俳優・本郷奏多(27)、女優・のん(25)、堀内敬子(47)が22日、都内でオリジナル連続ドラマ『ミライさん』発表会に登場した。
『LINE NEWS』がスマートフォンファーストとしてコンテンツを提供する『LINE NEWS Experiental Project』の第1弾。作品は今よりちょっとだけ未来を生きる家族の、ささやかな日常を描くホームドラマ。毎日ジャージ姿でゲームばかりしている自称革命家のニート・ミライ(のん)、その兄で研究者・トモロウ(本郷)、家族を優しく見守る母・イマコ(堀内)、ミライに「働かないと出て行け」と怒る父・フルキチ(マキタスポーツ)がドタバタを引き起こすというもの。
まずは、LINE株式会社上級執行役員メディア担当・島村武志氏はドラマへ「全体的に短編を積み重ねて作っているという形です」といい、「朝ドラみたいなものをイメージして作ってみました」と、コンセプトもアナウンスしつつスタート。
ミライを意識したという赤のコーデで登場したのん。「新しい家族ができたと思います」と話し、撮影へは、「すごく楽しかったですね。革命家なのに何もしないという変な役だったので、新鮮で楽しめました」という。
そのミライの役作りへ、のんは「いままで演じた中で1番クズだなって。この子どうやったら面白くなるんだろうと考えるのが楽しくて」と、ハチャメチャな性格をしているのだとか。これに同席した谷口マサトプロデューサーは「最初はミライさんはいい人になる予定だったんですけど、のんさんとお話したらクズにしてと言われて書き直したんです。そうしたら、今度はクズすぎとなってしまって、ちょうどいいくらいのクズになっています」と、補足で説明することも。
そんなミライなためのんは「普段からハイテンションな役なのでテンションを上げてから臨んでました」と、そういう苦労はあったようだ。
一方の本郷は、「研究者ということで、頭がいいと思いきやちょっとぬけているところがあって(笑)。妹のミライが可愛くてしょうがないという役で、ミライのクズっぷりを育ててしまっている一因ではないかなと思うんですけど、可愛い妹のために毎日研究している役でした」と、少々自分の役にツッコミを入れながら説明。
そんな本郷へ司会が「撮影現場では汗をかいておらずコントロールできると堀内さんに言ったと聞いたんですが……」と、質問すると、「そうなんでしょうね(苦笑)。汗だくになって、メイクさんとか一緒に現場にいる何十人のスタッフを待たせることになるので、止まらせたほうがいいですよね」と、ひょうひょうとコメント。しかし、堀内によると、「1回汗止まらないときありましたよね。『超えちゃった』って言って」ということもあったそうで、それを暴露され本郷も苦笑いだった。
ほかにも、この日登壇のなかったマキタへ本郷が「ごはんの後にいびきをかいて寝ていました」と、話していたが、そのマキタとのんの間ではあだ名をつけることがはやっていたのだとか。のんは「まきのんと、呼んでいたんですけど、本郷さんは“へごどん”(聞いたママ)と言っていたんです。いま大河ドラマで『西郷どん(せごどん)』放送されているので」と言い出し、なんでそういうあだ名になったのかに本郷は「ちょっとなに言ってるか分からない」と、その場で聞き返すほど戸惑っていたものの「何が楽しいか分からないけど楽しければそれでいいです」と、諦めの境地を見せていた。
最後に本郷から、「古き良き日本の感じがあったり、何も考えず気楽に観られるドラマだと思います」とアピールすれば、のんは「楽しいドラマができました」と、呼びかけていた。
オリジナル連続ドラマ『ミライさん』は9月8日午後8時より毎週土曜午後8時更新で全5話で放送!
■スタッフ
脚本:吹原幸太
プロット協力:ニシオカ・ト・ニール
音楽:梅野悠大
VFX:宮本鉄馬
企画・プロデュース:谷口マサト