『M-1グランプリ2018』決勝進出者発表会見が15日、都内で開かれ水田信二(38)と川西賢志郎(34)のお笑いコンビ『和牛』が決勝に進出したことが発表された。
『和牛』は2006年から『M-1グランプリ』に挑戦し続けており、『M-1グランプリ』が復活した15年に初めて決勝に進出。15年から17年まで3年連続で決勝に歩を進めている実力派だ。本命と言われ続け、16、17年には優勝まであと一歩まで迫ったが、涙を呑んだ経験も持つ。
和牛はトップで呼ばれ会場に登場。水田は「期待されている感じがあるので、超えていかないと。僕らはあと4回出れるから、4連覇目指したいと思います!」と、すでに優勝したようなコメントでボケることに。
司会の陣内智則から「本命と言われているけど」との声には川西は「実績とか関係ないですからね……そんな言わんとって」と、水田と対照的に少々弱気。
さらに水田は決勝へ「見せたいネタができました。いいネタできました」と、自信を見せ、「優勝してウイニング漫才3本やりたいので5分空けてもらえれば」と、かなり強気な発言をすれば川西も「優勝します!」と、乗っかる。そして水田は「あとほしいのはチャンピオンという称号やから」と、決意をにじませた。
記者との質疑応答では、決勝進出発表からこの会見まで時間が空き、そのときに何をしていたかという質問が寄せられたが、ここは水田が神妙な顔になり「合間は相方と2人で決勝に向けての漫才のけいこをしていました。自分らを信じていたんで、一緒に行くぞと言ったら、相方も『そらそうやろ』と言ってくれたんで」と、言い出し、これにほかの決勝に進出したコンビからも「ウソだろ!」と声が飛び、川西も「俺ギャロップの林さんとコーヒー飲んでたんやけど……」と、止めようとする一幕も。これに水田は「ウソはええから」と、逆に一蹴して笑いを誘っていた。
決勝への意気込みへ、水田は「『M-1』は日本の漫才のレベルを上げる。僕らが優勝して、この大会が世界中に広がるように。日本の漫才ってすごいいいなというのを広げて国際化になっていって、ほんとに漫才が1番面白い芸なんだよと広めるためにも僕らが優勝して、出続けて、大会をドンドン引っ張っていって、最終的には審査委員長として頑張りたいなと思います。相方も一緒です」と、1人で言い切ってしまう。これに川西は「違うけど、うん、もう会見の時間の尺的にね(苦笑)。いまのでいいです」と、会見場に漂う空気を読み認めていた。
■決勝進出コンビ9組
和牛、霜降り明星、ゆにばーす、見取り図、かまいたち、スーパーマラドーナ、ジャルジャル、トム・ブラウン、ギャロップ