俳優・高橋一生(37)が31日、都内ホテルで開かれた『第55回ギャラクシー賞』(主催・放送批評懇談会)贈賞式に個人賞を受賞したことから登壇した。
高橋は、大河ドラマ『おんな城主 直虎』(NHK)、『民衆の敵』(フジテレビ)、連続テレビ小説『わろてんか』での好演が評価されての受賞。その受賞理由に、どの作品でも、彼が演じたキャラクターが物語に色気を加えていたのも印象的、演技にとどまらず、CMでは10変化のコスプレやキレのいいヲタ芸なども披露し、多彩な魅力でテレビ界に新風を吹き込んだ実績を評価するとしている。
贈賞され予定より20分押しの登場だったということで高橋は司会の久米宏へ向けて「ずっと裏で20分押しているといことで、体が緊張していて裏で待っていました」と、軽やかに語り始める。
個人賞はテレビで最も活躍した人に贈られるということで、自覚はあるかと質問が寄せられると「自覚はないですね。1年間駆け抜けてきたので」と、とにかく忙しかったよう。
そこで久米が「急激に周りが変わってきた自覚は?」と、質問を少し変えると高橋は苦笑いしながら「ありますよ。本当に自分のなかでは、いまここで起きていることを感じられないですけど、去年の頭のドラマくらいから周囲が変わってきたなという自覚はなんとなくあります」と、率直に語った。
自己分析をして気がついたことはあるとの問いかけには、「あまり自己分析をしてしまうと立ち止まっているような感覚になってしまって、あまり自己分析をせずに、とにかくいただけるお話とか役とか作品に帰依していこうと。駆け抜けてきたんだと思います」と、目の前のことを必死になって取り組んできたとしみじみ。
小宮悦子アナからはピンクレディーが絶長期に過去のことを覚えてないということにかけて「去年のことを覚えてますか?」と、声をかける「お芝居しているときの方が、鮮明に覚えています。ほとんどのことが記憶にないのかもしれないですね」と、感慨深げ。
すると久米がピンクレディーの話を引き取りベストテンの思い出を披露して高橋を笑わせた後に、「もうちょっと太った方がいいですよ」と、細身の高橋を心配していたが、高橋は「ちょっと太ってるつもりですけど、なかなか体重が戻らなくて。なんとか増やしたいです」と、苦心していることを明かしていた。
※追記に伴いタイトルも変更しました。