平田広明、東山奈央、上田瞳ら「片田舎のおっさん、剣聖になる」AJ2025ステージ開催

平田広明、東山奈央、上田瞳ら「片田舎のおっさん、剣聖になる」AJ2025ステージ開催3

 アニメ『片田舎のおっさん、剣聖になる』AnimeJapan 2025スペシャルステージが3月23日に東京ビッグサイト内のAnimeJapan 2025BLUE STAGEで開催され、ベリル・ガーデナント役の平田広明、アリューシア・シトラス役の東山奈央、スレナ・リサンデラ役の上田瞳、クルニ・クルーシエル役の広瀬ゆうき、フィッセル・ハーベラー役の矢野妃菜喜が登場し、司会は大橋隆昌が務めた。

 以下、公式レポート部分。

 BLUE STAGEに詰めかけたたくさんの観客、配信で観ていた方に向けて、まずは登場したキャスト陣が挨拶。ステージに実物サイズのゼノ・グレイブル製ロングソードが置かれていたのも目を引く。平田は「ベリル・ガーデナント役の」ではなく「“おっさん役の” 平田広明です」と、冒頭からしっかりと“おっさん”をアピールしていた。

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 そして、PV第3弾を上映。西川貴教が歌うオープニング主題歌「HEROES」にのせて、ベリルをはじめとするキャラクターたちの個性やアニメでの動きがしっかりと描かれた映像はラストにちょっとコミカルなシーンもあり、笑いも起こっていた。
 https://www.youtube.com/watch?v=1ukoLVyCfW8&t=2s

 タイトルにある通り、片田舎で剣術道場の師範を生業としている中年男性の剣士、いわゆる“おっさん”が、平田の演じるベリル。出世した弟子たちが先生を田舎から引きずり出そうとするのだが、当の本人は「剣の腕は常人より多少マシ」と思っている程度であり、平田も「謙虚……といっていいのか、鈍感力があるかもしれない」と話す。客観的に自分の実力、腕前をわかっていないタイプなのだとか。

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 そんなベリルを演じる際に受けたディレクションを思い出そうとしていると、隣の東山が「平田さんが演じればそのままベリルになる」と一言。ベリルさながらに謙遜する平田だったが、どうやら最初のイメージや演技プランは少し違っていたようだ。

 コミックス第2巻の発売記念PVの収録以来、平田の抱いていたベリルの年齢感。それを思い出し、作っていったキャラに対して「老けすぎているので、もうちょっと若くなりませんかね?」と言われたことを、平田は今でも覚えているという。平田がイメージしていたのは山路和弘さんのような渋みと枯れ感のあるキャラだったそうで、そこでのディレクションがあったからか、アニメのアフレコが始まってからは細かなダメ出しはなかったそうだ。原作の佐賀崎しげる先生・原作イラストの鍋島テツヒロ先生にとって、もともとベリルは平田のイメージであり、それでオファーしたことを食事会の席で聞いたと東山は明かしてくれた。

 「片田舎のおっさん、剣聖になる ~ただの田舎の剣術師範だったのに、大成した弟子たちが俺を放ってくれない件~」コミックス2巻発売記念PV
 https://www.youtube.com/watch?v=ffa4elY-Dv4

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 その東山が演じるのは、レベリオ騎士団の団長・アリューシア。まだ歳は若いが確かな実力で騎士団長を務めており、「神速のアリューシア」のふたつ名を持つ。かつてベリルに師事していた彼女は、「自分の人生を変えてくれた師匠のことをもっと知ってもらいたい」との思いがモチベーションになっていて、東山は「“誰かのために”があると、人はもっともっと強くなれることを教えてくれるキャラクター」だと語る。

 普段はクールな女性ではあるが、ベリルのことになると「ちょっとだけ変態じみた瞬間がある」と東山。ただ、ほっぺたが赤くなる乙女っぽい可愛さをそのまま演じたら「Too muchです」と言われたらしく、可愛い成分はアニメの絵や映像に任せて、あくまでクールに演じるようにしたという。最初はそのバランスを掴むのが難しかったと振り返っていた。

 ……と演技について話していると、「よくお腹なってましたよね?」と平田がちゃちゃを入れる。アフレコはちょうどお腹がすく時間帯だったらしく、「すみません」と恥ずかしそうに笑う東山だった。

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 上田が演じるスレナは、最上位ランク(ブラックランク)の冒険者。胸元にブラックランクの証であるプレートをつけているのだが、上田自身も同じプレートをつけて登壇しており、それを嬉しそうに紹介してくれた。幼少期、ベリルに命を救われたスレナは、自分のような人を出さないように強くなったとのことで、ベリルに恩義を感じている人のひとりだ。

 恩義があればこそ、「先生(ベリル)への恩義まっすぐ一本」の気持ちを込めて演じたと上田は話す。ただ、特に序盤は早口のセリフ回しが多かったそうで、思いっきり噛み倒してしてしまい、平田に「やーい」といじられたのだとか。もちろん、それも平田らしい場の和ませ方であり、早口のセリフは平田自身も驚いたらしい。

 レベリオ騎士団の団員であるクルニもベリルに師事していた1人だが、ほかの子に比べて師事していた期間は短い。クルニ自身はそれを気にしておらず、人懐っこくベリルに懐いているものの、演じる広瀬はどうしても師事していた歴が長ければ長いほど絆を感じたという。あくまで演じる側の勝手な感覚と前置きした上で、「羨ましいな」と思っていたことを明かす。

