダに目をつけるが、ジムはライラの時と同様に、自分の恋人が再びテッドに取られてしまうかもしれないという不安から、リンダの存在をテッドに隠し通そうとするが……。
 ジム、リンダ、テッド、ライラ、この4人の愛と夢が交錯する物語の行方はいかに!?

 取材・撮影:水華舞 (C)エッジライン/ニュースラウンジ

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