俳優・堺雅人(44)が5日、東京・品川ステラボールで映画『プーと大人になった僕』(監督:マーク・フォスター/配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン)ジャパン・プレミアに登場。初来日したユアン・マクレガー(47)と、くまのプーさんを出迎えた。
世界的人気キャラクター・くまのプーさんが初の実写映画化。幼いころに親友だったプーさんと主人公クリストファー・ロビンだったが、時が経つにつれ離れていってしまった。本作では大人になり家庭もできた壮年のロビンとプーさんがロンドンで奇跡の再会を果たし、忘れてしまっていた大切なものを思い出していく。温かい気持ちになれる作品で、堺はロビンの吹き替えを担当した。
会場は、プーさんたちが暮らす100エーカーの森をイメージしたステージが立てられた。まずはマクレガーが会場に敷かれたレッドカーペットを歩き集まった約250人のファンと交流。歓声を浴びた後、マクレガーがプーを抱いて再びステージに登場し、「プーさんと来日できたこと嬉しく思っています」とプーさんとともに手を振った。
続けて堺がグレーのスーツ姿で姿を見せ、「ユアンさんにお会いできて嬉しいです」と、固い握手をかわし、「なるべく一体化しようと思って演じていたので、お会いできて嬉しいです」というとマクレガーも、「英語圏で堺さんの作品があれば、吹き替えは僕がやりたい」と、笑い合う。
ベンチに座っているプーさんには、日本語吹き替え版のときと同じく一礼してポンポンとなでる姿を見せつつ、子供のころの夢についてのトークで堺は「幼稚園のときに白雪姫をやったときに森の子鹿約だったんです。それから役者になると思ってなくて……ままごととか好きで、自分の世界に入るんが好きだったんです。いまやっている仕事がそう遠くないので、不思議な感じがしています」と、しみじみ。
ユアンは自身が大切にしている言葉へ、「きょうが1番好き」ということを話していたが、これに堺は「いい言葉だなと思いました。お寺の和尚さんとか、お茶の先生がいうありがたい言葉のような気がします。それに、不思議な力の持ち主が、マスターが使うような感じです」と、マクレガーの出演作を引き合いにマクレガーを笑わせていた。
そして最後に堺は「まったく初対面ですけど、いい人なんだろうなって。2歳しか年が違わないんですけど、一緒に遊んだら楽しい人なんだろうなって思いました。小さい頃に会ったら一生ついていくなと」と、マクレガーの魅力にメロメロになったようで、「みなさんもユアンさんと一緒に100エーカーの森で一緒に遊んでください」と、呼びかける。そのお返しとばかり、マクレガーも「僕だけじゃなく、堺さんとも100エーカーの森で一緒に遊んでください」と、日本語吹き替え版のアピールもして、より親交を深めていた。
去り際には堺はプーさんの手を振りながら、マクレガーは投げキッスを飛ばすなど、最後までサービス満点なものとなっていた。
映画『プーと大人になった僕』は14日より全国ロードショー!
※記事内写真は(C)2018 Disney Enterprises, Inc.