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 そんな広瀬の口から飛び出したのは、アフレコでの微笑ましいエピソード。平田から「チョコを食べてね」と言われたそうで、現場に持ってきてくれたこともあったと話すが、「チョコ配るのが好きなのかな?」ととぼける平田。そんなやり取りを聞いた司会の大橋は、さりげなく「片田舎のチョコおじさん」と愛称をつけていた。

 そして、矢野が演じるフィッセルは、レベリオ騎士団と並ぶ王国魔法師団のエースと目されている魔術師。淡々とした口調で喋るため、なにを考えているのかわからないタイプかと思いきや、矢野の想像以上よりも茶目っ気があって可愛いところがあったという。

 演じる上では、彼女のキャラクター性を掴むのが大変だったようで、矢野は「私が想像していたより『もうちょっと表情を出していいよ』と言われることが多くて。塩梅が難しく、掴むまで時間がかかりました」と苦労したことを話してくれた。

 この5人以外にも個性豊かなキャラクターが登場する本作。スクリーンでほかのキャラクターが紹介され、レベリオ騎士団副団長であるヘンブリッツ・ドラウト(CV. 石川界人)が気になるのでは?と振られた平田だったが、「いや、特に気になんないです」「界人はスタジオでお行儀よく座っていた感じです」と切り返す。実際、これまでほかの作品でほとんど一緒にならなかったようで、現場での行儀の良さが印象に残っていたようだ。

 その流れで、ヘンブリッツのセリフにもある「ベリル殿」は言いたくないですよね……と東山。口にしてみるとわかるように「ベリル殿」は声優泣かせの名前+敬称の組み合わせなのだが、石川はほとんど噛まなくてすごかったという。また、ルーシー・ダイアモンド役の斎藤千和は現場でずっとおしゃべりをしていて、彼女がスタジオにくるとスタジオの雰囲気が一変することなどを楽しそうに話してくれた。

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 さらに、イベントらしく「ベリル殿の格好いいところ」を聞かれた女性陣。歳を重ねたからこその包容力を感じた矢野は、PVでも見せていた「優しい笑顔」を挙げる。ほかの3人が挙げたのは「すごいぞ!って感じを出さずにすごいところ」(広瀬)、「喋り方の色気」(上田)、「おじさまならではの悲哀」(東山)。東山は「『自分はおじさんだから……』が口癖みたいなところは、リアルなんですよね」と話し、だからこそ同年代の視聴者にも刺さるのではないかとアピールしていた。

 今回のステージでは、初解禁情報としてWEBラジオ番組「片田舎のおっさん、進行役(パーソナリティー )になる」が発表に。パーソナリティを務める平田は意外にもパーソナリティ経験がなく、これまではちゃちゃを入れる役だったとのことで、「僕をメインパーソナリティにするのはすごい冒険。ハラハラドキドキ楽しんでいただけると思う。絶対に1人では無理なので、毎回可愛いゲストに来てもらって助けてもらう」と笑う。ぜひアニメと合わせてWEBラジオもチェックしてもらいたい。

 そして、フォトセッション時には置いてあったロングソードを手にした平田が「剣が重くてよろけるそぶり」をして楽しませる場面もあり、最後にひとりずつ挨拶をしてステージは終了となった。

 矢野「短い時間ではありましたが、この作品の魅力が伝わったかなと思っております。ぜひアニメの放送をお楽しみに!」

 広瀬「ベリル先生は、先生!って慕いたくなる、彼のようになりたいと思うような素敵な人で。“片田舎から出てきたおっさん”と言われていますが、とっても大切な先生です。ぜひ本編を最後まで楽しんでいただけたらと思います」

 上田「いよいよアニメが始まるんだなという気持ちになりました。皆さんにもワクワクしてもらえるステージになったんじゃないかなと思います。スレナを一生懸命演じましたので、アニメも楽しんでいただきたいです」

 東山「こんなにたくさんの方に見守られながら、素敵なスタートを切ることができたんじゃないかなと思います。ドラマはもちろんですがバトルシーンもとっても素敵で、パッショーネさんとハヤブサフィルムさんの渾身のアニメーションが形作られています。熱い時間を感じていただければと思いますので、ぜひぜひ最後までご覧いただきたいです」

 平田「新しいアニメが始まるときに、こんなに事前に盛り上げて貰う事なんてなかったので、制作側も凄く力が入っているなと感じました。収録は夏ぐらいから秋ぐらいまでやっていたのかな。可愛い女子ばっかりで、なんて最高の現場だったんだろうと。余計なおっさんも何人かいたんですけど、だいたいは可愛い弟子たちと一緒に収録できました。とっても明るい現場で雰囲気もよく、みんな楽しんで声を入れることができたので、それが皆さんにも伝わればと思っております。僕も1話と2話を見せてもらい、完成するとこんな風になるんだ、これはひょっとするとヒットするかもしれないと思いました。ぜひ応援をよろしくお願いします」

 ※記事内写真は(c)佐賀崎しげる・鍋島テツヒロ/SQUARE ENIX・「片田舎のおっさん、剣聖になる」製作委員会

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