お笑いコンビ『NON STYLE』石田明(38)、俳優・矢本悠馬(28)、高崎翔太(30)、グラビアアイドルで女優・長澤茉里奈(23)が27日、東京・シネマート新宿で映画『ノーマーク爆牌党』(監督:富澤昭文/配給:AMG エンタテインメント)初日舞台あいさつを富澤監督(40)とともに開いた。
漫画家・片山まさゆき氏の麻雀漫画が原作。アマチュア麻雀界で全国二連覇を成し遂げ、プロ入りが期待されている大学生の鉄壁保(矢本)は宝燈美(長澤)、大介(高崎)と腕を磨く日々を過ごしていた。そんなある日ふらりと現れた爆岡弾十郎と名乗る男(石田)と対戦。相手の余剰牌を狙い撃ちする「爆牌」を武器とする爆岡と、徹底した守備力「爆守備」を武器とする鉄壁……己のプライドと人生を掛けぶつかり合った果てには……。
男性キャスト陣は劇中のキャラクターを模し、石田は爆岡風のボンバーヘット風のカツラ、矢本は七三分け、高崎はリーゼントと本格的。しかし、一方の長澤は宝燈美とは雰囲気の違うツインテールでオシャレな衣装だったことに石田がツッコミをいれ長澤は、「宝燈美は劇中でおしゃれしてこなかったから……ツインテールを目に焼き付けてください!」と、声を張ってごまかす姿も。
話が役作りの方向へ。石田は爆岡を演じるにあたって、「僕は大介だと思っていたんですけど、爆岡といわれて焦りました。まずあの頭はどうすんねんということでドキドキしていました」と、心情を説明し、ネットでエゴサーチして否定的な意見が多かったことに覚悟して臨んだとも。
さらに、長澤も、宝燈美役を演じることへ、「グラドルの子も麻雀が好きな人がいるから恨まれていると思うし、エゴサーチするのが怖いんです」と告白し、自身をネットで検索することに恐怖を感じる者がここにも。そんな長澤だが、矢本らから撮影中、麻雀であがりを意味する「ロン」のシーンを8回撮り直したことが暴露されるなど、場内を爆笑させた。
ちなみに、矢本、高崎は麻雀初心者ということだそうだが、矢本によると「牌を握る手付きだけはうまくあろうというので、台本読みのときも雀牌を手に持っていました」と、努力を重ねたそう。高崎に至っては「麻雀牌を買ったんですよ!」と熱心だったそうなのだが、「練習して矢本くんと2人で巣鴨の麻雀道場みたいなところに行って。そうしたら、矢本くんはでっかい柄シャツにサングラスをかけてて。それに、オラついた歩き方をしていたので『怖っ!』って(笑)」と、その歩き方を実演もして盛り上がっていた。
最後に石田からは「何より1番観てほしいのが、僕、この映画の中では相方の井上(裕介)よりも格好つけていたと思います」と、ナルシストキャラで知られる井上を持ち出すことに。そんな役作りになった経緯へ「『ノーマーク爆牌党』でいくとギャグっぽくなるなと思っていたんですが、富澤監督から『ダークヒーローの方に』と言われてこうなりました」といい「ですから、これから1ヶ月井上をイジることは禁止しようかと思っています」と、意外なコメントをして観客達を驚かせていた。
映画『ノーマーク爆牌党』はシネマート新宿・シネマート心斎橋ほか順次公開!