“リンホラ”の愛称で親しまれている音楽グループ『Linked Horizon(リンクトホライズン)』のRevoが9月30日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで「劇場版 Linked Horizon Live Tour 『進撃の軌跡』 総員集結 凱旋公演」上映会舞台あいさつに登壇し、司会は公演にも登場したラジオDJのサッシャが務めた。
今年1月13日、14日に横浜アリーナで行われたLinked Horizonのライブ「Linked Horizon Live Tour 『進撃の軌跡』 総員集結 凱旋公演」のBlu-rayが12月26日から発売されることを記念し、28日から全国劇場にて、公演の【第三壁】までのなかのアニメ『進撃の巨人』のパフォーマンスを中心に据えた【第一壁】が上映されるというもの。
上映後、興奮覚めやらぬなか、体を客席の方向に固定し手を振りながらお茶目に現れたRevo。映像をチェックしてみた感想へ「見どころが多いなと思いました。映像に入れられる量には限界があるんですけど、なるべくすべてを見せたいなって。その結果が、カットの切り替わりの速さだったり、画面が分割されたりということになっています」と、思いがたっぷり詰まったものなのだとか。
しかも、「ただ分割するということでも良かったんですけど、監督が分割した枠が炎に包まれる特殊演出を足してきちゃったんです(笑)」と、熱意があふれる仕上がりになったそうだ。
逆に、作品に収録されなかった部分へRevoは「『心臓を捧げよ!』で、僕があるポーズをとっていたんですけど、それはツルっとなかったことになってました(苦笑)。そのシーンは練習のところもカットしちゃってるから、現場で観た人だけのお楽しみになりました」と、明かしていた。
さらに、ライブの思い出としてRevoは、「1個ずつがいろんな思いと演出意図があるんです。それが込められて、こうして完成しました」と、言いつつ「1つあらためて言っておきたいのが、演奏やパフォーマンスのキャストがいっぱいいるなと思うかもしれません。でも、その1人1人をしっかり観てほしい。無駄に多いわけじゃなくて、必要だからいるんだよ。必要のない人間は仕事の場なんだからいるわけがない。この人数がいてアニメの映像があって、スタッフが大勢いて、みんなで心臓を捧げた結果がこれです!」と、熱く伝え、サッシャも「全力というか命がけのパフォーマンスでしたね。僕も最後は感動しました。そういう姿が収められています」と、大きくうなずいた。
ちなみに本作は10月4日までの上映は、Revo史上初の試みとなる360度の空間に音が生まれる『ドルビーアトモス』での上映。Revoは「これはここでしか聴けないのでしっかり劇場で楽しんでもらいたいです。(パッケージ版では)お家で聴くときのバランスというか、もう少し意図したものが伝わるようにともう1回調整し直しますので。実は全部変えてます」と、劇場ならではの聴きどころをアピールしていた。
最後にRevoから「この作品は始まったばかりです。情報量が多いので、何度も何度も楽しんでほしいと思います。また、絶対どこかで会いましょう!」と、呼びかけ“心臓を捧げよ!”ポーズをしてイベントに終わりを告げた。
「劇場版 Linked Horizon Live Tour 『進撃の軌跡』 総員集結 凱旋公演」は公開中!なお、10月4日まではドルビーアトモス上映で同5日からは通常上映となる。
※記事内カメラマンクレジット:江隈麗志