新潟を拠点に活動するアイドルグループ『NGT48』フルメンバーの43人が15日、東京・日本武道館で4thシングル『世界の人へ』発売記念リリースイベント in 日本武道館を開催し、8000人が集結して熱気にあふれた。
10月3日に発売する『世界の人へ』の発売を記念したもの。この春にキャプテン北原里英が卒業、1期研究生全員の昇格、Team Gの新設、ドラフト研究生5人&2期研究生16人の加入で総勢43人となった『NGT48』の“第2章”の本格的なスタートを切り、初の全メンバーが出演するイベントとなる。
開演直前には、荻野由佳が影ナレして盛り上げつつ、ライブパートからスタート!1曲目は2ndシングル『世界はどこまで青空なのか?』Type-Cカップリング曲『ナニカガイル』から『やさしさに甘えられない』、『逆上がり』、『Maxとき315号』と立て続けに披露し、外の雨を吹き飛ばすような熱気を見せた。
中盤はカップリング曲をメインに『新潟SHOWROOM』選抜、小芝居も入った『にいがったフレンド!』選抜といったユニットやTeamN III、TeamN G、研究生21人での『今日は負けてもいい』の初々しさ全開パフォーマンスなども楽しめるものに。
そしてライブパートのラストにイベント表題となっている『世界の人へ』の披露へ。ミドルテンポでグループの特徴が出ている楽曲でファンを魅了した。
イベント後半は、バラエティーコーナーが展開。TeamNIIIとTeamGメンバーがジャージに着替え、お笑いコンビ『ロッチ』コカドケンタロウ&中岡創一が進行を務めるなかゲーム対決!ジェスチャークイズとなったが、的を射たものから、ハチャメチャなジェスチャーまでファンを楽しませる。
続く、障害物競走と超大盛りのへぎそばを食べることをかけ合わせたものとなり、メンバーたちも必死にへぎそばを食べていたがあまりにへぎそばが減らなかったため、観客たちに背を向けて、ぱくつく懸命さも見せていた。
終了後の囲み会見では、コカドは、バラエティー部分へ「頑張りすぎたかなって。ロケでカメラに背を向けることはありますけど、まさか日本武道館でお客さんに背を向けるのは、頑張りすぎたかなって。あんなおそばの食べ方をしたら駄目だなって」と、ピシャリとコメントをしつつ「でも、だからこそリラックスしている感じは出せたかな。お客さんも含めて1つのチームとしいてはいいなって思いましたね」と、目を細める。
キャプテンの加藤美南がイベントを通してみて「NGT48を観てもらえるのには、ありがたすぎる舞台だったなって思います。日本武道館という大きな場所で、新曲のお披露目ができるということが、いまのNGT48の勢いの象徴かなって思います。勢いを殺さずに、NGT48らしさを忘れずに、これからファンになってくださるみなさんを味方につけて、より一層1つになって活動していきたいと思います」と、総括。
日本武道館というステージに立ってみて本間日陽は「ここが夢のステージなんだということを実感しました。またこのメンバーでここに戻ってこれるように。そしてもっと素敵な景色を見たいなと思いました」といえば、荻野由佳も「武道館って大きいイメージがあったんですけど、お客さんを近くに感じたり、夢へのドアがたくさん見えて希望でいっぱいの武道館だなって思いました」と、新たな可能性を感じる場所になったようだった。