『EXILE』TAKAHIRO(33)、女優・黒木瞳(57)、タレント・LiLiCo(47)、俳優・別所哲也(52)が13日、都内で『「ショートフィルムの魅力」 powered by ネスレ日本』に登場した。
別所が音頭を取り今年で20回目の開催となる、アジア最大級の国際短編映画祭『ショートショート フィルムフェスティバル&アジア2018』(略称:SSFF&ASIA)でのイベント。黒木はネスレ日本が展開する『ネスレシアター』のショートフィルム『わかれうた』で監督も務めたことから、TAKAHIROは6つの短編オムニバス映画『ウタモノガタリ-CINEMA FIGHTERS project-』内の『カナリア』(監督:松永大司)の主演を務めたことからゲストとなった。
ショートフィルムの魅力へTAKAHIROは、「性格が飽きっぽいので、ショートフィルムって合ってるなって。人生経験を切り取ってある中に濃密に表現しているんですが、これからどうなっていくのかの可能性を感じるものがあるので、役者として勉強させて頂ければなと思っています」と、注目の分野とアピール。
主演作の『カナリア』では、「セリフで説明できないなかで、濃密にストーリーを描かなきゃいけないので、いろんなことを学ばせて頂きながらで。セリフは2言しかなくて、大丈夫なのか?と思いながら演じさせて頂きました(苦笑)。心の葛藤をどう表現していくかと言うので、役者としてスタートに立たされた気分というか、やりがいはとてもありましたね」と、手応えがあったというTAKAHIRO。
撮影中のディレクションとしては、「松永監督からは、「『EXILE』TAKAHIROをいかに消すかと言われました」と方向性があったといい、「東日本大震災に沿った作品なので、黒髪に戻したりとか見た目からかえないといけないのかなと思ったんです。けれど、何も変えるなと。『TAKAHIROとして立っていいけどEXILE・TAKAHIROは消してくれ』と」と、生身をさらけ出すことになったようだ。
トーク中、別所からTAKAHIROへ監督デビューはどうかといきなり声をかけ、TAKAHIROは、「『カナリア』の松永さんは元々俳優なので、いろんなことをして行く中で興味が湧いてきたんです。役者として学ぶべきことがあるので、いつかそういうこともやってみたいと思います。遠い未来にできるように頑張ります」と、希望を口に。
これに別所は、すかさず黒木にTAKAHIROへ監督をする際のアドバイスはないかと話しかけ、黒木も「スクリーン画面に出ないという部分をアドバイスをしています」などいろいろ話したが、TAKAHIROは「黒木さんが美人すぎて横顔を見ていて内容が入ってこなくて」と、“聞いていなかった”お茶目な理由を挙げ場を和ませていた。
さらに、どんな作品を撮りたいかへ「ヒューマンドラマが好きで『カナリア』も人間模様を描いていますけど、いつかそういうものを撮ってみたいなって。『ブルー・バレンタイン』という作品が好きで、リアルな日常を切り取ったものを」と、構想も。その作品に自身は俳優としても出演するのかへ「監督に専念します」と言ったもののLiLiCoが「出てください!」と猛プッシュし、TAKAHIROは「じゃあ(笑)」と、出演も検討といったようだった。
ほかにも、6月15日から発売される『CINEMA FIGHTERS/シネマファイターズ』の発売日が近いということで、「LDHの役者も出ていますけど日頃アーティスト活動をするなかで役者業を片手間にではなく演じています。負けん気の強い人間ばかりなのでぜひ観てほしいと思います」ともアピールしつつ、今後も「ショートフィルムをたくさん観て、機会があればたくさん参加して、役者として表現者として成長していければ」と、抱負を語っていた。