女優・足立梨花(25)、『BOYS AND MEN』田村侑久(27)、佐野ひなこ(23)が23日、東京・新宿ピカデリーで映画『キスできる餃子』(監督:秦建日子/配給:ブロードメディア・スタジオ)公開記念舞台あいさつを秦監督とともに開いた。
餃子の街として知られる栃木・宇都宮を舞台にした作品。バツイチ子持ちで実家の餃子店に出戻ったシングルマザー・藤田陽子(足立)が、餃子店を立て直していく姿をコミカルに描く。スランプに陥っている人気プロゴルファー・岩原(田村)とのラブロマンスも見逃せない仕上がりになっている。
この日は足立と田村が同じ色の衣装を着ての登場と司会からイジられるなかスタート。足立がいきなり「やだ~!!」と距離をとっていたが、司会が「田村さんが衣装のことをイジれって……」と、“仕込み”だったことが暴露され、田村は大焦りでその場に座り込んでお詫び。さらに、田村は客席で「キス餃子半端ないって」と、ボードを掲げていたファンに近づき、そのボードを手に舞台であいさつをはじめるという無茶苦茶な展開に!
本作の話が来た時のことへ足立は、「どんな映画かなって。餃子にキスするの?足立梨花にキスするの?かと」と、タイトルからは想像がつかなかったようだが「どういう映画なのかというのか分かってから、撮影するのが楽しみになりましたね」と、しみじみ。
一方の田村は事務所内で“波乱”が起こっていたと告白。秦監督から田村に指名があったそうなのだがマネージャーから「『事務所的にストップしてます。イケメン役と言われたんですけど、イケメンって田村じゃないんだよね。ボイメンの中にはイケメン担当の勇翔って子がいるから』と言われて」と、暗雲が漂ったという。
しかも、秦監督の顔合わせは田村とともに勇翔も同席したのだとか。これには秦監督も戸惑いを覚えたうえ、「事務所の方は田村くんじゃない方を『いまからでも替えられます!』と強く推すんです。かなり斬新な顔合わせでしたね」と、しみじみ。結果、勇翔は足立演じる陽子の元夫役での出演となり、「でも、初志貫徹で田村くんで映画が仕上がっているので、きっと成功だったと思います」と、笑い話で済むものに落ち着いたよう。
これには田村も「あと一歩ミスってたら、僕は今ここに立ってなかった」と、苦笑いしていたが、足立は「(勇翔が)出演されているんですけど、そっちの方がイケメンなんですよ」と、毒舌で田村をタジタジにさせていた。
映画『キスできる餃子』は全国公開中!