“三代目JSB”の略称でも親しまれる『三代目J Soul Brothers』山下健二郎が5日、東京・TBS赤坂ACTシアターで初主演舞台『八王子ゾンビーズ』(脚本・演出:鈴木おさむ)ゲネプロを開いた。
ダンサーになる夢が破れ、自分を見つめなおすために、八王子の山奥のお寺で住み込みのバイトを始めたタカシ(山下)。しかし、ある夜お寺の墓場でゾンビと住職(駿河太郎)が壮絶な戦いを繰り広げていることを目撃する。これが気になったタカシは再び墓場を訪れたが、実はそのゾンビたち、陽気なイケメンばかりで、彼らによると満月にダンスをすることで成仏できるらしく、タカシはゾンビたちからせがまれダンスを教えることになる……という音楽×ダンス×ゾンビをテーマにした完全オリジナル作品だ。
主題歌はm-flo 、劇中歌は☆Taku Takahashi が本作の為に書き下ろした楽曲。さらには共演者たちも久保田悠来、小澤雄太、藤田玲、丘山晴己、高野洸、加藤啓、早乙女友貴、『アジアン』隅田美保、酒井敏也、RIKACO、駿河と豪華共演者も多数出演と豪華布陣となっている。
まずは、ゲネプロ前に山下、久保田、藤田、駿河、演出の鈴木が会見。初日を迎えて「いよいよ来たかという感じです。みんなけいこを頑張ってきたので、早くステージに立ちたいですね」と、胸を躍らせているよう。
鈴木の演出へは「けいこは毎回やっていて楽しかったです」という山下。「みんなで作り上げた感じもあって、そのときに生まれた笑いだったり動きとかもあるんです。最後は感動する部分もあるので、年齢関係なく多くのお客さんに楽しんでもらえると思います」と、一丸となって臨んだそうで、けいこ期間中にも花火大会をけいこ場から観たり、飲みにも行ったそうだ。
共演者へは山下の座長ぶりへは久保田は「みんなと同じ目線で接してくれたのはありがたかったですね」といえば、藤田は「山下さんがオリジナルでダンスにアレンジを加えて教えてくれたり、中華をおごってくれたりして。これからも毎日お願いしたいです(笑)」と、すっかりついていく気満々。駿河は「全然TVと変わらなくて、人の痛みが分かる座長は素晴らしいですね」と、たたえる。
一方の鈴木は山下へ「売れている人に共通するのが根性がある。自分が分からないところに入るのは怖いはずなんですけど、そこに突っ込んでいく勇気と根性。あとは本人の口からは出ていないですけど『三代目JSB』の看板を背負って戦っているのがハンパないと思います。ゾンビのみなさんと戦いながらというのをすごく感じましたね」と、しみじみ。
これを受けて山下も「照れますね」と、笑いつつも、鈴木の言葉通り「ダンス経験ある方、ない方で多少レベルに差があったんでクオリティーをどんどん上げたんです。パフォーマーなので『誰でも簡単に踊れる振り付けだなとか』と、なめられたくはなかったので、みんなにしっかりダンスのレベルまで持っていけるギリギリのラインまで攻めて作りました」と、三代目JSBを背負ったようなコメントもあったが、藤田は「そのおかげで僕らは大変でした」と、ボソリとツッコミ笑いを誘うことも。
すると鈴木も「殺陣の練習だとしんどそうでしたけど、ダンスの練習は生き生きしてました」と、証言し、さらに爆笑させる。そこで山下に殺陣の出来具合を尋ねると「厳しい人がいて相当鍛えられました(苦笑)」というとほかの共演者からも共感の声が。しかし、山下は「いまはお褒めの言葉をもらえるようになりました」と、こちらも及第点をもらえるようになったようだった。
「この夏、無茶苦茶青春を感じたし、それを早く、舞台の上で発揮したいなって思っています。新しい試みとして応援上演というのもあり、タンバリンのシーンもあるので、みんなで楽しんでもらえれば」と、意気込みを交えて思いを語っていた舞台『八王子ゾンビーズ』は8月5日から19日までTBS赤坂ACTシアターにて上演!
※写真は後ほど追加予定!