俳優・尾上松也(33)、女優・大原櫻子(22)が9日、東京・豊洲のIHIステージアラウンド東京で「ONWARD presents 新感線☆RS『メタルマクベス』disc2 Produced by TBS」(演出:いのうえひでのり)公開げいこを前に囲み会見を開いた。
シェイクスピアの名作『マクベス』を大胆にアレンジした作品。人類が衰退した西暦2218年と、1980年代の日本を行ったり来たりしながら、生演奏のハードロックやヘヴィメタルなどが楽しめる。キャストを替えて3回にわたって上演するもので、1回目公演となるdisc1が8月31日まで上演され、2人は15日から開幕するdisc2に出演するキャスト陣となっている。
ランダムスター、ランダムスター夫人姿で会見に臨んだ2人。本会場で本番へ向けたけいこが始まって4日経つそうだが、尾上は「この劇場はスペシャルな感じがあって、けいこ場で感じられなかったことを感じています。お客さんに楽しんで頂ける要素が満載と思っていて、あと1週間でできることをと思っています。初日には大盛り上がりで楽しんでもらえるように、けいこに励みたいと思います」と、意気込み。
大原はといえば、disc2のためにdisc1の公演終盤を観に行ったそうでランダムスター役の橋本さとし、ランダムスター夫人役の濱田めぐみから「すごいエネルギーを頂きました」と、背中を押されるような気持ちになったといい、「めぐみさんから『死ぬ気で頑張って!死ぬ気で応援するから!!』って言われて」と、ハッパもかけられたそう。
本会場といえば、客席が360度回転するという特殊さで、舞台を広く使えるというところが特徴。そうなるとキャスト陣の舞台裏での移動も大変で、尾上は「移動する時の距離とか、予想以上にハードだったりするので、裏のほうが驚きました。裏はほとんどダッシュです。『髑髏城の七人』のときはどれだけ食べても痩せていくというのがあったらしいんですよ。この劇場じゃないと体験できないハードなものがあると思います」といい、大原は「1日2万歩歩いています」と、体力勝負にもなりそうな様子。
メタルマクベスといえば、音楽もロックが楽しめる作品だが、その部分へ尾上は「そんなにシャウトするところがありませんけど、いままで歌ったことない曲調に合わせて歌うのが楽しいんです。それだけでロックが好きとか嫌いとか関係なく、観ているお客さんもアガるので、一緒に共有できたら楽しいだろうなって」と、お客さんの反応を心待ちにしているよう。大原は歌手としても知られているが、「生バンドですので、激しさというか体の中から音楽が鳴っているうような感じで、これはすごいなって」と、音楽をやっていても新鮮な体験だったそうだ。
disc1との違いへ、尾上は音楽面として「大まかなストーリーは同じですけど、違うところが多くて、マクベス夫人の歌も違っていて。出演者の中には(演歌歌手の)徳永ゆうきくんもいて、冠徹弥さんはロックですけど、徳永くんは演歌ですから。違いを楽しんでもらえると思います」とのことだった。
尾上、大原のお互いのコンビネーションについても質問が。尾上は大原へ「牽引力というか、引っ張られています。役的にもそういう感じが強いんですが、僕にとっては心地よくという感じです」と、信頼を寄せ、大原も「すごい優しい方なのんですけど、わざと優しくされているのかなと思うときがあるんです。年上の先輩の俳優さんだから、私がわがままにやらせて頂いているのかなって」と、のびのびと演技ができるようだ。
また、尾上といえば、先日、一部週刊誌で菜々緒似の新恋人との熱愛が報じられたが、そのことに声がかかると「あっ、出た!分かりません」と、否定も肯定もせず。とはいえ、その場を後にしながら笑顔を浮かべつつ「ありがとう」と、報道陣に手を振る余裕ある対応を見せていた。
「ONWARD presents 新感線☆RS『メタルマクベス』disc2 Produced by TBS」はIHIステージアラウンド東京にて9月15日から10月25日まで上演!
◯disc2キャスト
ランダムスター/マクベス魔Ⅱ夜:尾上松也
ランダムスター夫人/ローズ/村木B:大原櫻子
レスポールJr./元きよし:原嘉孝
グレコ/マクダフ浅利:浅利陽介
グレコ夫人/シマコ/林:高田聖子
パール王/ナンプラー:河野まさと
村木/老医師:木村よし子
エクスプローラー/バンクォー:岡本健一
レスポール王/元社長:木場勝己
※記事内舞台写真は(C)2018『メタルマクベス』disc2/TBS・ヴィレッヂ・劇団☆新感線、【撮影:田中亜紀】