『舞台「鬼滅の刃」其ノ伍 襲撃 刀鍛冶の里』(脚本・演出:元吉庸泰)が4月11日に東京・天王洲 銀河劇場で開幕。これにあわせて、舞台写真および、脚本・演出の元吉庸泰氏とキャストからのコメントが公開となった。
『鬼滅の刃』舞台シリーズ5作目。上弦の鬼に襲撃された刀鍛冶の里を守るべく、炭治郎は禰豆子たちと共に激闘を繰り広げる。さらに、舞台『鬼滅の刃』シリーズ初参加の黒死牟役の加藤和樹、童磨役の浦井健治らが映像出演する、“上弦集結”のシーンも見どころの1つ。
竈門炭治郎役は阪本奨悟に代わり橋本祥平が出演し、憎珀天役は糸川耀士郎が出演となる。
以下、キャスト・スタッフコメント。
●脚本・演出 元吉庸泰
繋いで、繋いで、繋いで。ようやく幕が開きます。最高の原作に素晴らしい座組が集まりました。
『刀鍛冶の里』は“人”というものがどうやって生きていくのだろうという物語に溢れています。
襲撃してくる上弦。迎え討つ炭治郎。激化し多様化する戦い。
物語が花開きクライマックスに向かっていく瞬間に、お客様含め全員で立ち向かいたいと思います。
全員で紡いだ舞台、楽しんで下されば幸いです。
●竈門炭治郎役 橋本祥平
本来この場のコメントをする予定でした阪本奨悟さんに代わり、僭越ながらコメントを書かせていただきます。
今回の稽古場にて元吉さん筆頭に“繋ぐ”という言葉を掲げて今日まで進んできました。
言葉にするのは簡単かも知れませんが、それを強く思い体現するこの座組の覚悟は本物です。
今回、阪本奨悟さんは本当に悔しい思いをしたと思われます。けれど、稽古動画を見てくれたり、現場に来て通しを見てくれたり、辛いはずなのに全力で応援してくれるその姿に勇気と底知れぬ力を貰いました。
こんなにも温かく、一人はみんなの為にみんなは一人の為に行動できる座組はそうありません。
次に繋ぐ為に、奨悟の居場所を守る為に、みんなのこれまでの努力を守る為に、自分にできる精一杯を作品に込めます。
最初は怖く感じた初日、ですが今では心強い仲間と最高に仕上がった演劇があります。
僕から言えることは一つ、楽しみにしていてくださいませ。
●竈門禰豆子役 髙橋かれん
この物語を皆さまに届けられること、本当に嬉しく思います。『鬼滅の刃』という作品に向き合い、禰豆子ちゃんと、お兄ちゃ
んと、心を重ねた稽古期間は、幸せで濃密なものでした。
鬼殺隊と鬼、流転を貫く者と不変を希求する者。その狭間に立つ彼女の想いを、まっすぐに届けられるよう、全身全霊で挑みます。
初演から繋がれてきた絆と愛を受け継いで、二人の兄と、座組の皆さんと、手を取り合って大切に紡いでまいります。
劇場でお待ちしております。
●鬼舞辻無惨役 佐々木喜英
いつも舞台を応援してくださる皆様に支えられて、2020年に初演を迎えた舞台「鬼滅の刃」も約5年をかけて「其ノ伍」まで辿り着く事ができました。誠にありがとうございます。
いよいよ刀鍛冶の里の物語。原作の巻数で言うと折り返し地点を過ぎたあたりでしょうか。ここまで多くの鬼殺隊・鬼達の命を懸けた物語がありました。その全ての物語と全キャストの想いを背負い、始祖の鬼として、これからの後半の物語に繋げていく所存です。鬼滅の刃を愛する全ての皆様に、この作品が届きますように。乞うご期待ください。
※記事内写真は
(c)吾峠呼世晴/集英社
(c)舞台「鬼滅の刃」製作委員会