俳優・犬飼貴丈、赤楚衛二、高田夏帆、武田航平、越智友己、滝裕可里、水上剣星、前川泰之、松井玲奈が4日、東京・丸の内TOEIで『劇場版 仮面ライダービルド Be The One(ビー・ザ・ワン)』『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャーen film(アン・フィルム)』(ともに東映)初日舞台あいさつに登場した。
同日から仮面ライダーと戦隊ヒーローの2大ヒーローが劇場で大暴れ!この日は『劇場版 仮面ライダービルド Be The One』のキャストが舞台あいさつに立つこととなった。
初日を迎え犬飼は「本当にこの日を待ち望んでいて、1人でも多くの方に観て頂きたい気持ちでいっぱいです!」と、万感。そのコメントに「うん」と深々とうなずいた赤楚は「本当にスタッフさんキャストさん、エキストラのみなさんの血と汗の結晶ですので、本当に楽しみにしていました」と、続けた。
上映後の舞台あいさつとあり、犬飼は「恥ずかしいですね。僕の顔をいままで大画面で観ていた方たちの前なので」と、はにかんだが、これに客席から拍手が起こり励ますものに。赤楚は「俺もちょっと怖いですよ。肌荒れとか」と、お茶目に笑った。
撮影中の思い出へ犬飼は北九州ロケでエキストラ3000人を動員したことへ“迫力”という言葉が出ず、言いあぐねて赤楚からフォローを受ける一幕も。その3000人からは詰め寄られる歩くシーンもあるそうだが犬飼は「3000人の方々から間近で敵意を向けられるというのは、なかなかない体験でした。それを体験できた喜びと恐怖を同時に感じました」とのことだった。
さらに、撮影の休憩中にはエキストラたちから「仮面ライダービルド及び仮面ライダーというのが愛されているのが本当に分かるんです。それがものすごく撮影のモチベーションになりました」と、感謝していた。
一方、レギュラーメンバーに交じり、劇場版ゲストとなった松井は、地球を滅ぼすためにやってきた“ブラッド族”である才賀涼香/シザーズロストスマッシュ役を演じた。「悪役自体初めてで、どう演じればいいんだろうと思っていたんです。ブラッド族自体、悪い奴らだけど、格好良くてどこか好きという悪役を目指そうということで、悪い中にも格好いいものがあるというものになりました」と、コンセプトや劇中で『ビルドちゃ~ん』と、悪い感じの声でセリフを言うシーンへ「台本にセリフがなくて、監督が『言っちゃえ』って(笑)。役が膨らんでいく感じがして楽しかったですね」と、いい体験になったよう。
この経験を経て松井は「悪役が楽しいなと思って。悪女もできる女になりたいなって思いました」と、今後にも生かしていきたいよう。しかも、『仮面ライダー』シリーズへ「今度はレギュラーで呼んでもらえたら。ガジェットを開発する役みたいな感じで、1話の中で5分くらい出れる役だといいなって」と、希望も挙げていた。
“Be The One”はプロデューサーの思いの1つとして、作品が夏映画のNO1になるという思いが込められているということで、キャスト陣に今年1番になりたいことについて質問が飛ぶことに。武田は2008年に『仮面ライダーキバ』で主人公の1人である紅音也/仮面ライダーイクサおよびダークキバ役を演じたことを引き合いに「僕は仮面ライダーシリーズへの出演は2回目で、この前、別のベルトを巻いて出たんです。変身した平成ライダーの中で1番多いと思うんです。ナンバー1仮面ライダー俳優をめざしたいと思います!!」と、声を高らかに宣言し拍手を受けることも。
赤楚は「出席番号くらいしか1番になったことがない」と、笑いつつ「梅干しを漬けるのがうまいので、梅干しを漬けるのがナンバー1俳優になりたい」と、意外すぎる発言に、ここばかりは不思議な雰囲気になる一幕もありつつ、犬飼はといえば「映画動員数1番になれればと思います!」と、作品愛を見せていた。
最後に犬飼から「ビルドのTVシリーズ集大成の作品です。この映画を観なければ夏は終われないと思います。この夏1番の映画だと言えます!!何回も観に来て頂けたら!」と、呼びかけつつ「ビルド最高!!!」とアピールしていた『劇場版 仮面ライダービルド Be The One(ビー・ザ・ワン)』『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャーen film(アン・フィルム)』は4日より公開中!