『次にくるマンガ大賞 2018』受賞作発表会が23日、SHIBUYA TSUTAYA内WIRED TOKYO 1999で開かれコメンテーターとして『ダ・ヴィンチ』編集長・関口靖彦氏、TSUTAYA書店員の栗俣力也氏、司会に元NHKの中倉隆道アナ、アイドルグループ『でんぱ組.inc』の鹿目凛を迎え開催した。
niconico、Webマンガサービス『ニコニコ漫画』、情報誌『ダ・ヴィンチ』の3社共同で創設した賞。今年で4度目の開催を迎えるユーザー参加型のマンガ賞で、ユーザーから候補に上げてもらった3711作品のエントリーからコミックス部門、Web漫画部門の2部門を表彰するというもの。
まずは両部門とも4位~10位の作品が発表。Web漫画部門では関口氏、栗俣氏ともに7位の『血と灰の女王』を大きく推し、栗俣氏が「ネットと紙で読むと読み味が違うんです」と力説も。同じくコミックス部門では関口氏は第7位の『ここは今から倫理です。』へ「1話からグイグイ引き込まれる作品。学生たちの青春にいる先生のキャラの強さも含めて読んでほしいです」といい、栗俣氏は第5位の『アクタージュact-age』へ「少女が主役ですがしっかりジャンプ漫画なんです。ガラスの仮面より離れられない」と、メッセージを寄せた。
そして、1位~3位の発表。Web漫画部門第2位の『おじさまと猫』では、担当者が作品のプレゼンテーションをしている間に鹿目が猫・ふくまるの人形を愛らしく動かしまくったため、生配信を観ていたユーザーから「猫が可愛くて話が入ってこない」と、楽しいコメントが飛ぶことも。
コミックス部門では第3位に輝いた『錦田警部はどろぼうがお好き』の作者であるかんばまゆこ氏が生登場。会場にも黄色い声があがるほどのなか、仮面をして登場し「本当にこんな賞を受賞できると思っていませんでしたし、読んで頂いて、キャラクターを愛して頂いて本当にありがとうございます」と、生声でメッセージ。その声にも視聴者から「声が可愛い」というコメントも飛び、現在『名探偵コナン 犯人の犯沢さん』をかんば氏が手がけているということもあり漫画家・青山剛昌氏から「殺陣漫画(犯沢さん)を描きながら怪盗マンガ(錦田警部は、どろぼうがお好き)を描いている!?まるで、誰かさんみたいじゃないか!!!(笑)」と、メッセージが寄せられていた。
今回の発表に参加してみて鹿目は「素敵な作品があって日本っていいなと思いました」と、メッセージを寄せたり、
■Web漫画部門
第1位:『先輩がうざい後輩の話』(作者:しろまんた)
第2位:『おじさまと猫』(作者:桜井海)
第3位:『極主夫道』(作者:おおのこうすけ)
第4位:『ぶっカフェ!』(作者:小林ロク)
第5位:『お兄ちゃんはおしまい!』(作者:ねことうふ)
第6位:『トリマニア』(作者:久世岳)
第7位:『血と灰の女王』(作者:バコハジメ)
第8位:『翼くんはあかぬけたいのに』(作者:小花オト)
第9位:『ふしぎねこのきゅーちゃん』(作者:にとりささみ)
第10位:『宇崎ちゃんは遊びたい』(作者:文)
■コミックス部門
第1位:『来世は他人がいい』(作者:小西明日翔)
第2位:『Dr.STONE』(原作:稲垣理一郎/作画:Boichi)
第3位:『錦田警部はどろぼうがお好き』(作者:かんばまゆこ)
第4位:『Artiste』(作者:さもえど太郎)
第5位:『アクタージュact-age』(原作:マツキタツヤ/漫画:宇佐崎しろ
第6位:『呪術廻戦』(作者:芥見下々)
第7位:『ここは今から倫理です。』(作者:雨瀬シオリ)
第8位:『五等分の花嫁』(作者:春場ねぎ)
第9位:『シネマこんぷれっくす!』(作者:ビリー)
第10位:『熱帯魚は雪に焦がれる』(作者:萩埜まこと)