TVアニメ『ムヒョとロージーの魔法律相談事務所』第1話先行上映&トークイベントが29日、東京・スペースFS汐留で開かれ六氷透役の村瀬歩、草野次郎役の林勇、近藤信宏監督、サプライズゲストで原作の西義之氏が登壇した。
西氏が2004年から08年に少年誌『週刊少年ジャンプ』(集英社)に連載していた人気作品がアニメ化!天才魔法律家・六氷透(ムヒョ)と泣き虫助手・草野次郎(ロージー)が、人に危害を加えたり事件を起こす悪霊や死霊に対して刑を下してあの世に送る能力『魔法律』を駆使して、罪深き霊を裁いていくというダークファンタジーだ。
第1話上映後にトークイベントが開催。影ナレーションでムヒョとロージーのキャラクターでの掛け合いから始まり、集まったファンを楽しませたり、林が冒頭のあいさつから試写会を“試食会”と言いかけようとして笑いを誘い和気あいあいとスタート。
本作にはオーディションで決まったという村瀬と林。村瀬は自分自身でムヒョのイメージがしなかったため驚いたと告白しつつ、ムヒョのキャラクター性へ「天才って何を考えているのか分からない部分があるので、役作り難しそうだなと思って」と、感じたのだとか。それでも、柿原徹也や斎賀みつきらベテランの作ってきたキャラクターを見たり、近藤監督と相談するなど手探りで、魂を込めてキャラクターを作ってきたと意気込んだ。
林はといえばムヒョ、ロージー両方のオーディションを受けたが、ムヒョの笑い声をやってみて自分で苦笑した出来だったという。ロージーに選ばれてからは、村瀬と同じく柿原、斎賀らの背中を見つつ、「ロージーはこの作品では成長ということを担っていると思うんです」と、方向性を感じたそうだ。
イベント中、村瀬と林がテンポのいい会話を繰り広げていたが、司会から絆ができあがっているのかと振ると、村瀬は「とくにないですね」と、ニヤリ。さらには村瀬、近藤監督、司会とともに現場でも林がロージーっぽいとイジり倒し、当の林はひたすら苦笑いだった。
イベント中盤からは西氏も加わり熱気がさらに増すものに。西氏は本作のアニメ化が信じられなかったと言いつつも、自身の作品の出来を嬉しそうに自画自賛して、会場を沸かせる。続けて、近藤監督は“オカルト”チックなものを扱う作品なだけに、アフレコ現場で怪奇現象”が起こったといい、「録音したものを編集していたら、全然違う声が入っていたり、録音でメインの電源が入ってないのに勝手に入ってるとか」と、ひょうひょうと話して、会場の全員を驚かせることも。
ほかにも、本作OPテーマ『GIFTED』は、林がボーカルを務めている音楽ユニット『SCREEN mode』が歌っているということで思いを語ったりしつつ、最後に林から「友情だったり絆、幽霊それぞれにドラマがあって救われる姿などを観てもらえれば」と、呼びかけていた。
TVアニメ『ムヒョとロージーの魔法律相談事務所』はBS スカパー!にて8月3日午後9時30分より、アニマックスにて9月3日午後7時より放送スタート!
■スタッフ
原作:『ムヒョとロージーの魔法?相談事務所』 西義之(集英社刊)
監督:近藤信宏
脚本:鈴木やすゆき
キャラクターデザイン:河野紘一郎
総作画監督:只野和子、松下浩美
音楽:川﨑龍
音楽制作:ランティス
アニメーション制作:スタジオディーン
■キャスト
六氷透(ムヒョ):村瀬歩
草野次郎(ロージー):林勇
円宙継(エンチュー):神谷浩史
火向洋一(ヨイチ):柿原徹也
黒鳥理緒(リオ):明坂聡美
我孫子優(ビコ):河村梨恵
ペイジ・クラウス:羽多野渉
今井玲子:斎賀みつき
竹乃内菜々(ナナ):野水伊織
ケンジ:天﨑滉平
ティキ:太田哲治