『「チェリまほ The Musical」~30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい~』(脚本・演出:川尻恵太)が4月11日に東京・後楽園のKanadevia Hall(旧:TOKYO DOME CITY HALL)で開幕。これにあわせてゲネプロ写真やキャスト・スタッフからのコメントが公開となった。
“チェリまほ”との通称でも親しまれる漫画家・豊田悠氏がスクウェア・エニックス『ガンガン pixiv』で連載中の累計発行部数300万部突破の大人気コミックをミュージカル化。主人公の冴えないサラリーマン・安達 清を松田 凌が、安達に思いを寄せる同僚・黒沢優一を荒牧慶彦が演じる。
以下、キャスト・スタッフコメント。
●安達 清 役 松田 凌
安達 清役を演じます、松田 凌です。
ついに開幕となりますが、いま季節が春ということで、色々な始まりにふさわしい作品になったんじゃないかなと自負しております。
稽古段階から演者、スタッフ、いろいろな方々と力を合わせてこの作品に注力してきました。この作品も桜と同じように花咲いて笑ってくれたら嬉しいなって思います。
今作はミュージカルなので、歌や踊りでこの世界観と我々の関係を紡いで描いていきます。オープニング曲からこの作品の世界観が広がるんじゃないかなと期待していますし、どういった歌を歌うのか、そして原作にあるあの場面この場面はこういう風に表現するんだっていうことを楽しみにしていてください。
あと僕は、荒牧君が演じる黒沢の空気感がとても素敵だなと思っていて、端的に言うと“完璧な中にある綻び” がキュンキュンするポイントなのでそこも楽しみにしていて欲しいなと思います。
たくさんの皆様にお届けしたいので、ぜひ劇場に足を運んでいただきたいです。そして願わくは、心が踊っちゃったら、気持ちを、声を、手でもいいし、出しちゃってください!
劇場でお待ちしています!
●黒沢優一 役 荒牧慶彦
黒沢優一役の荒牧慶彦です。
僕自身、この作品をキャストのみんなと共に楽しんで行っていて、その楽しさが見てくれている皆様にも存分に伝わって、なおかつキュンキュンできるような作品になっていると思います。
安達と黒沢や柘植と湊の関係性はもちろん見どころの1つではあるんですけど、その周りで彩ってくれている朝比奈先輩、六角、藤崎さんや黒沢茉莉、そして天使たちとこの舞台を作るためには欠かせないメンバーたちがいるからこそ我々の芝居が引き立ちますし、たくさんいろんな愛を持っていろんなところを観ていただけると、よりこの舞台が楽しめるんじゃないかなと思います。
劇場で観劇いただくという部分ではアップで見てもらえないことがとても残念ですが、黒沢が迫った時に松田 凌演じる安達 清の切ない顔とか戸惑ってる顔とかを僕が間近で独り占めして、楽しんでいますしキュンとしています。
撮っていただいた動画がSNSでどんどん出ていく中で、皆様の中の楽しみのハードルが多分すごく上がっているかなと思うのですが、我々はそれをはるかに超えられる作品を用意できたなと思っていますので、ぜひとも楽しんでいただければ幸いです。
●柘植将人 役 菊池修司
柘植将人役の菊池修司です。
毎日稽古がすごく楽しくて、このカンパニーだからできたチェリミュだなと思っていますし、自分的に色々と挑戦をした作品だったので、そのあたりをお客さんにも一緒に楽しんでいただけたら嬉しいなと思っております。
人を好きになる瞬間って、出会った時の印象とかふとした時に笑う笑顔だったりだとか、そういう細かい瞬間だなと演じていて思うのですが、湊はそういったギャップがあって、柘植が困惑する理由について演じていて気持ちが分かるなと思いますし、湊のちっちゃな仕草や笑顔だったりでお客さんもキュンとしてくれるんじゃないかなと思っています。
あとは熱い気持ちがどの作品よりもふんだんに込められている、ミュージカルの良さが詰まった作品だと思っていて、楽しい曲もあればちょっぴり心がぎゅっとなる曲もあったり、本編を観ていてもジェットコースターのようにいろんな感情になることができるので、この世界観を1人でも多くの方に楽しんでもらえたらすごく嬉しいなと思っております。
ご来場お待ちしております!
●綿矢 湊 役 中山咲月
綿矢 湊を演じます、中山咲月です。
自分が出てないシーンを観ていてもいち観客としてすごく楽しいですし、自分が出ているシーンで踊ったり演技したりしている時もすごく楽しいので、きっと劇場に観に来てくださる方のその1日が、チェリミュを観ることでとても良い1日になるんじゃないかなと思っております。
柘植はルックスを見るとすごくかっこいいキャラクターなのに、少し変わっていたりお茶目なところもあったりしてそのギャップがすごくキュンとくるものがありますし、そんなギャップが柘植と湊だけじゃなくて、他のキャラクターにもいろんな場面で出てくるのでぜひ注目して観ていただけたらなと思います。
SNSを見てくださっている方は既に知っていらっしゃるかなと思うのですが、「デモね。」という主題歌があって、本編を観る前にこの曲を聴いたり踊っているキャストの動画を見て、本編を観た後に改めてもう一度この曲を聴いたら何か感じるものが変わってくるのかなと思います。この曲や振り付けで、来てくださるお客さまみんなと盛り上がって一緒に楽しめたらなと嬉しいです!
ぜひ楽しみにしていてください!
●脚本・演出:川尻恵太
この作品は、原作にリスペクトを持って挑もうということで始まりました。
原作にリスペクトを持って挑んだ結果、安達と黒沢も新しい安達と黒沢になって、舞台スペシャルな”ここでしか観られない安達と黒沢”になったんじゃないかなと思います。
原作を元にみんなで話し合って作り上げていったので、原作を読まれた方、ドラマを見られた方、アニメを見られた方、皆様に新鮮な気持ちで観ていただけるのかなと思っています。
作る側なのでここでキュンとしてほしいポイントは勿論たくさんありますが、僕の役割的にも多分一番このお芝居を観ている中で、なにげない普通の会話が1番キュンキュンするんじゃないかなって思えてきました。普通に会話してるけど、お互いどう思っているんだろう?とか、観ている側も盛り上がれる作品なので、何気ないところでキュンキュンしてもらいたいなと思います。観るたびにキュンポイントが増えてくと思うので、何回も観てほしいです。
安達と黒沢だけじゃなく柘植、湊、そして他のキャラクターも舞台ならではのスペシャルになっているので、ぜひ観に来ていただければと思いますし、公式Xにもチラチラと映り込んでいるので知っている方もいらっしゃると思いますが、天使が大活躍しますので、どういう場面で出てくるのか、どんな役割なのか、注目して観てください。
そして、もちろんキュンキュンする場面もあればコメディでもありますので、笑っていただけるシーンもたくさんあります。ぜひそういうところにも注目して観ていただけたら嬉しいです。
※記事内写真は(c)豊田悠/SQUARE ENIX・「チェリまほ The Musical」製作委員会