ダンス&ヴォーカルグループ『GENERATIONS from EXILE TRIBE』の佐野玲於(22)が17日、東京・小田急百貨店新宿店内のSTORY STORY 新宿カフェ内で1st写真集『さのさん』(主婦と生活社)発売記念イベントを前に、報道陣向けに会見を開いた。
佐野がカルチャーをテーマに、地元の中野で撮り下ろした作品。朝から夜まで中野で過ごす佐野の姿や、15の私物公開。Dream Ayaが撮影する秋葉原の佐野、グループメンバーの関口メンディー&小森隼との取り降りろしカット、ロングインタなど、これ1冊に佐野らしさがギュギュッと詰まっており、初版8万部という大反響のものとなっている。
会見に臨んだ佐野。カメラマンから撮影の際に「本がフラッシュに反射してしまうので本を思っている以上に前倒し気味にしてください」とリクエストがあり270度くらい倒してしまうドSっぷりを見せることがありカメラマンたちから「倒しすぎです!(笑)」と、ツッコミが入って笑わせる姿も見せるなかスタート。
写真集へは、「結構自分の理想的なというか、やりたかったこととかを実現して頂いた感じで自分としては満足です」と、笑みを浮かべた。
タイトルへは、「全然思いつかなくて、編集の方がA5の紙にいろいろ書いてくれて、それでちょっと恥ずかしくなってきて、『さのさん』でいいかなって」と、決まって行った経緯や、今回の話が来たときのことへ、「本当に写真集には自分しか写っていないので恥ずかしいなという部分もありつつでした。最初はよからぬ気持ちがあって、写真集という仕事を使って、海外に行ってやろと思っていたんです。けど、結果地元になった感じで(笑)」と、明かすことも。
その中野での撮影になったことへは、「沖縄とかいろいろ企んではいたんですけど、やっぱり地元がいいんじゃないかと。可愛い店とかカルチャーとか根付いていて、写真映えするのかなっていうことで、地元にしました」。
秋葉原の撮影へは、「秋葉原へは、行ったことはありましたけど、ガッツリ行ってみたいなって思っていたんです。そこのページをAyaさんに『秋葉原行きませんか?』とお願いして。オタク風な格好をしていったんですけど、そうしたら1ミリもバレなくて。馴染めたみたいでした(笑)。自分の中では面白かったんですよ」と、興奮したそう。
その秋葉原では「メイド喫茶に行きました。けど、メチャクチャ照れましたね。軽い気持ちで行ったんですけど、完全に自分が(店の雰囲気に)負けちゃって(苦笑)。『萌え萌えビーム』とかやってくれるんですよ。『あーっ!』て、自分はまんまと転がされて終わりました。ビームにやられて、まんまと萌えました(笑)」と、刺激的な体験だったよう。それだけに、お気に入りのページの話になった際にも「秋葉原はお気に入りすぎちゃって」とのことだった。
そんな佐野に本写真集に100点満点でつけるなら何点かという質問も飛んだが、「つけづらいなぁ……でも編集のみなさん、すごい力を注いでくれたので、申し訳ないですけど」と、一気に声を潜めて「100……100点……100点だったらいいぁなと」と、茶目っけたっぷりに笑っていた。
『GENERATIONS』のメンバーにも本作を楽しんでもらったかという話題を振ると、「メンバーとか先輩にもお渡しして、盛り上げてくださって、僕らしいねと言ってくださって。みんな秋葉原に行きたいと言ってくれました」とのこと。その本を渡す際にメッセージとともに「似顔絵をそれぞれの人に描いて贈ったんですけど、『似てねぇ』と言われてしまって」と、酷評だったと苦笑いだった。
ほかにも、クリスマスのプライベートを尋ねると「予定はないです。でも、毎年みんなで集まって鍋をするのを5年くらい続けているんです。幹事を決めて家鍋をするので、今年も誰かに幹事がまわって、家鍋をすると思います」と話したり、今年を振り返って「グループで中国ツアーとかをしたりとかツアーが大きい1年だったなって。経験の1年、チャレンジの1年だったなって。個人としては出演した映画が2本公開になってグループとしても個人としても充実していたなって」と、晴れ晴れとした表情を浮かべる。
そこで、1年を漢字で現してもらうと『新』とし、「すごく新しいことというか、いままで活動してきたなかでもチャレンジするということが多くて心を入れ替えるというかなので」といい、来年へは「いまが分岐点だと思うので、いろんなことが経験できたなかで、それを確立していく、新しい1年になるなって思います」と、前を向いていた。
そして「自分を応援してくださる方にいろんな表情を見て頂きたいと思いますし、知らない方にも、自分っていう人間が見ているものとか好きなものを詰め込んだので楽しんで頂ければと思っています」と、メッセージを寄せ抽選で当たった2000人へ写真のお渡し会に向かっていった。
1st写真集『さのさん』は2000円(税別)で好評発売中!
※追記に伴いタイトルを変更しました。