『劇場版 仮面ライダービルド Be The One』会見が12日、東京・丸の内TOEIで開かれ犬飼貴丈、赤楚衛二、高田夏帆、武田航平、越智友己、滝裕可里、水上剣星、勝村政信、藤井隆、上堀内佳寿也監督が登壇した。
8月4日から戦隊ヒーローシリーズ最新作劇場版の『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー en film』と仮面ライダーシリーズ最新作の本作が2本立てで上映。仮面ライダービルド/桐生戦兎(犬飼)と仮面ライダークローズ/万丈龍我(赤楚)をはじめとするレギュラーキャストがシリーズの集大成として仮面ライダー史上最大のエキストラ3000人が参加した北九州ロケを敢行している。
キャスト陣へは記者から、仮面ライダービルドが始まってからこれまでで成長できている点はないかと質問が上がると、犬飼は「仮面ライダーといえば変身だという方も多いと思います。変身の格好があまりよろしくないとかで悩んだ時期もありましたけど、この作品で、過去一の変身ができたと思いますので成長できたと思います」と、自信の仕上がりなのだとか。赤楚も変身のことを口にし「最初は変身で数10テイクを重ねていたんですけど、いまは1回で……多くても5回で(笑)」と、ずいぶん変身が板についてきたとも。
高田は「仮面ライダービルドの現場は朝5時台に集合とかあるので朝早いのに慣れました」と話したり、武田は「途中からの参加でしたけど、キャストのみなさんが同い年とかそれくらいの感覚で引っ張ってくれるので、それは楽しい部分です」と、カンパニーの雰囲気に感謝。すると、赤楚が「僕とあっちゃん(犬飼)、剣星さんと航平さんと語り明かしたというのがあって」と、熱い役者論を繰り広げたそうだ。
ちなみに、このロケでの撮影以外のことへ犬飼は「ラーメンが好きで、どれだけの数ラーメンが食べられるかというので集中しようと思って。本当にラーメンの旅でした」と、お茶目な一面ものぞかせていた。
一方、勝村は、シリーズ史上最強の敵・仮面ライダーブラッドを、強敵・ゼブラロストスマッシュを藤井が演じるが、勝村は、本作出演がニュースになってから「『お前すごいな!』と言われることが多くて」と、反響ぶりに驚いているそうだが、「衣装合わせのときに監督とお話させて頂いて、変身ポーズのことも聞かれたんですが、『年も年なんで』と言ったんですけど、後悔してます。どうして変身ポーズを言わなかったんだって」と、頭を抱えることも。すると上堀内監督は「言って頂ければ撮り直しますよ」と、声をかけるなど“ワンチャン”残っていそうな様子も見せていた。
藤井はといえば「簡単に言いますと悪役です」と、ざっくり説明しつつその役作りへ「撮影現場で最近の芸能ゴシップを勝村さんに報告することによって悪い自分というか……」と、独特な方法をとったと話していた。
また、この日、強敵・シザーズロストスマッシュを演じた松井玲奈はビデオメッセージで登場。「大好きだったので作品に参加できることが嬉しいです。ビルドを追い詰める役ですが、観る方がドキドキハラハラする展開になると思います。そのドキドキを共有してもらえれば」と、意気込みつつ、「会見に参加できなかったんですけど、ビルドたちと会見したかったなって」と、心残りになったようだった。
犬飼から「この夏もっとも熱い映画になっていると思います。暑い夏にベストマッチな作品になっていると思います!」と、アピールしていた『劇場版 仮面ライダービルド Be The One』は『快盗戦隊ルパンレンジャー VS 警察戦隊パトレンジャーen film』と2本立てで8月4日より公開!