山田孝之、平成最大の一大事問われ「話すと平成と共にオレも終わってしまう」に”やさぐれ”佐藤健が一喝!「あー、メンドクセー!」

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 俳優・山田孝之(35)が15日、都内で主演映画『ハード・コア』(監督:山下敦弘/配給:KADOKAWA)の完成披露試写会に共演の佐藤健(29)、荒川良々(44)とともに出席。平成の奇書にして伝説的コミック待望の実写版に「佐藤健もいつもと違う雰囲気をしているし、平成最後にぴったりの作品。あたたかい作品なので、ぜひみなさんで観に来てほしい」とアナウンス調でPRし、場内を爆笑させた。

 10年前に原作コミックを読んで「男たちの結末に泣いた」という山田と、20年前から愛読していた山下監督がタッグを組んだ5年越しの作品。現代日本の都会の片隅で細々と生きる、あまりにも純粋で曲がったことが大嫌いな右近(山田)、唯一心を許せる友・牛山(荒川)、ふたりを見守るウコンの弟・左近(佐藤)の前に謎の古びたロボットが現れ、男たちの人生が一変するような一大事が起こるというストーリー。

 アウトローな右近の姿に共感しまくりという山田だが、「役作りはしていませんよ。そのまんま、素のまんま。共感もなにも一心同体だから」とニヤリ。佐藤には直接オファーしたというが、「左近役に佐藤健という案が出て、それ、最高だなと思って、呑みの席で会うタイミングがあったので、健が左近にぴったりだと思ったからプッシュしようと思ったら、あっさり『やりますよ』って言われて…」。
 一方の佐藤も「真面目な話、役者として山田孝之は大好きだし、”バクマン。”に孝之が出てくれて嬉しかったから、今回はダメな兄貴を支える弟として出ようかなと」。これに山田も「嬉しいじゃないですか!大好きですから、佐藤健!」とご満悦だった。

 本作を「新しい扉を開いてくれた作品」と位置付ける佐藤は「台本を読んだとき、無条件にものすごく欲求としてやりたいと思った。海外で肉ばかり食べてお米が食べたいなという感じ。やさぐれたかった。ホントはきょうはタバコ吸いながら登場しようかと思ったくらいですから」としみじみ。山田演じる主人公の兄貴についても「右近みたいに自分の信念を貫いている人の方がちゃんと生きてんじゃねーか」と力を込めると、山田も「現代では右近みたいな生き方はできない。だからこそみんなが右近に憧れるんだと思う。なにも関係なく突き進む右近がカッコよく見える」と役柄への想いを伝えていた。

 作品にちなんで、自身の平成最大の一大事について問われた山田が「大変なこともハプニングもいっぱいあるが、メディアやお客様のなかで話せることはない。それくらいじゃないと面白くないけど、話すと平成とともにオレも終わってしまうので」とのらりくらりと回答を伸ばすと、佐藤が「メンドクセーな」とピシャリ。それに山田も「心の言葉を話すと、何か話すことないかと考えているんだ」と苦笑い。結局、「僕は今日も元気!ずっと元気!」とごまかしたが、最後の最後になって、「そうだ、(監督の)山下さんと出逢ってしまったこと、それが事件でしたね」とうまくまとめていた。

 23日公開。

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山田孝之

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佐藤健

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荒川良々

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