“ガルパン”の愛称で親しまれているアニメ『ガールズ&パンツァー』。その本作のTVアニメ全12話とOVA『これが本当のアンツィオ戦です!』を時系列順に編集した『ガールズ&パンツァー 第63回戦車道全国高校生大会 総集編』(配給:ショウゲート)が29日から全国110の劇場にて公開される。
アニメ『ガールズ&パンツァー』とは、戦車を使った武道『戦車道』が大和撫子のたしなみという世界で、女子高校生たちが学校の存続をかけ『戦車道』を繰り広げるハートフルタンクストーリー。2012年から13年にかけTVアニメが放送、14年にはTVアニメの途中の話を描いたOVA『これが本当のアンツィオ戦です!』が発売。そして、15年11月に公開された『ガールズ&パンツァー 劇場版』では、1年以上上映され続けるという異例の大ヒット。“聖地”の茨城・大洗町には観光に訪れる人も続出と、ファンに愛されている作品だ。
今回劇場公開される『ガールズ&パンツァー 第63回戦車道全国高校生大会 総集編』は、今年2月23日にBlu-ray&DVDですでに発売されているもの。『あんこうチーム』の西住みほ(cv.渕上舞)、武部沙織(cv.茅野愛衣)、五十鈴華(cv.尾崎真実)、秋山優花里(cv.中上育実)、冷泉麻子(cv.井口裕香)の録りおろしナレーションがついており、初めて見る人にはわかりやすい解説、ファンにはより深くキャラクターの心情が分かるものとなっている。
本作では、5.1ch音声での通常上映に加え、4DX&MX4Dでも上映。この4DX体験会が20日、都内劇場で関係者向けに開催。『ガールズ&パンツァー 劇場版』での4DX&MX4Dと同じく、キャラクターの心情や戦車の動きに合わせ座席が揺れ動いたり、戦車の上にいるような爽やかな風を感じたり、砲弾が当たると熱風が吹き付けてきたりと、臨場感は抜群。意外なシーンが光ったりと、パッケージ版を観ていても、その座席の動きなどの演出は新鮮な驚きを与えてくれる仕上がりを見せた。
※記事内画像は(C) GIRLS und PANZER Projekt