俳優・窪田正孝(30)、広瀬アリス(23)、声優・山寺宏一(57)が3日、東京タワー内で劇場アニメーション『モンスターストライク THE MOVIE ソラノカナタ』(監督:錦織博/配給:ワーナー・ブラザース映画)公開直前イベントを開いた。
“モンスト”の愛称で親しまれる世界累計利用者が4500万人を超えるアプリゲーム『モンスターストライク』。その同作をベースに完全オリジナルの物語が紡がれる。地面から切り離され宙に浮いている“旧東京”と、地上に残った“新東京”に分断されているという世界が舞台。新東京に住む高校1年生の主人公・カナタ(cv.窪田)が、空からカナタを訪ねてやってきた行動力の高い謎の少女・ソラ(cv.広瀬)と出会ったことから、モンスターたちとともに命がけの世界を救う戦いに巻き込まれていくアクションバトルアドベンチャー作品だ。
イベントの開催場所となった東京タワーは劇中の最終決戦の地となっている縁のある場所となり、窪田は「真下にいるというのは感慨深いですね。建物大好きなんで興奮しますね。橋とかタワーとか好きで鉄骨やったなという感じがしますね」と、興奮気味。
そんな窪田の東京タワーの思い出というというと、「東京に出てきてない頃に、男友達と深夜に『遊びに行こうぜ』と言ってついたのがここだったんです。赤い光に釣られて。記念撮影して帰りました」と、懐かしんでいた。
一方、山寺は広瀬が赤と白を取り入れたファッションをしているということで、「東京タワーですね!」というと、広瀬は我が意を得たりとばかり、「そうなんです!」と、満面の笑み。さらに、山寺は、ステージの後ろに『メインデッキ行き階段』とパネルがあったことから、「これから上りますか!」と、窪田に声をかけ、窪田も後ろを振り向き、上りに行こうとするお茶目さを引き出すことも。
その山寺から、窪田と広瀬の声優の演技について、「われわれ声優に慣れている人間は見習うべきだと思いました。こういうふうなパターンでいつもやっていたんじゃないかとか、2人がお芝居というものに真摯に向き合って、なりきっていて。そういう表現は勉強になるなって」と称えると、窪田は「嬉しいです。ありがとうございます」と、噛みしめるように喜びを。
ちなみに、窪田は山寺と10年前に共演があるそうで、「番組の宣伝で『おはスタ』に出演させてもらったことがあるんです。だから、きょうここに来て、いろんな話を極力聞きたいなって思って」と、大きくなって帰ってこれたことが嬉しかったいう。
そこで、窪田から山寺へ「変わらずに大切にしていることはないですか?」と、質問を寄せたが、山寺から逆に窪田の大切にしていることはと逆質問で返し、窪田はしばし考えった後に、「慣れないことですね」と、しみじみ。その後に、窪田は山寺へ「立ち位置や時代も変わって見られる位置も変わっていくと思うんですけど、モチベーションを保つ方法は?」と食い下がり、山寺は「今度飲んだときに」と、かわそうとしたが、窪田の熱意に打たれたのか「声優もものすごい数がいるんで、それ以上のものを出そうと思っているんです。毎回オーディションくらいの気持ちで、これダメだったら次はないというくらいの気持ちです」と、最後はしっかりと聞き出せていた。
イベント終盤にはトークに熱を入れるあまりネタバレしそうになり司会から止められそうになるという一幕もありつつ、窪田は「声という武器でなじりあうということがあったのが嬉しいです。幅広い世代の方に楽しんでもらえると思います」と、呼びかけていた。
劇場アニメーション『モンスターストライク THE MOVIE ソラノカナタ』は5日より全国ロードショー!