ジャニーズJr.の高田翔(25)が29日、東京・明治座で朗読劇『九十歳。何がめでたい』ゲネプロ後に、女優・三田佳子(77)、石野真子(57)、俳優・井上順(71)、石井ふく子プロデューサー(92)とともに会見に臨んだ。
95歳の作家・佐藤愛子氏の大人気エッセイを朗読劇仕立てで楽しめる本作。佐藤愛子役の三田が主演し、朗読にお芝居の要素も交えて、これまでにないものへと仕上がっている。高田は漁師の中村さん役や、愛子先生の親戚の子どもの俊吾役、井上演じるアベさん役の息子で病院の職員・みき役、さらにはオープニングでは自転車でぶつかりそうなちょい役と4役を演じることとなる。
グレーのスーツ姿で現れた高田。キャスト陣を見回し「僕の中で、1番平均年齢の高い現場です(笑)。30代・40代の方がいないんで、キャストを見た時にどうしようかと思って最初、戸惑っていたんです(苦笑)」と、率直な心情を。しかし、それも杞憂だったようで「井上順さんがすごく明るくて、ムードメーカーで、本当にすごい温かいな、幸せな現場だなと」と、アットホームさに癒やされていたようだ。
そんなカンパニーだけに、高田は「でも、本当にあっという間ですね。さっきまでけいこしていて、『あした初日か……』という気持ちもあります。けど、頑張っていきたいなと思います」と、気合を入れていた。
高田といえば、17歳のときから石井プロデューサーの手がける『居酒屋もへじ』に出演しているが、石井プロデューサーがカンパニーの面々を1人1人名前で呼ぶなか、高田の名前が出てこず……。これに高田はちょっぴりしゅんとしていたが、石井プロデューサーは「一生懸命やってくださっています」と、しっかりフォローもしていた。
また、同日は女優・赤木春恵さん(享年94)の訃報が伝えられ、芸能界は悲しみに包まれたが高田は、「共演はないですけど、僕もテレビで観ている方が亡くなっていっていて、本当にさびしく、心からご冥福をお祈りしています」と、お悔やみを述べた。
高田から「喜怒哀楽があって、本当に温まる索引です。体と心を温めて頂ければ」とアピールしていた朗読劇『九十歳。何がめでたい』は11月30日、12月1日に明治座にて上演!