Acrobat Stage『Infini-T Force』(演出:吉田武寛)公開ゲネプロが29日、東京・練馬のIMAホールで開かれガッチャマン/鷲尾健役の井澤勇貴、テッカマン/南城二役の小坂涼太郎、ポリマー/鎧武士役の小波津亜廉、キャシャーン/東鉄也役の大崎捺希、界堂笑役の大矢真那らが、初日を直前にしてその仕上がり具合を披露した。
2017年に創立55周年を迎えたタツノコプロが、記念作品として、同年10月からTVシリーズで放送。18年2月には劇場版も上映。平和のために戦った4人のヒーローが、時空を超えて現代の渋谷に集結し、世界と1人の少女を救うために戦いを繰り広げる王道ヒーロー作品だ。
舞台版となる本作ではTV版/劇場版とは違ったストーリーで展開。舞台版オリジナルキャラクターも登場するなど、映像作品を観た方も新鮮な気持ちで楽しめる。アクションシーンも多く、目が離せないシーンが連発した。
ゲネプロを終え井澤は、「この舞台の企画がはじまったときに最初は僕と、城二(小坂)と笑(大矢)の3人で取材を受けたんです。その時話していた『熱い内容にしたい』という内容とかを、きのうふと思い出したんです。いま劇場に来てそのときの気持ちがメラメラ燃えてきています。やるからには、ガッチャマンという作品、『Infini-T Force』という作品の名前を汚さないように頑張りたいと思います」と、意気込む。
「舞台を通してみて、自分がヒーローという実感が湧きました」という小坂に、小波津も「衣装を着てこれから僕らもヒーローになるんだという気持ちですね」と、うなずく。大崎はリアルタイムでTV版を観ていたそうで、「あのとき観ていた世界がこのステージでリアルに行われているんだなっていうのを、もっと伝えられるように頑張っていこうと思いました」と、実演するう舞台を見て、より気合が入ったよう。
一方、大矢は「最初はとにかく不安しかなくて、初日までがすごく長いと感じていたんです。でも、けいこが進んでいくに連れて、みなさんがアドバイスをくれたりしてきょうを迎えることができました。1人だったら心細かったりして、不安が100%のまま初日を迎えたと思うんですけど、楽しいなと思ってゲネプロを迎えられたので、このままの気持ちで本番を頑張りたいと思います」と、共演者らから温かく迎え入れてもらったようだった。
見どころについては井澤がアクロバットとアピールすれば小坂は「けいこを通して役者同士仲が良くなっているんですけど、はじめましてのシーンとかもあるので、仲の良さが出すぎないように」と、逆に難しい部分も。
大矢は個人の見どころとして、「人生で初めて黒髪に染めたんです。地毛が茶色っぽかったので。エクステもつけ、笑のロングヘアを作ってます。真っ黒の黒髪ロングを見てほしいです」と、ルックスに注目のよう。
また、大矢といえばアイドルグループ『SKE48』を昨年11月に卒業。女性が多い場所から男性の多い現場になったが「あんまり変わらなかったというか……。女子は女子で動物園的な感じがあるんですけど、今回の現場も動物園みたいな空気感で」と、言い出し、これには4人も「後で聞きましょう」とざわついていた。
最後に井澤から「非常に熱い作品です。ヒーローという憧れる存在ですけど、割と泥臭く演じています。けがしないように、このキャスト一同最後まで頑張りますのでよろしくお願いします」と、アピールしていた。
Acrobat Stage『Infini-T Force』は29日から9月2日までIMAホールにて上演!
■舞台情報
◯キャスト
井澤勇貴、小坂涼太郎、小波津亜廉、 大崎捺希、大矢真那、/花奈澪、佐藤弘樹、中谷智昭、GOH IRIS WATANABE(ゴウ・イリス・ワタナベ)、飯野雅、谷口敏也/鮎川太陽
◯スーツアクター
伊与田良彦、小笠原祐太、中西奨、大塚晋也
◯ザコメカ兵・アンサンブル
田沼ジョージ、高木俊輔、渡井瑠耶、松田朋樹、川端恭介
◯アンサンブル
影山優亜、長澤綾乃、濱野彩加、武藤志織、Ricky、坂弥音
※記事内写真は(C) タツノコプロ/Infini-T Force 製作委員会