お笑いコンビ『野性爆弾』のくっきー(42)が16日、都内ホテルで国際芸術コンペティション『アートオリンピア2019』開催発表会見に登場し、アンバサダーに就任。よしもとアート芸人の『レイザーラモン』のレイザーラモンHG(42)、お笑いタレント・佐久間一行(41)、キシモトマイ(38)らも参加することを明かし、司会はショーン・マクアードル川上氏(50)が務めた。
『アートオリンピア』とは、世界の才能あるアーティストを発掘し、その活動を支援することを目的に、2015年17年に続いて3回目の開催。2019年2月1日から同年3月20日(必着)までが出品申し込み期間となっている。ちなみに、17年の参加は応募国数82ヶ国、応募者数2641名、応募作品数3834作品となっており、一般部門で金賞に輝くと賞金1320万円が贈られることとなる。アンバサダーにはくっきーとともに、この日登壇はなかった『麒麟』の川島明が就任となっている。
ダブルのジャケット、シャツにネクタイという上着に、下は赤ジャージに裸足という奇抜なファッションで登場したくっきー。「人生初のアンバサダーで」と喜びつつ、今回の起用された感想へ「私芸人じゃないですか。一応アーティストですけど、何かすごいものを残したってわけでは……日本全国にくっきー旋風を巻き起こしたからでしょうな」と、自画自賛して笑わせた。
続けて、川島からのメッセージがショーン氏から読み上げられたが、かなり真面目なコメントにくっきーは「川島の方が来た方が良かったのに」と、ぼやいた。
イベントではそれぞれ登壇芸人たちの絵も展示。その中でくっきーは、切り落とされた“おさげ”の絵『おさげ1本』を公開。これが意外と審査員たちには高評価で、画家の遠藤彰子氏は「日本のシュールでとても面白いと思います」といえば、審査員でアートオリンピア実行委員 東京藝術大学副学長の保科豊巳氏は、「最初は嫌いと言おうと思ったんです。けどよく見ると、髪の毛がレリーフみたいにくっついているだけかなと思ったら、ちゃんと描いているんだね。芸人をやめて、アーティストになったら良いんじゃないですか」とまで言い出し、くっきーは、「じゃあ、僕の給料保証してくださいよ!」と、返し場内は爆笑となっていた。
ついには自分の絵に値段をつけるならという声も飛んだがくっきーは、「サイズがでかくないのし、絵絵の具代、額縁代、額縁代でちょっと気持ちを高めに80万円」と、大きく出ることも。
ここで4人の絵で優れていた人に人間国宝の藤原啓氏が作ったという超高額な花瓶をプレゼントするという展開に。これにくっきーとキシモトにプレゼントされることとなり大喜びしていたが、会見後にスタッフから実はプレゼントが全員に用意していたことが告げられ4人はガックリと肩を落とすというオチもつけていた。