舞台『イケメン革命◆アリスと恋の魔法 THE STAGE Episode 黒のキング レイ=ブラックウェル』(脚本・演出:米山和仁)の報道陣向け公開稽古が6日、都内・新宿の全労済ホールで行われ、主演の俳優・松村優(22)が「この1ヶ月間、稽古に全力を尽くしてきたので、みなさんに楽しんでいただける舞台になるように、全員で力を合わせてがんばりたい」と意気込んだ。
累計2000万ダウンロードを突破した女性向け恋愛ゲーム「イケメンシリーズ」の人気タイトル「イケメン革命」の舞台化第2弾で、殺陣、ドラマ、ダンスを織り交ぜた新感覚の恋愛エンターテインメント。19世紀のロンドンで、ふとしたことからアリスが迷いこんだ科学の代わりに魔法が発達したもうひとつの世界で、『赤の軍』と『黒の軍』が覇権を争うなか、もとの世界に戻るためには恋という魔法にかかってはいけないと忠告されるアリスだが…という物語。
この日、稽古前に行われた報道陣による囲み取材には松村をはじめ、橋本全一(30)、小南光司(23)、荒一陽(23)、白石康介(21)、青木志穏(23)、丘山晴己(33)ら主要キャストが出席。今作からの出演となる松村だが、「2作目ですが、メチャクチャ緊張している。『黒の軍』が新キャストなので、みなさんがどう観てくれるだろうかとワクワクドキドキ」と本音をポロリ。それでも自軍である『黒の軍』のメンバーについては、「自由にふさげて、やるときはやる。そんな仲のいいチーム。なにかとみんなで集まろうって言ってくれる」とチームワークも上々の様子だ。
一方の『赤の軍』については、ランスロット役の丘山が「赤も黒もチームごとに仲がいいが、とくに『赤の軍』を見ているとみんな頼れる仲間という感じがする。そんな関係性が日常茶飯事」としみじみ。それに小南も「それぞれが役づくりというわけではなく、自然にできた関係性なので、それが見どころ!」とうまくまとめていた。
また、作品は「愛されルート」と「愛するルート」のマルチエンディングで上演されるが、この日紅一点となったアリス役の青木は「両方ともオススメですが、”愛されルート”には私の好きなセリフがあるし、”愛するルート”には可愛らしい一面がある。どっちも観てほしい」と目を輝かせていた。
作品は全労済ホール/スペース・ゼロにて同日夜開幕、11日まで公演。