『ふぉ~ゆ~』の福田悠太(31)が30日、東京・DDD青山クロスシアターで単独初主演となるオリジナルミュージカル『DAY ZERO』(演出:吉原光夫)フォトコールを開きその仕上がり具合などを披露した。
2007年にアメリカで公開された社会派映画の同名作を原作にした日本発オリジナルミュージカル。2020年のアメリカを舞台に、予期せぬ一枚の召集令状を受け取った30代の3人が描かれる。
フォトコールでは4シーンを公開。召集されるという状況に陥り苦悩する3人の心情を歌に乗り切々という感じで伝わってくるものに。観客との距離が近い劇場なだけに、息遣いまで感じるものとなった。
終了後には座長の福田をはじめ、上口耕平、内藤大希、梅田彩佳、谷口あかり、西川大貴で囲み会見を開催。初単独主演へ「嬉しいですね」と、感慨深げで。本作はすでに、水戸でのプレビュー公演も上演し東京へ上陸ということで、福田は、緊張がありつつも「あすの初日も落ち着いてできるんじゃないかなと思います」と、すっきりといった表情。
作品へ福田は、「『DAY ZERO』というタイトル通り3週間後に出兵しないといけないということですが、僕らは日本に生活していて実感がないんです。それをどれだけお客様に感じて頂けるようにするかは課題であり魅力です」と、状況に共感してもらえるかどうかに注力しているそう。そこでキャスト陣もそれぞれにタイムリミットがあるという状況を想像してから舞台に臨んでいるそうで、梅田は「同じ気持ちというのは難しいかもしれないですけど、『好きな人に好き』と言ってみる力になるような舞台になれば」と、意気込んだ。
そんなカンパニーへ、福田は「同年代の実力者、精鋭たちがそろっているので」と、ライバル視すると同時に、「僕らはいま家族同然で、演出の吉原さんをお父さんにして、カンパニーのみなさんからは福ちゃんと呼ばれていて」と、一致団結している状態のようで、「僕が主役とか座長とか言って頂けますけど、みんなで作っていけたらと思っています。それに、みんなで引っ張るというより作品自体が僕らを引っ張ってくれている感じがします」と、思いを語った。
福田へは『ふぉ~ゆ~』の話題も振られたが、くしくも本劇場は「辰巳雄大くんもこの劇場で単独初主演だったんです。それに追いつけという感じで」と、背中を追いかけるような気持ちなのだか。さらに、観劇にやってくるメンバーたちへ「どんな意見を言ってくるのかわかりませんけど、言わせないつもりで頑張ろうと思います」と、気合を入れ直す福田。すると梅田が元『AKB48』としてか、「緊張しますよね。頑張ってください」と、声をかける一幕もあった。
「観てみて何を思うか、何を感じるかお聞かせください」と、福田から呼びかけていたオリジナルミュージカル『DAY ZERO』東京公演は5月31日から6月24日までDDD青山クロスシアターにて、愛知公演は6月26日に刈谷市総合文化センター アイリス 大ホールにて、大阪公演は6月28日、29日にサンケイホールブリーゼにて上演!
■キャスト
弁護士:ジョージ・リフキン役:福田悠太
タクシー運転手:ジェームス・ディクソン役:上口耕平
小説家:アーロン・フェラー役:内藤大希
女子学生:パトリシア役:梅田彩佳
ジョージ・リフキンの妻 モリー役:谷口あかり
カウンセラーほか:西川大貴