俳優・佐藤流司(23)、藤田玲(30)、脇知弘(37)、女優・木﨑ゆりあ(22)が22日、東京・シネマート新宿で映画『ダブルドライブ ~龍の絆~』(監督:元木隆史/配給:AMGエンタテインメント)初日舞台あいさつを開いた。
『ガチバン』『闇金ドッグス』シリーズを持つ元木監督によるクライム・カーアクション作品。2017年12月に公開された映画『ボーダーライン』を前日譚にしており、同作の主人公・我妻アベル(藤田)が『サガミ連合』のメンバーの五十嵐純也(佐藤)と出会ったことから始まる怒号と銃声、そして疾走感とともに鼓膜をブチ破るようなエンジン音などが楽しめる作品。先月にはアベルが主人公の前作映画『ダブルドライブ ~狼の掟~』も公開されており、本作では純也が主人公となる。
役のジャケットを着て登場した佐藤と藤田。佐藤はなぜかキリッとした表情を浮かべていたが、「ヘラヘラしてると(カメラ)映りがよくないんで。この舞台あいさつはこの顔で」と、切り出す。しかし、そのまま記念撮影に入ると、すぐに藤田から「崩れてきてない」と、ツッコむと佐藤に笑みが浮かび笑いを誘った。
佐藤は撮影へ「短期間でしたけど、こんな素敵な作品になってるなんてと思いました」と、出来に自信を見せ、藤田は佐藤へ「任せっぱなしというか、軽快なところは(佐藤演じる)純也がやってくれるので頑張っていたなって」と、信頼を寄せる。
さらに藤田は「今回このシリーズに流司に出てほしいと呼んだんです。そのときに思っていた、こういう流司が格好いいなというのは劇中にバッチリあるので、それを観た瞬間に『やったったぜ!』という気持ちになりました」と、手応えを見せていた。
イベントは佐藤と藤田がバディーのように楽しげな掛け合いをしまくっていたこともあってか、木﨑は撮影中のことへ「ずっとお2人がラブラブしていたので私は観ていただけという感じでした」と、若干あきれ気味にコメントするほど、仲が良かったのだとか。
さらに木﨑は、脇演じる夫からDVを受ける妻という新境地の役を演じたが、「いよいよそういう年になったかと。自分とは正反対なので私からしたらありえないようなことが繰り広げられているなって。私はDV受けたら倍返すタイプなので、自分とすり合わせるのが大変ですね」と、役作りに少々苦労したといい「首元が襲われるシーンは首の骨、2、3本くらいいかれたんじゃとお思っていて……」と話していたところ佐藤が横からぼそりと「首の骨は1本しかないです」とツッコミ、木﨑は「うわー、なんかむかつかくなぁ」と、拳をギュッと握りしめるというコミカルな一幕もあった。
佐藤から「非常に純也の魅力が分かる作品になっています」とアピールしていた映画『ダブルドライブ ~龍の絆~』は公開中!